大橋塗装工業`sブログ

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安保法案

2015-09-19 08:31:24 | その他
日本が国連PKOへの参加を開始したのは,1992年6月に「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」が成立してからです。この法律は,1990年の湾岸危機発生以後,国際社会の一員として,その平和と安全に日本がどのように貢献していくかを模索する中で,国民を二分する議論を経て制定されたものでした。
この結果、 1993年4月に国連ボランティアとして中田さんが亡くなり,同年5月には文民警察要員の一員である高田警視が殉職され,また1998年7月には国連タジキスタン監視団に政務官として派遣されていた秋野さんが亡くなられています。国際社会の平和と安定のために日本人のPKO要員の尊い命が失われたことは,決して忘れてはならない事実です。
過去にこの法案が成立されなければ確かにこの三名の尊い命は失われることはなかったでしょう。しかしこの国連PKO活動も日本の当法案も根源には世界平和という共通の目的が有り、内戦や紛争に巻き込まれた多くの人々の救済、支援、復興を最大の目的としたものだと思っています。
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日本国内では刑事法の死刑制度の是非をめぐって死刑制度を維持する国では存続に賛成する存置論 (存続論)、死刑制度の廃止を主張する廃止論(反対論)、死刑制度を廃止した国では制度の復活に賛成する復活論とそれに反対する廃止維持論が存在します。
これは人の命を奪うことに対して宗教的或いは哲学的、人道的な問題や社会感情が複雑に絡むものだと思います。
 現在日本において発生している殺人事件や凶悪事件は決して少なく有りません。そこに下される判決も又、賛否両論有ります。
こうしたPKO法や刑事法、そして今回成立した安保法案も共通する事は生命と人道に関わる法案だということです。

例えば何の関係もない親族がある日突然、凶悪事件(犯罪)に巻き込まれた場合。どんな心理状態に陥るでしょう?”人を憎まず罪を憎む”と言えるでしょうか。犯罪者の更生を心から願えるでしょうか?恐らく自分には出来かねるように思います。
戦後日本は現在に至るまで大きく発展してきました。もし敗戦することが無ければ決して今のような素晴らしい日本はなかったでしょう。そしてこの戦後の復興と発展は我が国が独自の力でのみなし得たものでは有りません。
自国防衛をアメリカに大きく委ねる現在の日本。そして長い歴史の中で築き上げてきたものは何かそして今後、被爆国でもある我々日本人はどう世界に義理だての無い本当の貢献していくか、又は責任ある行動を取るか否かを考え行動していくことが今後重要であり日本の信頼に繋がるのではなのでしょうか・・・・・



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