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呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

往年のMade in Japan:ステレオ

2012年11月04日 | PC/IT/AV機器等
ワタシが若いころタンゴ好きだったという話を聞いて、先日女房の友人がピアソラのCDを持ってきてくれたので、早速聞いては見たがヤハリ昔と同じように余り好きになれませんでした。
今の若い人は音楽の耳が肥えているせいかタンゴといえばピアソラと言う人も多いが、私がダリエンソやバッソに傾倒していたほぼ半世紀前のピアソラは所謂モダン派として難解だというのが定評で私もそう好きではなかったのです。

ただそのCDの中のQuejas de Bandoneon(バンドネオンの嘆き)という名曲1曲だけはワタシの持っているLPにも収録されていたのを思い出し、久しぶりにLPレコードを聞いて見る気になりました。
普段は和室の片隅で単なる家具に納まっているヤマハのステレオ(もうこの言葉も死語に近いか)は昭和42~3年頃買ったのだがいまだに健在だったのです!当時のワタシの手取り月給の5倍近かった買い物ではあったが45年も持つんだからそれなりの事はありますな~
横寸法160cmとデカイが重厚な化粧木材(合板)にアルミのシャーシフロントはなかなかの貫禄です。(スピーカassyパネルもシッカリしたアルミのダイキャストだから現代のオーディオ装置にも劣る感じはしない)
そしてチューナやボリュームは懐かしいツマミ式でしかも手に触れる部分はアルミ製でヒンヤリした感触がなんともいえません・・・


・・てな調子で気分良く1時間ほど聞いていたら突然右チャンネルからガガガッ・・という雑音がし始め、やがて音が断続する様に・・!
10数年前だったらすぐ中をのぞいて修理を試みるところだが、古希を過ぎた今では目も悪くなったし、気力も失せて結局まだそのままになっておりマス。・・・tohohoho
(↑レコードプレーヤー機能以外はFMもAMもAUX入力も正常)

(呆老のたわごと)
(1)およそ電気回路というものは真空管が半導体に替わり配線がプリント基板になってから圧倒的に経年劣化が減り寿命は半永久的になった。
(2)ところが一方で構造体や可動部は無粋で安っぽいプラスチックが多用される様になった。
(3)昔のように構造部がシッカリ出来ていれば古くなっても電気的性能はそれなりに長持ちし見た目も維持できるのに構造と可動部がヤスッポイからスグ粗大ゴミになっちゃうのです。
(4)電機業界不況の折からこの辺りで設計思想の原点回帰を考えてみたらどうかと思うのはトシヨリの僻目か?・・・
(2012年11月記)


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