『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

お子さんのお買物

2011年11月02日 | 考える日々
お買物ごっこの相手を切り上げたくて、
私が、「もうお金がなくなりました~」と言うと、
「お金あげますから、大丈夫ですよー」と言ってくれるような娘が、
4歳の終わりごろ「お買物をしたい」と言い出した。

というわけで、近所の子どもと二人、100円ずつ渡して、
スーパーの駄菓子コーナーに連れて行った。
「ここに数字が書いてあるでしょ?
数字が3つ並んでるのは買えないの。
でも2つ書いてあるお菓子なら、どれでも買えるからね」って。

で、店の外に出て、どーするかな~と思って見てました。
目深に帽子をかぶって、ガラスの外から店内をジロジロ覗いてる私。
めっちゃ怪しいおばちゃん出現デス(^^;)。

当の子どもは、選んだり、戻したり、
迷子のお菓子を元の棚に戻したり、
あれこれあれこれあれこれあれこれ悩んで、
二人とも、やっとお菓子を一つ選びました。

次はレジです。
お友だちが近くのレジに並ぼうとしてたのを
「○○くん、こっちこっち」と、
ムスメが別のレジに誘導します。

「ん??」と、そのレジが見える所に移動すると、
あ! 見覚えのある顔の人です。

一緒に買物に行って、子どもがお金を払いたがると、
その人は、特に何をする訳でもないけれど
「腰の位置で両手を合わせてお辞儀をする」みたいな
不自然なマニュアルを一時離れて、
普通のていねいさで子どもに接する人でした。

この日も、その人は
二人のお菓子が混ざらないように、
ちゃんと一人ずつ商品とお金を交換してくれて、
おつりも、子どもの手を広げさせて、
バラバラッてならないように、しっかりグーで握らせてくれました。

外に出てきた二人のチビさんたちの誇らしく満足そうな顔!
はじめてのおつかい~。
オツリに10円玉がなくなるまで、
あと2回ほど同じことを繰り返したのですが、
その都度、ていねいに笑顔でレジをしてくださいました。
(ちんまい買物で何度もお手数をおかけしました)

突然ですが、
シュタイナー学校の先生たちは、
子どもに接する時、

  尊敬と共に受け止め
  愛をもって教育し、
  自由に向けて送り出す

ということを意識されるそうです。

2行目3行目はともかく、
1行目の「子どもを尊敬と共に受け止める」ということが、
あんまりピンと来なかったのですが、
この日は、じんわり子どもを尊敬しちゃったな~。

私は普段、レジに並ぶ時「どの列が早いか」しか見てないけど、
子どもはレジの人を、ちゃんと一人の人として見てるんだなーって。
お名前は存じませんが、ありがとうございました。

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