SAKAI archidesign web OFFICE   坂井建築設計事務所

【石川県】坂井建築設計事務所 【金沢市】
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たまに散歩するOFFICE近くの北部公園

    祖父が愛用していた伊達眼鏡   





世界遺産になった建築家自邸

2007年02月23日 | 設計てきすと
世界遺産

メキシコシティー、タクバヤ地区
CASA BARRAGAN(2004年世界遺産登録)

静けさは人間の苦悩や恐れを癒してくれる真の薬である
現代における建築家の使命は静けさにあふれた住まいを創ることなのだ

                             ルイス バラガン



Luis Barragan、 ひとは彼を空間の魔術師とよぶ








デジタルハイビジョン 第2弾

番組のナレーションから入ってみました
今回の番組は世界遺産として大きな注目を集めた建築家の自邸でした

今回も素晴らしい映像に感謝します
少しだけ紹介したいと思います(画面を携帯カメラで撮影)
文言は作品表現を尊重してナレーションから引用します






  Sony Presents
  著作製作:TBS
  DH放送:MRO



■色彩と光の空間を追い求めた建築家が最後に到達した空間
CASA GILARDI


プールのあるダイニング



壁に差し込む陽光が水で屈折しています


この建物を完成させた2年後建築家のノーベル賞といわれる
プリツカー賞を受賞します



「色は建築を完全なものにする、色は空間に魔法を掛けることも出来るのだ」
 ルイス バラガン




■タクバヤ地区宅地開発 BARRAGAN邸(世界遺産)

バラガンが住まいに求めたものそれは外見の豪華さではなく
あくまでその内部にあったとナレーションされていた


暗いアプローチを抜けるとそこは光あふれる玄関ホール(ナレーション)



位置の上下で人の気分を変える効果的な装置としての階段(ナレーション)






■リビング、一つ一つの部屋をそこに最もふさわしい光と影で満たした(ナレーション)



ルーフテラス:壁と鮮やかな色彩だけを組み合わせたリズムのある空間(ナレーション)






「作品を通して私が現代の生活に取り入れたかったものは・・・

田舎ですごした懐かしい日々、その不思議な魅力だった」
(バラガン)



壁の鮮烈な色彩は全て思い出から湧き上がってきた物でした
それらはメキシコの最も美しいイメージを色に置き換えたもの(ナレーション)






■ガルベス邸











■バラガン邸



ダイニングは大と小を備え孤高の建築家は小のダイニングで生涯食事をとったそうです



soledad:






86歳で他界するまで住まうことの原点を探しつづけたルイスバラガン

一年中木々が青々としたメキシコ、バラガンが一つだけ使わなかった色
それが『緑』でした
自然の生きた緑を取り入れそれに最も調和する色を建物に配したのです(ナレーション)






  Sony Presents
  著作製作:TBS
  DH放送:MRO

デジタルハイビジョンの息を呑むような精細な画像での世界遺産
空間や素材の質感が実感できる素晴らしい番組です


一度は訪れてみたい、ルイス バラガン邸






コミック全巻

2007年02月07日 | とりとめのないLOG

おにいちゃん(長男)から、なにやらほしかったコミック全巻を思わぬプレゼント
『超~ウレシイ~♪』だそうです




あ~、お前がいると周りになにやらいっぱい散らかるのを何とかできないのか
もう片づけを学習してもいい頃なんだが・・・ね

まあ、とりあえず誕生日オメオメ!(笑






世界遺産白川郷探訪と蕎麦

2007年02月03日 | ぶらり と
世界遺産探訪・・・の蕎麦ツアー


(2月3日記事内容を加筆します)



Rei-FACTORYのオーナーのRei氏(Rei-factory設計監理依頼主)が企画した世界遺産探訪と蕎麦ツアーに誘われて参加してきました(2月1日)

PM5:30にバス会社の車庫に集合し総勢30名のツアーです
金沢から北陸自動車道→小矢部ジャンクションから白川郷インターまで約1時間30分の高速道路バスツアーはあっと言う間に到着したという感じです
雪がなく普通に走れば1時間ほどで到着する?

途中のパーキングで休憩です、ここはまだ積雪が少ないです
ちなみに金沢は道にうっすらと雪が積もった程度でした




昨日まで白川郷でさえ屋根には雪がなかったそうですが
私たちのツアー当日に新雪が積もってくれました、夜景ライトアップツアーに雪がないと・・・

白川郷は30cm程の新雪でこれ以上に無い絶好の雪景色です
ライトアップは土日は盛大にされるようですが今日は3軒の合掌造りのライトアップでした







ちなみにライトアップされていない合掌造りの家


窓には明かりが点けられてライトアップされていない普段の風情がわかります
これはこれで絵になっていますね、合掌造りが肌に伝わってきます


世界遺産を守っている地元消防分団のポンプ小屋



さすがに世界遺産!・・・ポンプ小屋もマッチして溶け込んでいます



さてさて、気温は普段なら氷点下7~8℃だそうですが今日は氷点下1℃
チラチラ降ってる雪も山の雪という感じではなくどちらかと言うと里雪のような感じです
駐車場から歩いて15分・・・帰りも歩いて15分
点在している世界遺産の建物に感じ入りながら心は蕎麦へ(笑



Rei氏いわく日本で一番おいしい蕎麦を食べさせる店の「やまこし」
普通なら午後2時頃までには蕎麦が売り切れて店が閉まる所を
特別に夜まで開いてもらったといいます
Rei氏は月に3,4回誰かを連れて蕎麦を食べに来ていると言います
って事は殆ど日曜日に食べに来ている事になります
それも10年近く

この「やまこし」さんは、けっこう著名人有名人芸能人(SMAP)御用達の蕎麦屋だそうです
建物の外観は雪が降ってて写していませんが
なんと、合掌造りの建物を移築してきたらしいです
古材移築は新築工事より大変です
こういう感じで場所を替えて生き続ける建物は魅力的です

ワックワクワク

入り口に掛かっているのれん


靴脱ぎ玄関


厠への廊下


内部













お店のおかみさんの一押しのお神酒(おみき)とてんぷら
蕎麦が出来るまでちょっと楽しみます


え、おみき?、そうお神酒です
白川郷の神社で仕込まれた濁酒(どぶろく)です


ちょうど今頃が秋に仕込んだお酒が出来上がり蔵出し早々の新酒です


雪明かりにおぼろに照らされた庭を眺めながら

ささっ、一献
う、うっま~~~い、濁酒って甘いとばかり思っていたけど(オイ、甘酒と勘違いするなよ(笑)
辛口でアルコール度数19.8度の強いお酒です
いや~祭りと文字が入った盃に入れて頂く濁酒にしばし感激

とろろ蕎麦~~

お店のパンフレットには
「店で作付けした蕎麦を食べる直前に蕎麦打ちします、蕎麦が生きてるうちにお召し上がりください」と書かれています

いっや~福井県坂井町五本区公民館の工事監理の時に食べた丸岡の蕎麦も美味しかったが
ここの蕎麦は又違った次元の食感と腰の強さで表現に戸惑う美味さです
しいて言えば世界遺産蕎麦


来て良かった~金沢に戻ったのはPM10:30
5時間の世界遺産探訪と蕎麦の夜帰りツアー、最高でした

また世界遺産の蕎麦を食べに来るぞ~、オイ合掌造りだろ(爆





      木造の構造・計算・安全検討に関する相談も受け付けています


   坂井建築設計事務所 1級建築士事務所登録(石川県)第12379号