酒呑みの正しい生活

プライスレス

年末、久し振りに娘達を含めた家族全員が集まりました。


場所は亀有の高級寿司店なかや。

高級寿司店と言っても価格が高級な訳では無く、仕事が本当に丁寧な予約困難なお店なんです。
今回家族全員4人と娘1の婚約者合わせて5人がカウンター席で食事出来たのは、ほぼ奇跡に近い繁盛店ですよ。


下町亀有のメインストリートゆうろーどをのんびり歩いて。

この日は朝風呂に入って身を清め。
朝から食べたのはヨーグルトだけ。


亀有横丁も賑わっています。

みんなが正月準備に勤しんでいるところを横目に見て。


一番最初になかやへ到着。

この入り口を見るだけでワクワクしますね。


入店すると板さんが仕込みの真っ最中。

既に顔と名前を覚えられている自分は、娘が予約した事を告げると歓迎されました。
家族全員が寿司屋のカウンターって、物凄く贅沢じゃない?

しかも今回は娘2が全額を負担してくれます。
娘2は社会人になってからもコツコツと勉強を続け、今回も難関の国家試験に合格。
現在勤めている会社の資格合格最年少記録を更新した他に、会社から報奨金を頂いたそうな。
今回はその報奨金で家族にご馳走してくれるそうです。


まずはサラダ。

家族で乾杯するビールは、この1年間の苦労を全て吹き飛ばしますね。


コースの最初はスミイカ。

歯ざわりがコリッとしたスミイカは、流石はなかやと感心します。
軽く振られた粗塩と、かぼすの酸味が堪りません。


続いてシマアジ。

こちらも醤油が塗られて登場。
飾り包丁と芽葱が良い仕事をしてくれています。


ホタテは肉厚で新鮮。

今外したばかりなのでしょうか。
噛み応えが新鮮さを物語ります。


これにはまいった。

キンメの握りです。
なんて甘いお寿司。
何をどのように下拵えしたら、これほどまでに魚の甘みを引き出せるのでしょう。


ここからはマグロ尽くし。

まずは赤み、薄く切ったマグロ2枚載せです。
今回はノルウェー産との事で、インド産と比較するとややさっぱり。


続いて中トロ。

これぞ日本のお寿司の代表ですよね。
見ているだけでご飯が食べられそう。


最後は大トロ。

脂がモタれないように、炙りで提供してくれました。
芽葱と山葵がさっぱりとさせてくれます。


車海老と富山産の白エビ。

これは調理法を選べます。
今回の車海老は半生をお願い。

軽く湯通しした車海老が甘い。
味噌と一緒に炙った頭と、白エビの濃厚感がかなりやばいです。


見た目の華やかさは比類を見ないイクラ。

ここで初めて焼海苔が登場。
なかやさんの拘りを感じますね。

本当はアオサが入った海苔を使っていたのですが、今年はアオサが全国的に不漁なんです。
その事をお詫びする大将。
けれども焼海苔は厚くて、しっかりとした極上品でしたよ。


そして北海道産のバフンウニ。

勿論お寿司の花形なのですが。
なかやにおいては最早脇役。

それほどまでに他のお寿司が美味しいんです。



終盤に近づいてお椀が登場。

お椀って、そのお店がどれだけ丁寧な仕事をしているのかのバロメーター。
はい、今回も何も文句はございません。


穴子は一貫を2つに切って、2種類の味で。

塩と詰めで味わいます。
どちらにもファンがいると思うのですが、これは嬉しいサービス。


ラスマエは芽葱とお新香。

お新香は写真を撮るのを忘れました。
芽葱は美味しかったなぁ。

実は芽葱大好きなんです。


最後は出汁巻玉子。

出汁の配分量と焼き方が少しだけ変わりました。
お陰で出汁がしっかりと玉子内に残った他、玉子焼きの火の通り方が変わったお陰で密度が変わりましたね。
とっても優しい甘い玉子焼きになりました。


最後は選べるデザートからオレンジシャーベット。

なんとも贅沢な時間と料理。
板さん達もみなさん気軽に話しかけて頂いて、とても気持ちよく美味しい料理を頂きました。

それを娘2が、自分の勉強で得た報酬でご馳走してくれたとなると。
食べながら目頭が熱くなって来ますね。

これ以上の親孝行って思い付きません。
ありがとうね~

その後は全員が我が家に戻ってゲーム。
年末、本当に幸せを感じた一日でした。

なんか、子育ての苦労って、この日の為にあったような気がします。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「番外」カテゴリーもっと見る