音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

映画『蜜蜂と遠雷』

2019年10月12日 | 音楽つれづれ



映画『蜜蜂と遠雷』を見てきました

原作を読んだのは
2年半ほど前

ピアノコンクールを舞台にした小説だったことは
覚えているけれど
細かいことは忘れていました

しばらくは
こんな話だったかなあ・・・?と
思いながら見ていましたが

場面が進んでいくにつれて
少しずつ
ああこんな場面あったな・・と
思い出しました



都合で
深夜の時間に一人で見に行ったのですが
来ていた人はたった5人


一番後ろの席で
ゆったりと鑑賞できました


原作では
個人的に印象に残った言葉が
いくつかありましたが(→コチラに)

映画ではそれは
あまり出てきませんでした


ただ
栄伝亜夜が子供の頃
ピアノを心から楽しんでいた時

ピアノの先生である
お母さんがささやいた言葉が

今私の耳の奥に残っています



雨の音・・


鳥の声・・


世界には音楽がいっぱい鳴っている

そして


「貴女が 世界を鳴らすのよ」



ただ
映画をみていて

何ともいえない気恥ずかしさを
終始感じてしまったのは・・・

クラシック音楽を
遠目に見ている人達からすると

私もある意味
映画の中で言っていた

「あの人たち」の側に
いる人間だからかもしれません


あと。。。

正直に言うと

原作にあったような沢山の曲を
もっと聴けるのかなと
期待してました(..)




クレモナ・コンサートの練習の動画をアップしました!

2019年10月02日 | 大人のピアノ
先日行った
第20回クレモナ・コンサートの
練習風景の動画をYouTubeに
アップしましたので
聴いていただけたらうれしいですheart


[[youtube:A8VCT5hYwd8#action=share]]

ブラームス61歳 クララは75歳の時

生涯敬愛し続けたクララに捧げた
切ない思いがこみ上げてくる
とても美しい曲です

曲の中で何度も
「クララ・・クララ・・」と
呼びかけているブラームスの声が聞こえてきます





[[youtube:QCZtRuw0iWM#action=share]]

人生の苦悩と闇をくぐり抜けた先に
教会の鐘の音が鳴り響き

大いなる喜びの光を受け入れ
穏やかな心で
波間に写る夕日の輝きの中に
包まれていくような・・・


そんな気持ちで弾きました