時々のブログ

取り敢えずよろしくお願いします。
暫く大量懲戒事件へのコメントが中心になるかと思います。

訴訟費用の負担はどうなる?

2019-05-12 22:56:55 | 日記

裁判は何かと費用が掛かります。
裁判所に提出する書面の印紙代、郵券料、鑑定費、遠方の裁判所に出廷するなら交通費も馬鹿になりません。
(弁護士費用は含まれない)
よく判決文に「訴訟費用は原告(被告)の負担とする」と記されていますよね。

訴訟費用は原則敗訴した側の負担になるとの事ですが、原告の主張が一部認容となった場合は
裁判所が裁量で決めている様です。
(民事訴訟法61〜74条)

(弁護士法人みずほ法律事務所)
 【民事訴訟法における訴訟費用の内容・負担者を決める裁判・訴訟費用額確定手続】参照

 嶋崎先生のケースの場合、満額33万判決ならば全額原告の負担ですが、
 3万円の方は、もし判決文に請求の割合で負担、と記されていたとするなら
 10分の9は原告が負担する事になってしまいます。
 勿論出廷した被告の交通費等も含まれます。

 そもそも何故わざわざ遠方に居住する方を横浜地裁に提訴したのでしょうか。
 被告に対する嫌がらせ目的なのか、他に理由があるのか分かりませんが、
 認容額が提起した金額に遥か満たない場合はご自分に跳ね返って来る訳ですね。


【大量懲戒請求】訴訟費用をお忘れなく・ 弁護士脅迫調査委員会

今回、30万円の請求に対して、3万円の判決である旨、情報が流れています。
これは、確かに文言上 「勝訴・敗訴」 では 「原告勝訴」 かもしれません。

他方、和解で5万円払うか判決で3万円払う・・的に情報が流れているネットでもあります。
判決書に、訴訟費用の割合が示されているはずです。
「訴訟費用は・・・」と示す判決箇所。
全額被告が負担する判決だったでしょうか?

通常、請求に対し10分の1の判決ですから、訴訟費用の分担があると思いますが。
誤解無くお伝えしますが、控訴した旨も情報流れています。確定では無いご留意ください。

訴訟費用と聞くと、印紙代など裁判所へ納めた費用のイメージがあります。
もちろん、これも訴訟費用です。
しかし、それだけでは ない! ってご存知ですか?

今回は控訴されているようです。控訴や上告で決定しない限り、確定ではありません。
しかし、今回確定したと仮定すると・・・
地方の方を被告として呼び出した(出頭させた)原告、一人3万円を回収できるでしょうか?
(下記より引用)
https://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii/36918582.html

以前ここで、和解金3万円でも裁判費用を含めれば5万の和解の方がまだ安いので、
と言いましたが、どうやらそれも一概には言えない様です。
現在和解を考慮されている方、慎重にお決めになられると良いかと思います。

ところで、弁護士自治を考える会の方、今回の記事でもADRをお薦めしていますね。
実際申し立てた方はいらっしゃったのかな?
この制度は相手方の合意がないと手続きが進まない為、申し立てにより和解が成立する
可能性は低そうですが(取り敢えず申し立てれば本訴で裁判官の心証に影響するとの事)
仲裁人の先生から相場の和解金額を教えて頂く事なら出来そうです。
実際の相場の金額は一体幾ら位なのでしょうか。

本日もありがとうございました

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