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「やんばる国立公園」誕生 国頭、東、大宜味3村、環境保全に決意

2016-09-16 07:51:01 | ニュース

本島北部の国頭(くにがみ)、東、大宜味(おおぎみ)3村にまたがる陸域1万3622ヘクタール、海域3670ヘクタールが15日、「やんばる国立公園」として官報に告示され、正式に国立公園に指定された。完全な新規での国立公園指定は2014年の慶良間諸島以来で、33カ所目となる。北部3村は15日、国立公園化を記念する旗をそれぞれの役場に掲げ、指定を喜んだ。

翁長雄志知事は同日、県庁での定例会見でやんばる国立公園指定について「環境保全と地域振興の面から有益で大変喜ばしい。世界自然遺産登録に向け一歩前進だ」と歓迎。一方、米軍北部訓練場の部分返還に伴うヘリパッド建設が進められていることや、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイが運用されることについては「この地域は希少な動植物がある。世界自然遺産を目指す意味からすると、この影響は極力少ない方がいい」と述べた。

国頭、東、大宜味の3村長も同日、国頭村のやんばる野生生物保護センターで会見を開き「子どもたちにとってもしっかりと自然を勉強できる機会が広がる」(宮城功光大宜味村長)などと歓迎。北部訓練場と隣接していることについては「好ましいことではない。基地の整理縮小を考えていくべきだ」(宮城久和国頭村長)との声も上がった。

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上与那原4位 メダルまで0・08秒差

2016-09-16 07:44:22 | ニュース

【リオデジャネイロ15日=稲福政俊】リオデジャネイロパラリンピック第9日は15日午前(日本時間同日午後)、リオ市のオリンピック・スタジアムで陸上競技を行い、車いすT52クラスの1500メートル決勝に出場した沖縄市の上与那原寛和(45)=SMBC日興証券=は3分54秒04で4位に入賞した。3位とはわずか0秒08差だった。

1500メートルは競技後に、2着でゴールした佐藤友(WORLD-AC)が失格となり、4着だった上与那原が一時、銅メダルに繰り上がった。しかし、日本チーム側の抗議で佐藤の失格が取り消され、上与那原の4位が確定した。

上与那原はロンドンから3大会連続での出場。初出場の北京大会はマラソンで銀メダルを獲得した。今大会では、400メートル決勝で6位入賞。100メートルは予選敗退だった。今大会最後のレース1500メートルでも表彰台に惜しくも届かなかった。

車いすラグビーも競技をスタート。予選B組の日本は50-46でスウェーデンに勝利し、白星発進。浦添市の仲里進(アディダスジャパン)は6得点、沖縄ハリケーンズに所属する熊本県の乗松聖矢(SMBC日興証券)は1得点を挙げ、勝利に貢献した。

 

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琉球音楽の巨星たちの唄を次代へ 宮沢和史さん 民謡245曲採録、CD化

2016-09-13 07:28:39 | ニュース

音楽家で元THE BOOM(ザ・ブーム)の宮沢和史さんが4年間かけて沖縄民謡の歌い手を訪ね歩き、録音した「次世代に伝えたい」民謡245曲を、14枚組のCDボックスにまとめた。津波恒徳さんや故・登川誠仁さんら、著名な歌い手も参加している。製作費捻出のため、民謡の記録と伝承を目的とした「唄方(うたかた)プロジェクト」(平田大一代表)を設立し、支援を募っている。寄付金600万円を集めて750セットを作り、県内の図書館や学校、県外や海外の県人会など500カ所に配る計画だ。

CDボックスのタイトルは「沖縄 宮古 八重山民謡大全集(1)唄方~うたかた~」。非売品だが、同プロジェクトへの寄付者に1口(2万5千円)につき1セットを贈呈する。

宮沢さんは県内全域の歌い手を訪ね「最も大切にしている曲」「後世に残したい曲」を唄三線の弾き語りで録音した。同プロジェクトに寄せたメッセージで、知名定繁さんや嘉手苅林昌さん、登川さんらが亡くなったことを挙げ、記録を残すことで「唄者の生の息遣いや情感、リズムの乗せ方」を子どもたちや海外のウチナーンチュにも伝えることができると強調。その上で「常しえのお手本となるような『音の教科書』を作りたい」と述べている。

平田さんは、読谷村での「くるちの杜100年プロジェクト」などで宮沢さんと活動を共にしていた縁で唄方プロジェクトを設立した。「宮沢さんは完全無償で配ることを考えているため、製作費の捻出が課題だった。民謡に対する純粋な思いを共有する仲間たちとともに、宮沢さんを支援していきたい」と話した。

同プロジェクトの事務局は17日に記者会見を開き、寄付を募る。

問い合わせは唄方プロジェクト事務局  (電話)090(2961)9634。


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牧志公設市場 現在地に 那覇市が方針、22年度完成予定

2016-09-10 23:39:30 | ニュース

 老朽化が進んでいる第一牧志公設市場について、那覇市が現在地で建て替える方針を明らかにした。7日の市民説明会で報告した。9月末にも市長が了承し、正式に決定する。建て替え工事中はにぎわい広場に整備した仮設店舗に入居して営業する方針。市は2019年度着工、22年度に完成予定としている。

 15年9月、市が市場の建て替え案としてにぎわい広場に新設する案を提案。同12月~16年1月に市場やその周辺の事業者による検討委員会と、識者などを交えた外部検討委員会を設置し(1)現在地での建て替えで工事期間中は営業休止(2)現在地で建て替えで工事期間中は仮店舗で営業(3)にぎわい広場へ新設移転(4)現在地で施設を耐震化を含む大規模改修―の4案を検討した。

 市が当初提案した(3)は事業者側の反発が強く、両委員会とも(2)の現位置での建て替え、工事期間中の仮店舗で営業する案を選ぶ委員が多数だった。

 市は本年度中に仮店舗の入居や再整備後の入居について意向調査を行い、店舗数などを把握する。

 第一牧志公設市場の粟国智光組合長は「本格的な議論はこれからだ。ようやくスタート地点にたった」とした上で「仮店舗や今後のスケジュールについて、中身をしっかり議論しないといけない」と話した。

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読谷にヴィラ100戸 星野リゾート、19年度開業目指す

2016-09-09 11:17:54 | ニュース

 【読谷:よみたん】ホテルや温泉旅館の運営、再生事業を手掛ける星野リゾート(長野県、星野佳路代表)が、読谷村内にヴィラ(別荘)スタイル100戸のホテルを建設することが8日、分かった。同社は「読谷リゾート地区地主会」(安田慶敏会長)に2019年度内の開業を目指す予定と説明。着工は早ければ17年夏に開始する。リゾート開発の「沖縄うみの園」に地主らが貸していた土地の貸借権を星野側に移動できるよう7月から手続きを進めている。実現すれば同社が運営する本島内初めての施設となる。

 ホテル建設は沖縄うみの園が賃貸していたホテル日航アリビラ近くの読谷村儀間と渡慶次、高志保の3区に広がる南北約34ヘクタールの開発許可地内の一角を予定している。星野リゾートは15年2月に沖縄うみの園の全株式を取得し買収していた。

 星野リゾートは現在、国内外35カ所で宿泊施設などを運営しており、県内では「リゾナーレ小浜島」「リゾナーレ小浜島カントリークラブ」「星のや 竹富島」を運営している。

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