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50代少年の好奇心つれづれ

50代になった元少年の好奇心の毎日をつれづれに

LEDスタンド

2011年06月27日 | 視点

この夏は電力不足が深刻だ。特に東京/東北電力管内は一時25%の削減が言われていたが、その後15%削減が正式に決定した。ときどき東京に出張するが、その影響もあり東京はビルや電車の照明がかなり暗くなった。エスカレータも止まっているし、電車もクーラーが止まって窓が開いている。「現在の消費電力、○○%」の表示もあちこちで見られるようになった。

関西は、そうは言っても津波の影響を直接受けたわけではなし、多少の削減はあっても東京ほどではないだろうと思っていたら、急遽関西電力も15%の削減すると言い出した。関西電力も一度点検に入った原発が再開の見込みが立ちにくいこともあり、15%削減を要請するしかないようだ。

これを受けて弊社では20%削減を実施することとなった。照明、クーラー、エレベータ、コピーや給湯器等、直接電気を消費する機器の電力削減運転はもちろん、大型休暇の取得や在宅勤務、シフト勤務など勤務形態からも取り組むこととなった。

まず手始めに、部屋の照明を暗くして(照度的には1/2くらいにして)、そのかわり手元の明るさを確保するために、LEDスタンドを設置することとなった。これで、照明にかかる電力の15%程度は削減できるらしい。もっともこのスタンド、価格が2万円以上するので節約した電気代でスタンド代を回収するには何年もかかるようだ。

個人的には初めてのLED照明に興味津々で、普通の電気スタンドなのだが、さっきから付けたり消したり、付けたり消したりしている。


放射能を含んだ雨に当たると頭がはげる

2011年06月16日 | 視点

今朝、淀川の堤防を走っていると曇った空から、ポツリポツリ雨が降ってきた。
思わず「頭がはげる!!!」と思ってしまった。

私が子供の頃は、アメリカ/ソ連の冷戦時代で、大気中での水爆実験が盛んに行われていた頃だった。昭和29年にはビキニ環礁水爆実験で福竜丸が被爆した事件もあった。今のように正確に大気中の放射性物質の測定値が公開されているわけでもなく、またインターネットでの情報流通があったわけでもなかったが、なんとなく「放射能の雨に当たると頭がはげる」とのうわさが広まった。以来、子供心に「放射能の雨に当たると頭がはげる」という思いが刷り込まれてしまった。

今、50歳も中盤になって、少し頭が薄くなった気がするが、多分これは放射能とは関係ないと思う。
ただ震災による原発事故直後には、雨とともに放射性物質が落下したデータがあるので、注意するにこしたことはないようだ。


みずほ

2011年06月08日 | 視点

いつも乗り慣れた新幹線の新大阪駅だが、改札を通ろうとすると発車列車一覧の中に今までになかった新しい名前「みずほ」を見つけた。

東京行きの列車の発車まで、まだ若干時間の余裕があったのでホームに行ってみると、写真のような「みずほ」の発車案内が。

九州新幹線は3月12日に全線が開通。新大阪からはN700系車両で「みずほ」「さくら」が、九州新幹線内は800系車両で「つばめ」「さくら」が走っている。ただ、全線開通の出発式がちょうど震災の翌日だったこともあり、式典はとりやめられたようだ。

新大阪の駅で見る、行き先「鹿児島中央」という文字が、何かとても新鮮に見えた。

*写真はシャッター速度が速すぎたみたいで、活字の下が欠けてしまいました。


スーパーはくと

2011年06月06日 | 視点

この週末に、義父の法事で鳥取に行ってきた。

結婚したころ(30年前になるが)、鳥取までの足で一番便利なのは高速バスだった。JRで京都経由で山陰本線で行く方法や、大阪から岡山まで新幹線で行って岡山から因美線で行く方法もあったが、時間がかかった。

バスで一番本数が多いのは日交バスで、調べてみると今でも大阪・神戸~鳥取便は一日20往復くらいある。しかもバスのいいところはシーズンで利用客が多いときは増便してくれるので、JRのように満席で乗れないということがない。中国自動車道経由で3時間半、3600円とコストパフォーマンスは抜群だ。 ただ身長180センチの大柄な体にはバスの座席はつらい。途中中国道の安富PAで休憩が一回あるのだが、渋滞にはまって延滞すると狭いバスの中では身動きできない。

そんな中、1994年に山陽本線の上郡から因美線の智頭まで智頭線が開通して、智頭急行が運行を始めた。大阪から鳥取まで特急の「スーパーはくと」で約2時間半、バスのように渋滞はないし、座席もバスよりはずっと広いので、とても便利になった。その分料金はかかるのだが。

若い頃は、多少不便で時間がかかっても安い料金が最優先だったが、最近は料金よりも時間や利便性のほうが大事に思えてきた。

それだけ年取ったということだろうか。


淀川大堰

2011年05月31日 | 視点

朝、中津から淀川堤防を上流に向かって走ってくると、ちょうど3Km地点が淀川大堰だ。

見慣れた風景で毎日そんなに変化はないが、今日はここしばらくの雨続きで川の水位が上がっている。そのためだろうか、淀川大堰の水門が全部開いている。初めて見る光景だ。写真ではちょっと見にくいが、普段は水門の色が変わっている部分まで水門が水の中に降りていて、川を堰きとめている。

それにしも、どうしてこの淀川の、それもこんな下流で川を堰きとめる必要があるのか?

調べてみると淀川大堰の目的は、大阪、兵庫への上水道の確保、阪神工業地帯への工業用水の確保と、そのほかに大阪市内を流れる旧淀川の水質改善というのがあるらしい。

どういうことかというと、旧淀川へ流す水量を一日のうちに増減させることによって、人工的に洪水を起こして、滞留している汚水を大阪湾に流して水質汚濁を改善というものだ。大阪湾の満潮時には毎秒100トン、干潮時には毎秒40トンに量を放流しているとのこと。

よくできている。


災害時優先電話

2011年05月09日 | 視点

先日、ある知り合いと話をしていると、話題が3月11日の震災の日のことになった。
彼はその日東京出張中に、地震に遭遇した。

私:「あの日東京だと大変だっただろうね」
彼:「ほんと、ホテルは前もって予約していたけど、都内を新宿から池袋に移動するだけで6時間もかかったよ。」
私:「携帯も通じなかっただろうしね」
彼:「そうだよ。個人の携帯はまったくダメ。
   でも会社の携帯は災害時優先電話になってたので、普通に通じて助かったよ。」
私:「携帯の災害時優先電話?」

(以下、総務省のHPより)
災害時優先通信は、災害の救援、復旧や公共の秩序を維持するため、法令に基づき、防災関係等各種機関等に対し、固定電話及び携帯電話の各電気通信事業者が提供しているサービスです。

私も、固定電話に災害時優先電話があることは知っていたが、携帯電話にもあることはうっかりしていた。さっそく会社にもどって調べてみると、会社の電話は携帯はおろか固定電話も優先電話の指定を受けていなかった。

優先電話が使えるのは法令で定める指定対象機関だけだが、弊社は電気通信事業法に定める電気通信事業者で、指定対象機関に当たる。その後申請してみると100人規模の会社なのだが、固定電話2回線、携帯電話2台が優先電話の指定を受けることができた。

電気通信事業者協会のHPには、ご存知ですか?『災害時優先電話』となっていて、知らない人も多いようだ。通信の仕事をしている私でさえ気が付かなかった。あまり積極的に宣伝すると、収拾がつかなくなるからかもしれない。
消防、警察、官公庁、公共機関、報道機関等公共性の高い仕事をされてる皆さん、いざというときのために、申請されることをおすすめします。

なお詳細は下記を参照してください。
総務省HP
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/net_anzen/hijyo/yusen.html

(社)電気通信事業者協会HP
http://www.tca.or.jp/information/disaster.html


DVDラベルの印刷

2011年05月05日 | 視点

一年半ほど前に、年賀状印刷用にパソコンのプリンタを買った。
が、普段はそれ以外は、たまに地図なんかを印刷する程度である。

あまり気に留めなかったのだが、そういえばプリンタにDVD/CDのラベル印刷もできる機能が付いていた。たまたま今回新しく買い足したDVDの媒体が、「光沢写真なみの印刷ができます」となっていたので、試しにDVDのラベルを印刷してみることにした。

印刷用のアプリケーションソフトも、プリンタに付いていたので、初めて起動してみた。位置合わせも簡単にできて、写真印刷されたDVDがいとも簡単に出来上がった。

何よりびっくりしたのは、洋画/邦画DVDの自作ラベル画像をいろんな人がWeb上で公開していることだ。このラベル画像を印刷すれば、手書きのラベルに比べると、DVDの値打ちがぐっと上がる。

もちろん、著作権の問題はあるのだが・・・
大変な時代になった。

 

 


黄砂な天気

2011年05月02日 | 視点

この連休、のどかな晴れの日が続いているが、残念ながら黄砂現象で遠いところの景色がすっきりしない。

黄砂は調べてみると、タクラマカン砂漠/ゴビ砂漠/黄土高原などからはるばる飛んでくるらしい。そう思うと何か異国情緒あふれる現象なのだが、空気中に細かな砂の粒子が浮遊しているのだから、健康や環境にかなりの影響はあるようで、そうそうのんきなことは言っていられない。

日本の黄砂に限らず、世界的に砂漠の砂が飛来する現象はあるようだが、地球温暖化・乾燥化が進む中、これ以上の急激な環境変化が起きないことを望みたい。
http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2001/ast26jun_1/


---環境省HPより---
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。

風によって大気中に舞い上げられた黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境にしばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。

また、海洋へも降下して、海洋表層のプランクトンへのミネラル分の供給を通して海洋の生態系にも大きな影響を与えていると考えられていますが、その量についてはまだ明確にはなっていません。


神戸

2011年04月29日 | 視点

今日は神戸のホテルオークラで元部下の結婚式があった。あまりにいい天気だったので、式までの少しの時間神戸の波止場をうろうろしてみた。

会社に入って最初の赴任地が神戸だったので、神戸は私にとって思い出深い場所だ。当時26歳。まだまだ世間知らず若者が、会社の方針もあっていきなり支店の係長を任された。

部下30人は全員年上。中には私の父親くらいの年配の人もいて、その人達に指示をして仕事をしてもらうのだから大変だった。知識も経験も無い中、悪戦苦闘・四苦八苦の毎日だった。みんなは「若造が何を言ってる」と思っていたと思う。が、それでも周囲のみなさんに支えられて何とか仕事を全うすることができた。神戸で結婚もした。

あれから30年。
長いような短いような30年だった


監理技術者講習

2011年04月12日 | 視点

建設業法では、工事の適正な施工を確保するため、大きな建設工事においては、工事の施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者の設置を義務付けている。早い話、大きな工事では現場の総監督をちゃんと置きなさいということである。

監理技術者になるためには、一定の国家試験や実務経験を有していることが必要である。特に、土木、建築、電気、管、鋼構造物、舗装、造園の7建設業は”指定建設業”と呼ばれ、監理技術者の資格審査が厳しい。

私の場合、仕事の都合もあり約10年前に技術士と呼ばれる国家資格を取得することによって、監理技術者の資格要件を満たした。ただ有効期間があって、5年毎に更新が必要である。

さらに、「工事現場における選任の監理技術者は、管理技術者資格者証を有するものであって、監理技術者講習を過去5年以内に受講したもののうちから、これを選任しなければならない」、となっている。つまり、監理技術者として実務をしようとすると、過去5年のうちに監理技術者講習を受けていないといけないということだ。

今日はその監理技術者講習にやって来た。
一日がかりで、法制度、施工計画・施工管理、安全対策、環境保全、技術動向等の講義。最後に終了試験もある。なお、終了試験は講習の終了条件とするものではありません、ということだ。ホッである。

朝の9時から始まって夕方5時ころ、ようやく講習終了証がもらえた。