goo blog サービス終了のお知らせ 

呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

Hang up!

2005年08月05日 | 遠近旅録-外国
今は国際電話もピッポッパとボタンで済むようになったが、30年前に初めてアメリカへ出張したとき電話の会話でマイッタ経験があります。

マニュアル通り女性交換手に"Over sea call for Japan, please"てな調子で言ったところまでは良かったが、番号を伝えたら交換手が"Hang Up"と言うではありませんか。一瞬何を何処へ??とたじろいだが受話器のことかと、そのまま耳に当てたままでいたらまたもや"Hang Up"というので、"I am hanging up!"と叫んだところ、おまえは英語が分からないのかと交換手が怒り出したのです。
英語が分からない相手に英語で「英語が分からないのか」と文句を言うのもオカシな話だったが、結局日本語の分かる交換手に代わってやるから日本語でしゃべれと(これも英語で)言われ、しばらく待っていたら今度は"Mosi mosi~"とたどたどしい日本語が聞こえてきました。
こりゃ私の英語とあまり変わらぬかとも思ったが、先の交換手よりはヤサシイお姉さんだったのでしばらく日米チャンポンで話しているうち、なぜ最初の交換手が怒ったのかと言う話になり、hang upが受話器を置けという意味だったと分かり電話機が壁にかかっていた時代の名残だろうと言う察しもついたというオソマツ。
その他にも"Western Union"と言う言葉が分からずどこかの労働組合かと思って話を聞いているうち、日本のNTT(当時電電公社)のような電話会社だという事も学習しましたね~ そして国際電話もどうにかつながったが、それにしても昔は女性交換手とこういう無駄話も出来、今から思うとノドカな良き時代だったんですな~

そう言えば電話が普及し始めたころ、「そのうち世界中が何百万人もの電話交換手を必要とし、人不足に悩むであろう」てな事を言った評論家もいたとか・・・
今のケータイの普及振りを見たら気絶しちゃうかも・・・???(2005年8月記)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 虹が出ました | トップ | 悲しきリニモ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

遠近旅録-外国」カテゴリの最新記事