お隣の韓流ブームの影響もあるかもしれませんが
ここ数年、日本映画は活気がありますね。
観る側としても洋画以外の選択肢が増えるってのは、そりゃありがたい訳で。
公開される作品も様々ピンキリなんですが、今回は「当たり」じゃないすかねー。
「フラガール」です。
監督は「69 sixty nine」の李相日。
主演は松雪泰子。他、蒼井優、豊川悦司、山崎静代(シズちゃん)等
昭和40年福島の炭鉱町でオープンした常磐ハワイアンセンターの
ダンサー達を描いた作品です。
一寸前に公開された「三丁目の夕日」同様、昭和テイスト溢れる作品ですね。
根底に描かれている「貧しさから脱却しようとするエネルギー」は
戦後日本の高度成長を支えた要素ですね。
こういった作品が出てくる事は、見方変えると現代はこういったエネルギーが
希少になっているから・・・かもですね。
主役は松雪さんつーことでポスターもどーんとセンターに来てますが
実質今回は、なんといっても蒼井優ですねやっぱり。
最近の映画に引っ張りダコになっているのも解る気がします。
映画終盤、稽古場で独りフラを踊るシーンは中々堂に入って良かったと思います。
一方、豊悦さんは・・・・・炭鉱扶にしてはちょっと泥臭さが足りなかったですかねー。
そして、意外だったのはシズちゃんが結構いい役やってた事ですね。
ただの木偶の・・・・・では無く、それなりに頑張ってましたし・・・・。
脇の中ではやっぱりこの人、岸辺一徳さんですかね。
脇役の重鎮になりつつある方です。 今回もいい仕事してます。
笑い所あり、ホロっとさせ所あり、最後はほのぼのハッピーエンド。
日本映画の王道ですね。
私は好きですね、こーいった作品。
今、続々日本映画が公開になってますが、この映画は観ても損は無いと思います。