古文を読みたいけど、
いきなり平安時代のとかは読みにくいから、
明治の文語から言文一致の移行期くらいなら、
少しはわかりやすいかな、と思い。
んで、どうせ読むなら、
やる気が出るようなのを読んでみるべ、と、
幸田露伴(の「努力論」ダイジェスト)
を読んでいました。
そしたら、ビックリ!
シュタイナーの言うことと、
露伴の言うことに、
いっぱい似てる点があって!!
ああ、2人とも呼び捨てにしたくない。
でも呼称がわからない。
センセイ?軽い!
そもそも、古文とか読んでたら、
名前を呼ぶのは失礼にあたる、
と、日本文化は教えており…。
まぁいいや。露伴(…結局呼び捨て。
あ、ダイヤモンドさんじゃなくて、
ダイヤモンド、って呼ぶようなものか。
普遍の価値がある存在の呼び方)の言葉。
「人間は精神と気(心)と肉体で出来ており、
この3つは、精神が気を率いて気が肉体を率いる、
という順番で変わっていくものだ」
的なことを書いてたんです。
人は思考し、心動かし、行動する、みたいなことを。
これって、まんまシュタイナー。
頭で分かるのは簡単だけど、
気持ちが動くことじゃないと行動には現れない
みたいなさ。
あと、もういっこ。露伴曰く、
「人は動物に超越し、前代文明に超越し、
自己に超越することを欲しており、
生き物の中で唯一それを許されている」
的なことも。
これも、そのまんまシュタイナー。
人間にだけ「自我」があって、
環境に振り回されるだけじゃなくて、
自分から外に働きかけて環境を変えていけるのが人間だ
みたいなこと。
なんか、嬉しくなってしまうなぁ~。
私、幸田文のキリリとした文章が好きだったから、
露伴はそのとーちゃんとして好きなだけで、
「五重塔」くらいしか読んだことなかった。
だけど、幸田文のエッセイでは、
気風のいい江戸っ子ぶりが活写されていて、
魅力的な人だな~と思っていたのよ。
露伴は明治の前半の人だから、
シュタイナーと同じくらいの時代の人だよね?
人間の意識の進化が、
東西同時多発的に起こってるとしたら、
おもしろいな~。
って、もしかして、
これってかなり普遍的なこと?
よく知らないけど、
何なら、孔子とかアテネの哲人とかも、
似たようなことを言ってたりする?
もし、そうだとしたら、
「エゴを越えて考えることが肝だよ」ってことや、
「人間だけが周囲を変えていけるよ」ってことは、
時空を超えて、本当のホントのほんとの、
ほんと~~~~の真理、と言えるよね。
なんか、めっちゃ嬉しいわ~~。
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