JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

Nariyuki Wagamama Iikagen

2020年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日 散策 マスク購入を兼ね 
件の窯元へ

以前 購入した ご内儀 手作りマスク
会津もめんが 肌にしっくり




扉を開けると
「おォ、今日は早いじゃない(^^)」
ご夫妻 出迎えて くださる

マスクを 選んでいると
ご主人 コーヒー豆を ゴリゴリ
立ち寄る 来訪者に 
いつもの 一杯





ふとした 話から
ご主人の 経緯を伺う 好機を得る

なにゆえ ご主人は 作陶家に なったのか…

「なりゆきだヨ」
『えっ…?作陶家は、器を焼くアーティストでは?』
「フフフ、職業は製造業。それだけのコト」

我がまま にやってきた 
それでけのこと だと…

では 山田常山先生に ご師事されたのも…
「そう、なりゆき(^^)」

ここで 工房を 営んでいるのも…
「なりゆき(^^)」

僕は しばし う~ん... 黙り込んでしまった


又 こんなことも 話して くださった

「JUNさんは、【相手】があっての仕事でしょ。
 僕は【相手】がいるようで、いないノヨ」
『!?…お客さんは…?』
「もちろん、いるヨ。個別に注文を受けることもある。
 でも基本、僕はいちいち、お客さんの顔、覚えてないンダ」
「僕の器が、オークションで売り飛ばされることだって、
 あると思ってるヨ」

…どういうことだろう…




『僕は、対人援助が仕事。なので、僕の前には
 当然ながら、人がいます』
『でも、ご主人の器を買った人が、ご主人の器を
【そのまま使う】とは限らない…。』
『あるいは、その人が亡き後、その器(の価値)
 が変わる。亡き人の縁者が、器をガラクタ同然
 と捨てたり、売るかもしれない…』
『そういう意味で、【お客さんの顔は分からずとも良い】
 ということ…でしょうか?』

ニコニコの ご主人
「まぁ、そういうことだよネ」 




「もちろん 小さな選択は いくつも してきたヨ」
「だけど、僕は〇〇!とか××!とかないンダ。」
『他の人より、評価されたい、売れたいという…?』
「そうそう(^^) 思わない」
『じゃぁ、売れないし、食えないじゃないですか』
「イヤイヤ(^^)。食うために僕は、器を焼いているヨ」


思いがけない 禅問答
竹を 割ったような スッキリした 明瞭は ない

だけど 
共感できる 忘れちゃイカン
そのことは 分かる…




つまり… 
陶芸家も お寺の住職も

餅屋 お茶屋 えびせんべい屋
農業 漁業 製造 醸造 サービス業  
世の中に あまたある 職業の ひとつ

もちろん CSW 福祉職も 

だから
気負わず ほどよく 好い加減に
自らの Mission こなしていく


なりゆき 
我が(自らの思う)まま(に)
好い加減


日々 平穏 幸いに
過ごす ヒケツ















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