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50代少年の好奇心つれづれ

50代になった元少年の好奇心の毎日をつれづれに

海外留学制度

2010年08月03日 | 視点

先日、海外留学から帰ってきた元部下が、「帰国しました」と報告がてら挨拶にやってきた。
  「もう終わった? ついこのあいだ行ったばかりなのに」
  「しばらく会わないうちに、ちょっとたくましくなったぁ」
と、しばらくぶりの部下の元気な姿に会話がはずんだ。

弊社には、会社から海外に留学できる制度が2つ用意されている。海外トレーニー制度とMBA(経営学修士)取得制度である。

海外トレーニーは、今の職場を離れて他の企業の海外の現地法人や支店で、約1年間仕事をする制度である。他企業の職場で、しかも海外の職場を経験することで、今の仕事に対するより高い視点、グローバルな視点を養おうという趣旨がある。

MBA取得は、主にアメリカのビジネススクールでMBA(Master of Business Administration)を2年間で取得するコースである。講義も提出レポートも全て英語なので、もともと科目自体のレベルが高い上に、相当の英語力が要求される。弊社の経営に携わる人材の育成と英語力の養成が目的である。最近では日本国内でもMBAは取得できるので、わざわざ海外で取得を目指すのは、他の学生や先生との交流というのも大事な目的の一つかもしれない。

どちらのコースも、本人の希望と職場の推薦を受けて、人事部が選考する。応募理由のレポート提出に始まり、面談を経て人選が進むがかなりの激戦である。特にMBAについては、何度も面談とレポート提出を繰り返して、いわゆる「優秀」な社員を厳選して送り出す。

ところがアメリカではできる学生は大企業を目指さない。自分自身が力をつけてベンチャーとして起業することを目指す。そのため、MBAもベンチャー養成、起業家育成の側面が強まった。そうなると、2年間MBAコースでみっちりしごかれた社員は、「優秀」な分、ベンチャー志向を見事に吸収して帰国することになる。しかしこれは、元々会社が将来の経営層の育成を意図したのとは正反対の成果である。

そのため、帰国した彼ら(もともと自分の意見をしっかり主張する連中なので)と会社との間で往々にして意見の対立が起きる。大企業の実情に失望して退職する。訴訟問題に発展する(会社は、帰国後すぐに退職してもらっては困るので、”帰国後何年間は会社のために働きます”という念書を書かせているが、それが職業選択の基本的人権に違反する)。など、いろいろ問題を生みつつある。もっとも、私なんかリーマンショックに始まった世界金融の混乱をみていると、アメリカ式の経営思想がもはや時代遅れのようにも思えるが・・・。

この制度、大企業の人事制度という最も機敏さに欠ける制度なので、急には変更にはならないであろう。
が、私としては、そもそも「自分自身のスキルのアップは、自分の意思で、自分のお金を使ってやる」が基本だと思っている。


 


耳栓

2010年08月01日 | 視点

大阪に逆単身している身の上なので、ときどき家族に会いに東京に戻る。最近は子供たちのほうが忙しいので、東京に帰ってもなかなか一緒に居られる時間が少なくなってきて、1~2回/月くらいの頻度になってきた。

帰ったときは、月曜からの仕事に備え、たいてい日曜の夕方に東京から大阪に移動する。月曜の朝一番の6:00発の新幹線で移動しても会社には間に合うのだが、6時に東京駅に行こうとすると、家から東京駅まで1時間強、そうすると4時には起きなくてはいけなくて、さすがにつらい。で、今日も日曜夕方の新幹線で大阪に戻ってきた。

平日の新幹線は、夕方というとほとんどが東京出張帰りのサラリーマン。弁当かビールとつまみを下げ、少し疲れた足取りなので一目で同士とわかる。

日曜の夕方は、サラリーマンと東京で遊んで帰る人達が半々くらい。中には私のように、家族を東京に残して、大阪や名古屋に単身赴任している人達も含まれているのだろう。一方、7月/8月にはいって、東京で遊んで帰る人達や、赤ちゃん/子供連れ家族の姿がぐっと増えてきた。学校も終わって、会社が夏休みになって帰省客も増えたからだろう。

ところがそうなると、新幹線の中がいつになく騒がしくなる。中には通路を挟んで会話を始めるつわものもいる。私など新幹線の中では睡眠と決めているので、やはり話し声が気になる。寝ようとしている人もいることに気がついて欲しいと願うが、話している本人達は話しに夢中で、周囲に気を配る余裕もない。

そんなときに備え、いつも耳栓を携行している。これが意外と強力で、耳栓をするとそれまでの世界とは別世界、急に世界が静寂になる。たかが耳栓されど耳栓である。

もっとも社内放送もまったく聞こえなくなるので乗り越さないよう要注意ではあるが。

 


思いやり予算?

2010年07月24日 | 視点

さっきパソコンをぼーと見ていたら、「思いやり予算の用語に異議 シャピロ米国務次官補」という記事が目に付いた。内容は、アメリカの高官が、在日駐留軍経費に対し日本が払っている費用の日本側の呼び名「思いやり予算」が、正しい説明方法だと思わない。日本側のこの予算に対する捉え方そのものに異議がある、という内容だった。http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY201007230625.html

確かに、「思いやり予算」という言葉は以前から良く耳にするのだが、わかりにくい、というか意味不明である。

Wikipediaによると、
1978年6月、当時の金丸信防衛庁長官が、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担すると決めたことから始まる。日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した金丸が、「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、思いやり予算と呼ばれるようになった。英語表記でも「Omoiyari yosan」で通用するが、公式表記には「Host Nation Support」(駐留国受け入れ支援)が当てられており、アメリカ政府の高官などは「負担」をイメージさせる「思いやり予算」という呼び名を好まず、日本の戦略的「貢献」という側面を強調する発言をしばしば行っている。

要するに、当時の金丸防衛庁長官が、米軍の沖縄基地に反対する野党を説得するために「米軍基地で働く沖縄の人たちの給料の一部に当てる予算なのだから、思いやりの気持ちを持って対応して欲しい」という趣旨の発言をしたのだ。つまり「思いやり」とは、在日駐留軍経費負担を通した、沖縄の人たちへの思いやりなのである。

ところが、この言葉だけを聴くと、何か日本のアメリカへの思いやり(日本に駐留してくれてありがとう)のような、上から目線な言葉に聞こえる。むしろ当時の野党を説得するために、作為的に作られた言葉のような感もある。当然、当のアメリカにしてみれば、思いやられる意味はまったくない、上記の記事の趣旨ももっともである。

国際的には、公式表記には「Host Nation Support」が世界的に使われているのだから、日本も明確に、「駐留国受け入れ支援」というべきである。しかもこれは、日本への受け身な「割り当て」ではなく、日本の積極的な「貢献」である。

防衛面では日本は国際的にかなり受身である。例えば、日本の防衛費は世界的に見てみてかなり少ない。対GDP比率でみると約1%であり、アメリカや中国とは比べ物にならないが、フランスやイギリスと比較しも半分以下である。ちなみにNATOは対 GDP 比 2% の国防支出を規定している。

日本は国際的な貿易活動なしでは存続できない。国際的な地位を維持し生き残るために、思いやり予算のような意味不明な「お金」で事を済ますのではなく、その地位にふさわしい「体を張った」国際貢献をすべきである。

 


免許とりたて その2

2010年07月18日 | 視点

以前、新米ドライバーの娘二人と運転の練習をしたことを書いたが、今日はその第二段である。

我が家には車がないので、近所のレンタカー屋でレンタカーを借りた。調布を出発して調布→銀座→お台場→銀座→調布→多摩→調布と、二人で交代しながらこれだけの行程を無事走破。

途中少しハッとする場面もあったが、前回よりも少し腕はあがって、まあまあ合格といったところだった。普通に一般の道路を走っている分には、特に問題はなくってきた。ただ、助手席で安心して居眠りできるところまでは程遠いが・・・。

あとは、駐車場に停める車庫入れの練習と、高速道路の走行か。
くれぐれも事故には気をつけて。頑張って。


新幹線チケットレス改札の利用票

2010年07月17日 | 視点

5月21日のブログで、「新幹線のチケットレス改札の利用票の字が小さすぎて困る。下のほうに余白もあるんだから利用票の全面にもっと大きな字で印字して欲しい」という趣旨をつぶやいた。

ところが、昨日発見したのだがこの余白、意味があったようです。

昨日は、新大阪から新富士に新幹線に乗った。新富士は「こだま」しか停車しないので、新大阪から名古屋までは「のぞみ」、名古屋乗換えで名古屋から新富士は「こだま」である。チケットレスで改札を入るときに出てきた利用票は写真のとおり。

そうなんです。乗り継ぎを考慮して3列車までの利用が一枚の利用票に印刷されるようになってたんです。だから、1列車しか利用しない場合は当然下の2列車分は白紙になる。うーん、なるほど。

でもよく考えたらこれも不親切。それなら、一枚一列車分の利用票を、2列車乗り継ぐ場合は2枚、3列車乗り継ぐ場合は3枚発行すればいい。

一枚に一列車分の号車番号や座席番号を大きく印刷してもらったほうが、はるかに見やすいです。3列車分が一覧で見られるより、そのほうが利用者にとっては親切です。改札機の構造がやや複雑になりそうではあるが・・・

JRさん検討よろしく。


エコポイントの申請手順

2010年07月13日 | 視点

昨日の予告どおり、忘れないうちにエコポイントの申請手順をメモしておきます。
下記の手順はインターネットを使って申請する場合の手順です。


①基本情報の入力
グリーン家電エコポイント事務局のホームページ(http://eco-points.jp/index.html)にアクセス。個人用のインターネット申請から基本情報を入力する。購入日、購入製品型番、購入店舗電話番号、購入店舗名、リサイクル券の有無、商品交換をするか/エコポイントを貯めるかを入れると、ポイントは自動的に計算される。引き続き住所、メールアドレス等を入力。

②台紙の印刷
上の①で入力した結果は、必要事項を記載したエコポイントの申請用紙としてPDFファイルにまとめられる。そのファイルを自分のパソコンにダウンロードしてプリンタで印刷する。PDFファイルには申請用紙だけでなく、申請の注意事項、返信用封筒に貼り付けるあて先、申請用紙の控えなども印刷される。PDFファイルにはシリアル番号が付いているのでコピーしても使えない。毎回①を入力して②で印刷する必要がある。

③必要書類の添付・郵送
上の②で印刷したエコポイント申請用紙に、レシート、保証書のコピー、リサイクル券を添付して事務局に郵送する。郵送のあて先も②で印刷されているのを使う。

④メールアドレスの確認要求
上の①で入力したアドレスに、メールアドレスを確認するためのメールが届く。

⑤メールアドレスの確認
上の④で送られてきたメールの中に記載されているURLにアクセス。これで事務局側はメールアドレスが正しかったことを確認できる。

⑥エコポイント発行お知らせ
約1.5ヶ月後にエコポイントが発行された旨を知らせるメールが届く。メールには、マイページ(発行されたポイントを管理するための画面)にアクセスするためのIDとパスワードが記載されているので、大切に保管のこと。
① から⑥の手順を、買った製品の数だけ繰り返す。

⑦ポイント合算
上記①から⑥を繰り返すと、複数個(繰り返した回数分の)IDが出来る。ポイントが少ないと交換できる商品も限られるので、これらのポイントを一つにまとめると便利なのでポイントの合算を行う。方法は、どれかのIDでマイページを開いて、そのIDを親に、他のIDを子にしてポイントの合算処理を行う。

⑧ポイント合算のお知らせ
上の⑦の処理を行うと、程なくして、合算されて合計ポイントがいくらになったかを知らせるメールが、子ID毎に届く。

⑨ポイント交換
親IDのマイページから、ポイントを交換したい商品を登録する。

⑩ポイント交換のお知らせ
事務局からポイント交換を受け付けたことを知らせるメールが届く。

⑪商品(はがき)
今回はギフトカードを申し込んだが、ギフトカードそのものが郵送されては来なかった。ギフトカードへの交換ができるはがきが届いた。

⑫商品(現物)
上の⑪で送られてきたはがきと、本人が確認できるものを持って、近くのヨドバシカメラの窓口に。ようやくギフトカードを入手することができた。
ふー。


エコポイントの交換

2010年07月12日 | 視点

4月にテレビやエアコンを買ったが、そのエコポイントでヨドバシカメラのJCBギフトカードを申し込んで、ギフトカードへの交換はがき(ちょっとややこしいが)が昨日届いた。

エコポイントは様々な商品に交換することができる。グリーン家電エコポイント事務局のホームページ(http://eco-points.jp/use/item.html)を見ると、商品提供事業者は753件もあるようだ。商品券やプリペイドカードが圧倒的に多いが、地域特産品や省エネ商品などもある。

今回私も何にするか迷ったが、結局JCBギフトカードに交換した。特にヨドバシカメラやヤマダ電機などの家電量販店系のJCBギフトカードの場合、このギフトカードを使って買い物をするとその量販店のポイントが付加される。ちょっと得というわけだ。

それにしても、エコポイントの申請から最終的に商品が手に入るまで、実に複雑な手続きだった。他の人はちゃんと手続きできてるんだろうか? 今後のために、次回のブログには今までの手続きをメモっておこう。


RAILWAYS

2010年05月27日 | 視点


RAILWAYSという映画がまもなく封切られる。49歳で会社を辞め、昔からなりたかった電車の運転手になった男の話だ。

   あなたは夢を忘れていませんか、
   男は人生を二度生きる、
   男は夢を見ていいんだ、
などなどいろいろ言われるのであるが・・・、現実はそんなに甘くない。

とはいえ私もそろそろ会社を辞めるときが近づいてきた。一度この映画を見てみたい。

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のぞみ269号東京発21:20新大阪行き最終

2010年05月26日 | 視点

のぞみ269号東京発21:20新大阪行き。東京から大阪への最終の新幹線である。

大阪からだと最近、東京出張は日帰りが基本なので、帰りはよくこの新幹線を利用する。乗客のほとんどがサラリーマン。その日の仕事をようやく終えて、あるいはお客様との接待を終えて、なんとか東京駅までたどり着いた兵(つわもの)達だ。黒い鞄を片手にもう一方の手にはビールとつまみ、あるいは家族へのみやげの袋をさげて、やや疲れた様子で、でもホッとした様子で新幹線に乗り込んでいく。さながらイラン/イラクからの帰還兵を思わせる。思わず「ご苦労さまでした」と声をかけたくなる。

新幹線は時間帯で利用する客層がずいぶん変化する。

始発に近い新幹線は、こちらも利用者のほとんどがサラリーマン。朝早いのでみんなボーとしている。大抵片手に新聞を持っているのが特徴。席に座るやいなやみんな眠り込んでしまう。

昼間の新幹線は、おばちゃんたちが多い。しかも異様に元気。ずーっとしゃべっているので席が近くになったら最悪である、寝られない。私はそのような事態に備え、常に耳栓を携行している。

季節によっても変動する。春/秋は修学旅行の学生が多い。新幹線に乗ろうと並んでいて、到着した車両から学生の団体が降りてくると大変である。降りるのに時間がかかって、こちらに非はないのに、「まもなく発車します」とホームのアナウンスにせかされる。そのかわり乗り込んだ車両はガラガラで、先生の指導がいいのか意外と片付いている。

正月、お盆、連休は子供連れが多い。また、小さい子供を連れたお母さんだけの姿も目立つ。多分旦那さんは会社で、奥さんだけが早めに実家に帰る、あるいは遅れて実家から戻るのだろう。おじいちゃん/おばあちゃんが駅のホームで、孫の見送りで一生懸命手を振っている姿もときどき見かける。かつて、私の父親/母親が同じように孫に手を振っていた姿を思い出す。

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新幹線の座席予約

2010年05月25日 | 視点

仕事柄新幹線をよく利用する。新幹線はご存知のように一列が5席で、東京から大阪に向かって、左からA,B,Cの3列、D,Eの2列になっている。最近は携帯やパソコからも座席を指定して予約できるので大変便利になった。

座席がどういう順に埋まっていくかを見ていると面白い。

○第一段階 まずE席(2列席の窓側)がうまる
人間の心理としてまずは窓側が先にうまる。A席も窓際だが隣にお客様が座ったときに通路に出やすいのがE席。

○ 第二段階 A席(3列席の窓際)がうまる
同じように窓際なのだがE席がすでに埋まっているので、やや通路には出にくいが仕方なくA席が埋まる。写真はまさにこの状況。

○ 第三段階 C席(3列席の通路側)
窓側はもうないが、かといって誰かのすぐ隣もいやなので隣との距離の保てるここになるのだろう。

○ 第四段階 D席(2列席の通路側)
ここまで埋まるともう誰かの隣に座らざるを得ないのだが、通路に出やすいD席が先にうまる。

○ 第五段階 B席(3列席の真ん中)
ここは両サイドに誰かが座るし通路にも出にくいので最後に埋まる。

私はいつもE席を利用している。E席側は富士山が見える側で景色もいい。ただ、逆単身赴任も10年を超えた。一ヶ月に2回程度東京-新大阪を移動するとして、一ヶ月に4回新幹線に乗ることになる。1年で約50回、10年で500回。いい加減E席側景色にも飽きてきたので、今度は一度A席を予約してみよう。

みなさんはどの席を予約してますか?

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