ショウゴの質問

ショウゴがパパに「パパは一番リョウマが好きなんでしょ？」という質問をしたらしい。　　なんだか聞いたことのある質問だ。
以前リョウマに「ママはショウゴとアツキが好きなんでしょ？」的なことを言われたことがあり、そのときのあたしはへこんだがやはりパパも同様にへこんだようだ。もちろん「ちがうよ、ショウゴも好きだよ」と答えたらしいが「ちがうよ、ちがうちがう」と否定されてしまったらしい。
わたしが弟たちに手をかければパパはリョウマを構ってあげるわけでそれが子供たちにはそうは映らないのようで困る。
翌日くらいにショウゴがわたしに「3人の子供の中で一番誰が好き？」と聞いてきた。リョウマもアツキもいたので「3人ともかわいいし、好きだよ」と答えたけど「え、ショウゴじゃないの？」といわれ困ってしまった。「そうだとしても今はいえないなあ」と濁しておいた。
子供ってそういうの気になるんだよね。

わたしもずっと「母は姉のことの方が気に入っている」っておもってた。でも、「愛されていない」と思ったことはないかも。

やっぱりひとりひとり違うから好きというか気が合うとかで態度が幾分違ってくるのかも。できるだけリョウマを甘えさせてあげよう思っているけどなかなかうまくいかない。リョウマも大きくなってきてなんだか気恥ずかしさも芽生えてきたように思われる。

いかに愛情を伝えるか、言葉だけではきっと足りない。
けっこう難しいんだな、これが。