佐世保☆お日さまの家☆店主のつぶやき

日々感じたことを思いのまま綴ってます。

膣ケアからみた自分軸

2021年06月06日 20時07分30秒 | 膣ケア
長崎県佐世保市お日さまのいえの大山です(*´-`)

今回、個別での膣ケア講座を開催しました。



受講された方々の目的や年齢層は様々です。
年齢は30代~70代で目的は

・性交痛を和らげたい
・セックスレス
・尿漏れが気になる
・排尿後にひりひりとする
・何か気になる
などです。

まず最初に、必ずお聞きすることがあります。
『貴女にとって膣とは?』

・出産などの役目が済んだらいらないもの?
・心地好さを感じるとこだけど背徳感も感じる
・触れてはいけないもの
・痛む場所
・神聖な感じ

など、人によって様々な感覚です。

日本人ならではなのですが
性の話をオープンにする文化はありません。

特に女性が話す機会は、ほぼありません。

だからこそ
性交痛があっても、氣持ち良くなくても
我慢する女性は少なくありません。

夫婦生活において、8割以上の女性が
感じているふりをしたことがある
とのアンケート結果もあります。

一方フランスでは、性の話はオープンです。

セックスレスで悩んでる場合
慰謝料が請求出来たりします。

だからこそ、産後のケアは充実しています。

そして、妊活のご夫婦に対してドクターは
夫婦のセクシャリティを高めるために
『お相手の良いところを、お互いにほめて下さい。』
と話されるそう。

そのようなフランスでは、お顔のケアと同様に
デリケートゾーンのケアは当たり前です。

ご高齢の女性も
デリケートゾーン専用のソープや化粧水
保湿液などを常備されてるそう。

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デリケートゾーンや膣ケアをすることで
アンチエイジングなどの
たくさんのメリットがあるのですが
一番のメリットは、、、

『自分を受け入れることが出来る』
だと感じます。

自分の膣に触れることに対して
抵抗がある女性は、とても多いです。

でも、夫婦生活においては
自分で触れるよりも、抵抗がないとのこと。

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膣を中国では
"あの世とこの世を繋ぐ門"
との捉え方もあるそうです。

この表現は、お産に携わってきた私にとって
とても腑に落ちました。

膣は産道。

赤ちゃんが一番圧迫を受ける場所です。

ここを通過する時、一時的に
心拍数が半分以下になることもあります。

その心拍が戻らないこともあり
お産介助中、背中に冷や汗をかきながら
生きて欲しいと祈ることもありました。

頭蓋骨を動かし
肺を圧迫し
死ぬか生きるかという場所を
必死に通ってきます。

全ては、自分で生きるために。
そして、自分で呼吸するために。
※帝王切開でも赤ちゃんは呼吸出来ます。
でも呼吸状態が不安定なこともあり、観察が一段と必要です。

心拍数が半分になるほどの体験は
死に際でない限り、人生でしないでしょう。

私たちは、そこを体験してきました。

自分で生きるための試練を
必死に乗り越えた場所なのです。

膣という場所は
"生の息吹"を与えるれる場所でもあるのです。

その膣に触れることが出来ない
でも他人は触れてもよい。

自分の人生を、他人に預けるような
感じもします。

膣を良いイメージで受け入れることが出来たなら、もっと自分軸で生きていける、、、
そう感じた講座でした。

膣ケアは不快な感情を持ちながら行うのはNGです。
なので、我慢してするくらいなら
しない方が良いです。

お日さまのいえでは
その方の受け入れ段階に応じて
お話しをしています。
※講座は随時ご予約出来ます。

貴女の大切な体の一部。
そこを愛をもって、受け入れてみませんか(’-’*)

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助産師 妊娠バースプランナー たいわ士
大山智子