【117座目:餓鬼岳】
10月13日から21日まで超遅~~い盆休暇・・・・
真夏の暑い時期に休まず働いたご褒美、というか計画的に取得できる良い職場です。(休暇だけは)
秋の連休は最高! そりゃ~そうでしょう。
気候は安定、山も空いていてかつ紅葉は真っ盛り。
特に最近、登れば良いっちゅうもんじゃねえで~の域に達したのか、頂上で景色が見られなきゃ~意味がない、
見える可能性が無けりゃ~登らん!という考え方に変わりました。 ハイ
・・・という事で、天気予報と地域をにらめっこした結果
先ず13日:晴れ時々曇り(長野県)・・・栃木県からの移動を考え、無理のない「餓鬼岳」、
14日「有明山」 ・・・15日以降は天気予報により別途計画・・・でとしました。
【先ずは「餓鬼岳」】
コースは一般的(?)白沢三股コース
理由:チョット険しいが面白そう。所要時間も有明温泉コースより短時間・・・という事で。
計画時間:登り:3時間30分 下り:2時間30分
白沢の駐車場に到着したのが9時半 既に車が20台程駐車していましたが、登下山中、行き会った方が8名と数が合いませんが、どうでもいいでしょう
急いで支度して9時40分出発
トイレの脇を通り左に前進 快適^^
標識もしっかりしてます。
チョイ走ると、登山口に到着 9時40分 13時10分頂上到着か。 先ずは大凪山を11時半到着を目途
色々なHPで見たとおり(当然ですが) チョット走れる状況ではありません。 橋あり梯子あり、急登有り、狭隘場所ありと危険な登山道です。 ただし水は豊富でした。
川沿いに狭い登山道を慎重に登っては下り、下っては登りを小刻みに繰り返します。これ疲れますね。
走れません^^;
「魚止めの滝」 に到着しました。
人が手前なので滝がチャッチク見えますが写真の見た目より2倍落差があったと思います。(一応、滝の名誉のために)
この辺りから、紅葉も真っ盛りになりつつあります。
滝を過ぎたあたりから、いよいよ急登になります。
少し登るとテントを担いだ中年の女性2名が道を譲ってくれましたのでお先に失礼しましたが、この登りは大変そうでした。
大町の「下界」の初めて見える場所に到着しました。 ただしガレ場、落石注意です。
何処まで続く急登・・・尾根に出れば楽になるだろうと踏ん張り、やっと「尾根」に出ました。
ところが尾根道も、一向に楽ではありません。 噂通りの厳しいコースです。
途中、休憩中の1名の方を追い抜き、11時半 ようやく大凪山に到着しました。
全くピークらしきものはありませんが「山頂」の標識はありました。
此処からはチョット快適なランとなるはずでしたが、手前の急登によるダメージにより小走りがやっとです。
木々の間から「餓鬼岳」の山頂が見え隠れしますが、気が遠くなるほど遠く・高く感じ気が滅入ります。
下山者2名と遭遇・・・こう見ても狭い登山道なので危ないです。
え~~ 頂上 あれかよ~~~(涙) 薄く三角帽子のピーク
きついので紅葉だけ見ます^^ 遠くに山小屋らしき物が見えましたが、これまた遠い事。涙がでます。
尾根辺りが一番紅葉の見ごろ感がありましたが、チョット迫力というが壮大さは無く拍子抜けしました。
さていよいよ、クライマックスの百曲りです。
この辺りは広葉樹が無くダケカンバもすっかり葉が落ちていました。
いよいよ頂上・・・寒いような暑いような。
周囲が一段と明るくなってきました。 山小屋まで10分との標識発見
12時45分 山小屋到着 こじんまりした山小屋です。
相当寒いんでしょう。ストーブの煙がガンガン上がってます。
12時50分 予定よりチョイ早めに到着しました。 ものすげ~寒いです。 笑ってられません。
幸い周囲には誰もいないので、パンツもシャツも着替え、更に持参のフリースとウインドブレーカー・・・全財産を着こみ漸く落ち着きました。
冷えたお握りをかじりながら周囲の山々を確認しましたが、チョット雲が多くてスッキリしません。
ケンズリ登山道方面 「槍ヶ岳」があんな恰好で見えるんですね。 ケンズリ登山道もなかかな手強そうですが急登はなさそうですね。
針の木岳方向 残念ながら鹿島槍~後立山~剣岳等は見えず。
「餓鬼のコブ」に2名の登山者が見えたため行って見ようかと思いましたが、寒さと遠距離に見えたので止めときました。ちなみに餓鬼のコブまで往復約2時間となっていましので急いでも1時間はかかるでしょう。
一通り景色を堪能し13時15分 下山開始 下山予定時間 15時45分
下山は思っている以上長く感じるものですが、この下山路も多分に漏れず長~~~く 疲れました。
特に「滝」からが到着したようなしないような・・・登ったり下ったり・・・ こんなに長かったかな~などと思うのは久しぶりです。(朝日岳、雪倉岳も長く感じたが)
空がすっかり曇に覆われたため、若干周囲が暗くなりはじめた15時35分 やっと駐車場に到着
下山し、ホッと一息 「餓鬼岳」とは良くぞ付けた名前だ。 餓鬼・・・この登山道・・・地獄の様な針の道・イバラの道・・・甘くはありませんでした。
下山後、大町温泉郷で一汗流し疲労抜きましたが、結構ハイカーが多く混雑していました。
翌日はチョイ楽な「有明山」なのでダウンを兼ねて骨休めし、メインエベントの立山に備えます。