熱っぽいD2

音楽準備室第二の活動記録とKETSUI表明

I think what should I do something

2014年05月11日 23時55分04秒 | ギター

先日、用事があって実家に帰った。
少し早かったけれど、母の日という花を買って行き、直接渡した。
そしたら「あら、花なんてもったいないから別にいいのに」だって。

数年前、体調を崩してしいまい、割と大掛かりに身体の検査を受けた。
丁度そのころ母も同じく検査を受けていた。
特に何も無かったのだが、僕は驚いた反面、やっぱりか、と頭の何処かで思っていた。
というのは母と僕にはほんのわずかだけど、不思議な力があるようで、
あるときある瞬間だけ、目の前に居る人の誕生日が当てられたり、
身内に良くないことがあると自分の体調が悪くなるのだ。

母は英語の教師で、当然僕も母に英語を習っていた。

小さい頃から父があまり家に居なかったので、 母は父親の役割も多少はせねばらず、それでいて師であった。
母は厳しかった。
今思うと自分の全てを子どもに託して、将来職に困らないようにしたかったのだろう。

しかし、子どもには子どもの世界がある。
親の想いを押し付けられても困る、と当時は思ったものだ。
そして母に本来言ってはならないような言葉で、そのことを伝えたときの悲しそうな顔は今でも忘れられない。

同時に母は一人の女でもあり、ある人のことを考え、食事が喉を通らなくなったことを僕は知っている。
当時はあれだけ気力に満ちあふれていた母が、しおらしくなったことが理解できなかった。
数年後その人のお陰で僕は大学にも通うことができ、掛け替えのない仲間と出会うことができた。
今こそそのときの気持ちが解る。
母は、女性は、強いのだ。
男性の10倍は強いのだ。

自分がこれまで生きてこられたのも
支えてくれる仲間に会えたのも
母さんが頑張ってくれたお陰なんだから、
それに比べたら花なんて、ちっぽけなものだ。
これからもどうか元気でいて欲しい。
親孝行するからさ。

とは、とても恥ずかしくて言えなかった。


これから、僕に何ができるのだろう。さぁ考えよう。 

 

 

 

 


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