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胸もいいけどお尻も人気! 海外で「美尻女子」が支持される理由

2015-02-15 13:40:25 | 恋愛・結婚
胸もいいけどお尻も人気! 海外で「美尻女子」が支持される理由 日本は女性の胸へのこだわりが強い国。しかし国が違えば趣向も違うもので、例えばブラジルでは胸よりも断然、お尻がモテの基準になっているとか。先日も「ミス・ブンブン(=お尻)コンテスト」なるものが開催されていたので、写真や映像で目にされた方も多いかと思います。プリっとしたお尻にするために、シリコン等を注入する女性も珍しくないと聞きますが、日本はむしろ小尻に憧れる女性のほうが多いですし、盛ったり寄せたりと“胸”への努力に比べれば、お尻には意識が向いていない、という女性も少なくないのではないでしょうか。
 
 

尻は努力した分だけ形にあらわれやすい!?


 でも、後ろ姿の美しさは、実はお尻がかなり重要なポイントを締めています。自分であまり見えない分、どんな状態なのか気づきにくいですが、意外と他人の目にはついている場所と言えそうです。
 
 実際に日本の男性からも、「実はお尻には結構目がいく」なんて意見を何度も耳にしたことがあります。作家の浅田次郎さんもその1人で、著書でこんなことを述べています。
 ・「パーツとして見た場合、単純に尻のほうが美しいと思う。これは完全に個人の主観の問題だが、僕はそう思う」
 ・「美乳って言うと、もう答えがひとつしかないような、かなり限定されてしまうような気がする。尻の形は体操したり運動したりすれば自前で整えられそうだけど、胸は限界がある」
 ・ 「臀部(でんぶ)の美しさもあれば、そこに至るまでのライン、腰つきの美しさというものもある」
 
 あくまで浅田氏個人の意見ではありますが、確かに、お尻は手をかけた分だけ成果があらわれやすい場所。筋肉を鍛える体操をしたり、立ち振る舞いに気をつけたりするだけで、比較的、いくつになっても引き締まった形をキープすることが可能な部位です。胸は脂肪がメインなので、なかなか自力では増減がコントロールできにくいですよね。そう考えれば、お尻は胸よりもその女性の“内面”が反映されやすく、お尻のきれいな女性は、努力家で、自分の身体や暮らしにきちんと向き合っているすてきな女性……なんて大いなる推測もできちゃうかも!?
 
 

ヒップトレーニングは簡単! 「脚振り上げ」に「お尻歩き」など


 すてきなお尻になるための体操はたくさんありますが、個人的には2つのやり方をおすすめします。1つは医学博士・中村格子さんが勧めるトレーニング。片手を腰にあて、もう片手で水の入ったペットボトルを胸前あたりで持ちます。…そのまま、ペットボトルを持っていないほうの脚を横方向に90度近くまでゆっくり振り上げて戻す。なるべく水面を揺らさないように、左右10回ずつでOKです(詳しくは著書もチェック!)。
 
 もう1つは、いわゆる“お尻歩き”。床に座り、お尻の筋肉を意識しながら、片方のお尻を床から離して前に起き、次はもう片方を持ち上げて前に置く。これで少しずつ前進していきます。毎日3分程度でOK。テレビを見ながら、歯を磨きながらでも簡単にできるのでおすすめです。どちらも1カ月ほど続けていると、自分でも分かるような効果が出てくるかと思います。
 
 スタイルは持って生まれたものではありますが、自分が好きだと思えるくらいには頑張って整えられると理想ですよね。でも、それだけが女性の魅力かと言えば、また別問題。浅田氏も「女性は胸か尻か」といった議論に対して、「それはあくまで嗜好の問題であって、そこで人間を判断するということではない。そんな根拠のない美学で人を愛したりもしない。人間の本質を見るようにしなさい」と読者に忠告する形でコラムを締めくくっています。スタイルのいい女性はやはり魅力的ですし、内面の努力も表れるという意味でも、磨いて損はないですが、決してそればかりには囚われず、心も体もバランスよく、自分らしいすてきな女性像を追求していきたいものですね。
 (外山ゆひら)
 
 (参考)
 「世の中それほど不公平じゃない 浅田次郎 最初で最後の人生相談」浅田次郎著 集英社
 「女医が教える マジカル エクササイズ」中村格子著、すばる舎

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