音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

京都市交響楽団第621回定期演奏会

2018年03月18日 | コンサート



京都市交響楽団第621回定期演奏会



~~プログラム~~

ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104

ラヴェル:道化師の朝の歌

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

ラヴェル:ボレロ


指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ


「道化師の朝の歌」以外は
どれも耳に馴染みのある曲ばかりで
素直に安心して楽しむことのできるプログラムでした

チェロのアンコール曲は
イタリアの子守歌をチェロを弾きながら
歌ってくださいました


後半の3曲が
連続して演奏されたのは
まるで3曲がまとまった一つの曲のようにも聞こえて
面白いと思いました


ボレロは
昔 学校の音楽の時間に聴いて以来
テレビやラジオなどで
これまでに何度も耳にした曲ですが
生演奏で聞いたのは
もしかしたら初めてだったかもしれません


「水戸黄門」のようなお決まりのリズムが
曲の最後まで延々と続きながら
どんどんと膨らんでゆくクレッシェンドの中で

まさに
勧善懲悪の結末がわかっている時代劇を見ているような
安心感と興奮に身を委ねて
演奏者の人達と一体になり
達成感を味わったような気分になりました


コンサートの最後に
今回で卒団される二人の演奏者に
花束が贈られました


3月は
出会いと別れ
そして旅立ちの時

そんなことを
あらためて感じるシーンでした














ピアノ四重奏コンサート

2018年03月12日 | コンサート

昨日は
予定していたボランティアが急きょ中止となり
時間ができたので
大阪市内に出かけ
関西で活躍する若手演奏者による
室内楽コンサートを聞いてきました


会場は
地下鉄「南森町」から徒歩5分の
『モーツァルト・サロン』

ここは
「共同設計」という会社のビルの1階のスペースで
シュタインウェイとベーゼンドルファーの
2台の素晴らしいピアノが備えられていました

天井は高く
壁はコンクリートの打ちっ放しで
すわり心地の良い椅子が50席ほど並んでいました




≪プログラム≫

シューマン/ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
マーラー/ピアノ四重奏曲「断章」イ短調
フォーレ/ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 op.15


ヴァイオリン/根垣りの
ヴィオラ/岡本名那子
チェロ/佐藤 禎 
ピアノ/松尾紗里 


アントキのヴィヴァルディ祭り

2018年03月04日 | コンサート



アントニオ・ヴィヴァルディを愛する演奏者が集まり
全てヴィヴァルディの曲ばかりを演奏するという
一風変わったコンサートが

毎年3月4日のアントニオ・ヴィヴァルディの誕生日に
開かれているそうです

その名もユニークな
「アントキのヴィヴァルディ祭り」
というコンサートを聞いてきました




~~program~~

1.オーボエ協奏曲イ短調RV461
2.カンタータ「今行くよ、愛しい瞳の君」RV682
3.室内協奏曲ト短調RV107
4.フルート協奏曲ト短調RV435作品10第4番
5.チェロ協奏曲イ短調RV418
6.オーボエ協奏曲ヘ長調RV455
7.カンタータ「疑いの影さして疑惑の影で」RV678
8.ヴァイオリン協奏曲ト短調RV324作品6第1番
9.ファゴット協奏曲ヘ長調RV488
10.モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」RV630

最後に
楽器を持参したお客さんも演奏に参加して
11. ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV230作品3第9番第1楽章
  ヴァイオリン協奏曲イ短調RV356作品3第6番第1楽章


いかにも「お祭り」の名にふさわしい
遊び心いっぱいの演奏会でした