東京から奈良に帰る途中、鶴橋の駅で近鉄の新しい特急「しまかぜ」に遭遇した。
「しまかぜ」は3月21日から運行を開始したばかりの列車で、近鉄特急というと黄色が主体だったのだが、初めての青い車両。何やらちょっと新鮮だ。しばらく予約がいっぱいらしいので予約が空いた頃乗車報告をすることにして、今回はまだ乗ってなくて何も書けないので日経トレンディに特集があったので、その記事を引用します。
以下日経トレンディの記事から------
3月21日、近畿日本鉄道の新型観光特急「しまかぜ」の運行が始まった。しまかぜは、大阪難波駅、近鉄名古屋駅それぞれと三重県志摩市の賢島駅の間を、水曜を除き1日1往復する。チケットの売れ行きは好調で、4月22日分までの大阪難波発は完売。近鉄名古屋発もほぼ満席の状態だという(3月22日時点)。
しまかぜは6両編成で、1、6号車が展望車両、2、5号車が一般車両。展望車両は床面が一般車両より72cm高く、客席からの眺望が良い。窓の大きさも一般車両が縦84cmなのに対し、展望車両は110cm。車両の先頭はガラス張りで、最前席はフロントビューを満喫できる特等席だ。
そうなると展望車両に座りたくなるところだが、乗ってみると一般車両でも十分満足できるとわかった。まず、展望車両と一般車両のシートは全く同じ仕様。ゆとりある2+1の3列配置で、シートの座席幅が広い。さらに、前の座席との間隔は私鉄最大の125cm。身長172cmの記者は、十分足を伸ばせた。またシートの背もたれ部分に、鉄道車両では初めてエアクッションが設置されており、腰部の硬さを自分の好みに調節できる。硬さが自動的に変化して腰に振動を与える、リラクゼーション機能も備わる。
走行中に感じたのは、揺れが少ないこと。これは、「横揺れを軽減するアクティブサスペンションを全車両に採用している」(近鉄)ため。揺れの面では、座席の重心が低いぶん、一般車両のほうが少ないと感じた。