『構造の美しさが意匠デザインになる建物は魅力的です
内部の機能や空間が建物外部のリズム感へと昇華する建物は魅力的です』
社会に出て最初に設計の仕事に就き耳にタコが出来るほど聞かされた言葉です
設計部の先輩で沖縄の設計集団で活動された経験のある方でした
その方の下で石川県で初めてのコーポラティブハウスや
これも初めての特別避難階段など機能・デザイン・建築法規・打合せ・チャレンジ・の連続でした
おかげで20代半ばの者には中々体験できない事、建築への取り組み等を
勉強させていただきました 今から30年前です^^;
そんな建物への関わりの中で好きな建物のイメージが出来上がったのですが
近くの公園にその意味で好きな建物があります
屋外ステージ(広場)の為の半屋内観客席 のような建物です^^
構造がデザインそのもを創り出し見てて楽しい建物だと思います
横への力を支える構造がデザインになっています
富山で設計し構造計算で1階に7280mmの大空間を設けたこの建物も
構造の美しさが意匠デザインに現れる様にしています
片流れ屋根を只構造的意味無くデザインで段違いにした建物をよく見ますが
僅かばかりのロフトを取るがためのデザインは
構造・外部メンテナンス面で建て主へけっこう大きな不安を受け渡すものです
Web内見会の
OH-HOUSE でもこの考えにそった構造機能デザインを取り入れて設計しています
建物に構造機能デザインを取り入れる・・・
もちろん住宅の場合はその事は設計する上での基本であり基礎です
一番大事なことは
『そこに住む人のこれからのロケーションを創り出す事』
建築雑誌にありがちなデザインも魅力的 ですが・・・
設計者としてそこは違えないようにしたいですね
大事なのは住まう人
だと思います。