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アルケミスト 夢を旅した少年

2021年10月17日 | 日記
マクトゥーブ
すでに書かれているってこと。

真実はいつもひとつで、世界中のどこでも、何千年前でもきっと変わらずに一緒で、なんでもいいから何かを本気でやったことがある人って、実はこのことを誰ぼんやりと知っていて、だけど毎日に追われていると、なんとなく忘れていっちゃったりする。

だから時々こういう本を読んで、そのことを思い出す必要があるね。忘れるのが長すぎると、自分の心がなんて言ってたかもわすれちゃうからね。

子供のときはみんな知ってる。大冒険ほど大それたことじゃなくても、自分がなにが好きか分かってて、今どうしたいのかわかってて、大きくなって、ひとりでなんでもできるようになったら、それを一生懸命やろうと思ってるんだけど、大きくなって、世の中に馴染んだころにはそれがなんだったかだいたい忘れてて、世の中的な他の願望の方が大きくなってるわけで。

私は忘れない。
ひとつの点に出会った時に、過去で経験してきた無数の点と繋がって、それが無限に広がってくのを知ってる。
あの経験をするために、いくつになっても探すのをやめちゃいけないって思ってる。

絵や言葉にとらわれていると、大いなる言葉のことは忘れちゃう。
エメラルド・タブレットに書かれているのは、ほんの数行の言葉だけ。

大事なことはもう書かれているってさ。