『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

幸田露伴とシュタイナーって!!!

2022年10月06日 | シュタイナー
古文を読みたいけど、
いきなり平安時代のとかは読みにくいから、
明治の文語から言文一致の移行期くらいなら、
少しはわかりやすいかな、と思い。

んで、どうせ読むなら、
やる気が出るようなのを読んでみるべ、と、
幸田露伴(の「努力論」ダイジェスト)
を読んでいました。

そしたら、ビックリ!
シュタイナーの言うことと、
露伴の言うことに、
いっぱい似てる点があって!!

ああ、2人とも呼び捨てにしたくない。
でも呼称がわからない。
センセイ?軽い!
そもそも、古文とか読んでたら、
名前を呼ぶのは失礼にあたる、
と、日本文化は教えており…。

まぁいいや。露伴(…結局呼び捨て。
あ、ダイヤモンドさんじゃなくて、
ダイヤモンド、って呼ぶようなものか。
普遍の価値がある存在の呼び方)の言葉。

「人間は精神と気(心)と肉体で出来ており、
この3つは、精神が気を率いて気が肉体を率いる、
という順番で変わっていくものだ」
的なことを書いてたんです。

人は思考し、心動かし、行動する、みたいなことを。
これって、まんまシュタイナー。
頭で分かるのは簡単だけど、
気持ちが動くことじゃないと行動には現れない
みたいなさ。

あと、もういっこ。露伴曰く、
「人は動物に超越し、前代文明に超越し、
自己に超越することを欲しており、
生き物の中で唯一それを許されている」
的なことも。

これも、そのまんまシュタイナー。
人間にだけ「自我」があって、
環境に振り回されるだけじゃなくて、
自分から外に働きかけて環境を変えていけるのが人間だ
みたいなこと。

なんか、嬉しくなってしまうなぁ~。
私、幸田文のキリリとした文章が好きだったから、
露伴はそのとーちゃんとして好きなだけで、
「五重塔」くらいしか読んだことなかった。

だけど、幸田文のエッセイでは、
気風のいい江戸っ子ぶりが活写されていて、
魅力的な人だな~と思っていたのよ。

露伴は明治の前半の人だから、
シュタイナーと同じくらいの時代の人だよね?
人間の意識の進化が、
東西同時多発的に起こってるとしたら、
おもしろいな~。

って、もしかして、
これってかなり普遍的なこと?
よく知らないけど、
何なら、孔子とかアテネの哲人とかも、
似たようなことを言ってたりする?

もし、そうだとしたら、
「エゴを越えて考えることが肝だよ」ってことや、
「人間だけが周囲を変えていけるよ」ってことは、
時空を超えて、本当のホントのほんとの、
ほんと~~~~の真理、と言えるよね。

なんか、めっちゃ嬉しいわ~~。


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