日曜は奈良の最低気温が-5°だった。そうでなくても奈良は寒くて、大阪から奈良に帰ってきて電車を降りると、3°くらい気温が違う感じがするのだが、今朝は今年一番の冷え込みだった。全国的にも各地で大雪に見舞われ、センター試験の受験生は大変だっただろう。
実家の庭はたいした庭ではないが、端のほうに蹲踞(つくばい)もどきに、水がちょろよろたまる手水鉢(ちょうずばち)を作ってある。本来は、茶室に入るときに手を清めるものだろうが、うちの場合は単なる飾りである。
普段めったに凍ることはないのだが、今朝は手水鉢に氷が張っているだけではなくて、水の注ぎ口にもつららができていた。びっくりである。もっとも、北海道など、北国の人達からみれば、大した寒さではないとは思うが・・・。
そういえば、子供の頃はもっと寒かった。しかも暖房器具といっても火鉢くらいで、足によくしもやけが出来ていた。それでも通学路にできた霜柱をわざわざ踏みながら通学していた。水道のパイプが凍結して水の出ない日がしょちゅうだったし、凍結したパイプが破裂して毎冬水道屋のお世話にもなっていた。
最近は家の機密性が上がったのか、地球温暖化の影響か、体感的に随分暖かくなったような気がする。
久々に見たつららに、子供時代の冬を思い出した。