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出雲国神社めぐり

島根県東部の神社探訪記!
犬もあるけば、神社にあたる!!

十二所神社

2012年03月12日 | 松江市(旧市域)

風土記:―
延喜式:―
雲陽誌:十二所権現(伊弉諾尊・伊弉冊尊・大日孁貴神・素戔嗚尊・五男三女神)
様  式:流造
御祭神:伊弉諾尊・伊弉冊尊・大日霊尊・素戔嗚尊・熊野久須日尊・瑞津姫尊・田心姫尊・市杵島姫尊
     天津姫尊・活津彦根尊・天忍穂耳尊・天穂日尊

  

県道260号線が近年整備されるにおよび、神社周辺の雰囲気が大きく変わったのではと思われる。もともとの道は河口に軒を連ねる集落の中を抜けていたが、新道は集落に入らず両脇の尾根をトンネルで抜き、また谷に築堤を築いて通り過ぎる形になった。二つのトンネルの間から山手を見ると、境内を容易に確認することが出来るのだが、いざ参拝するには其々のトンネル手前から旧道に入り、川沿いに隘路を上がらねばならない。境内は公園を兼ねて整備されており、正面の狛犬は台座を含めると高さが2メートルを越えて見ごたえがあ。。本殿は欅作りの建物に流造の屋根を持ち、両側および通殿軒下に見事な龍の意匠が施されていた。

  

由緒についてはいずれの史料も創建を不明とし、『朝酌郷土誌』は宝永年間の棟札をあげ、当時大海地区十八戸が氏子として崇祀していたとしている。決して大きな集落とはいえないものの、本殿の彫刻繊細なること、正面の狛犬の見事なることを考えれば古来より大切に祀られてきたことは明らかである。

〈境内社〉
 
本殿両側の他に数基の石祠が祀られているが、何れも祭神由緒は不詳。

〈所在地〉
島根県 松江市 大海崎町

参拝日:平成24年 1月21日


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