「ミトン屋さんの手編みのミトンとこもの」の中のNo.13のハンドウォーマーを編みました。
本ではもっと素敵な色あいになっています。
この本では、毛糸の重ね方で模様の出方がきれいに出るかどうかが決まってしまう、など、
編み方のコツのようなものが丁寧に説明されていて、
私のように編み物をきちんと習ったことのない人には、とても親切です。
また、この本で一番ありがたかったのは、親指の付け方に関する説明です。
作り目72目を0号針で編むのは、「ラトビアの伝統模様で編むすてきなミトン」も同じなのですが、
親指は、16目を休ませ、上下合わせて32目、それに両脇から一目ずつ取って、全部で34目で編みます。
嶋田俊之さんのミトンも同じように、休ませる目の両脇から一目ずつ渡り毛糸を取って編みます。
でも、これだとどうしても親指の周りに穴が空いてしまいます。
そこで、編み上がってから、綴じ針に毛糸を付け、穴を塞いでいました。
ところが、この本では、同じ72目のミトンの親指を、12目休ませるやり方で編みます。
上下合わせて24目、そこに、両脇から上下2目ずつすでに編み上がっている目から拾って編みます。
言葉での説明では分かりにくいと思いますが、やって見ると、簡単です。
24目に8目足し、32目の親指になります。すでに編み上がっている目を拾うので、穴は開きません。
なるほど~!とちょっと感動してしまいました。