久方の光のどけき「虹の足」です 2008-04-02 | 随想(essay) 虹の足 吉野 弘 雨があがって 雲間から 乾麺みたいに真直な 陽射しがたくさん地上に刺さり 行く手に榛名山が見えたころ 山路を上るバスの中で見たのだ、虹の足を。 眼下にひろがる田圃の上に 虹がそっと足を下ろしたのを! 野面にすらりと足を置いて 虹のアーチが軽やかに すっくと空に立ったのを! . . . 本文を読む