大橋塗装工業`sブログ

<・・・・Proposal of high technology・・・・>

徳楽寺

2021-07-02 05:55:04 | 大橋塗装工業
地元のお寺から、庫裡の塗装工事依頼を受け工事に着手すること早、20日。

本堂との連絡通路屋根の塗装工事を行いながら、ついつい目の前にある本堂の木組み工法にうっとりした先日。

斗組(ますぐみ)や組み物と呼ばれる軒桁を支える部分は、斗と肘木の組み合わせから仕上げられ、社寺建築には

欠かすことのできない特徴ある工法ではないでしょうか。

又、鼻掛(はなかけ)と呼ばれる軒にセリ出た個所なんかも見ごたえが有ります。

しばらく、その構造を眺めていると、「ちょっとバラしてみたい」って思っちゃいます。

 塗装工事を行う我々にとって、建物の構造や素材、特性を知ることは、とても大切なこと。

 それぞれに見合った、塗装処理前の下地調整を行い、最善の塗材を利用することで良い物に仕上がると思うのです。

 最近では、木材は壁紙に隠される洋間が多くなったおかげで、床の間の仕上げや和室の敷居、鴨居、などの

 塗り物がめっきり少なくなってしまいました。 
  
   そんなせいでしょうか?  こうした木造図作りを眺めていると、ついつい・・・・・

  ”漂白をかけて汚れを落としたい・・・・。 着色してみたい・・・・。”と、木と戯れたい症候群になってしまうのでした。

 


 






本業の錆止め塗装工事から離れ斗組撮影会。
これは、斗組三段、三手先止の作り。


続いてアップ写真。  下の彫刻、右手はゾウさん。  仏教の成り立ちにも関心が出てきます。


いたるところに、細かな彫刻の装飾が施されています。


 ほんとッ、その造りと彫刻に圧巻されます。
 
   あっ。早く、隣接する庫裡の屋根仕上げないと・・・・・。 

  


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