この10月の連休は、春先から「穂高連峰@槍ヶ岳」の紅葉を見ようと虎視眈々と狙っていましたが、なかなか休日と天気が合わず、悶々とした生活が続いていました。
9月下旬からは週間天気予報とのにらめっこ。
ついに10月5日は「晴れ・時々曇り」・6日「曇り時々晴れ」との予報。
すかさず5日休暇をとることに・・・何を言われようが構いません。
【計画】
①案【紅葉堪能案】
5日:0800 上高地発~涸沢~穂高岳山荘泊<6日:穂高岳山荘~奥穂~前穂~岳沢~上高地
②案【200名山登頂案】
5日:0800 大正池発~上高地~徳本峠~『霞沢岳』 の往復
沢渡のバスに乗車する直前まで迷いましたが、6日の天気が「曇り時々晴れ」との事で②案に決心しました。
②案 時間計画・・・標準時間の1/2 予備時間として頂上滞在時間を50分としました。
【往路】08:00大正池~08:30上高地~09:00明神館~10:10徳本峠小屋~12:10霞沢岳
【復路】霞沢岳13:00発~徳本峠14:30~明神館15:15~上高地15:45着
沢渡発7時20分のバスに乗車し大正池で下車し、0745ラン開始です。
林間から梓川沿いコースを河童橋まで快適なラン^^
8時半 予定通り「河童橋」に到着しました。 朝方は雲がかかっていた穂高連峰が4年振りに相変わらずの雄大
な姿で出迎えてくれました。(岳沢辺りでもまだ紅葉は始まったばかりの様です)
此処からはハイカーが殆ど通らない右岸の林道をランしていきます。(雰囲気壊さない様に気を使います^^;)
梓川向こうに徳本峠?の切れ込みが見えます。呆れるほど遠くに見えます。
明神岳もその威容は以前と変わりません。当然ですが・・・
0850 明神橋が見えてきました。 この橋を渡り、明神館から白沢出合へ向かいます。
0900 白沢出合 殆どのハイカーは徳澤方面(穂高・槍ヶ岳)に向かいます。 賑やかですね。
急に人がいなくなりました。かわって野生のサルが沢山お出迎え^^:
何処に行っても野生の猿を多く見かけます。
ハイカーが全く皆無で快適なトレランコースです。
徐々につづら折りとなり、この辺りからは徒歩に変更。 え~~後2kmも・・・ チョットグラつきました。
10:00 徳本峠(小屋)に到着しました。しばし展望台をブラブラします。
ウエストンが感動で泣いたといわれる景色です。
当時、上高地は無く、島々谷からのルートのみだったため一気に開けた展望に感動したとの事です。
展望台で2人の女性ハイカーから「一番右は前穂高ではなくて明神岳ではないでしょうか?」とのご下問が!!
知ったかぶって「前穂高ですよ」と返答したが、チョイ自信無し。
後から考えるに、あの山容は「明神岳」かも・・・と自信がグラつきました。
手前から5峰~明神岳~前穂とは思いますが・・・・どうなんでしょうか?
さて他愛もない話で女性と歓談した後、1010発 此処からは標準時間4時間とあるので、2時間は掛かる道程です。
お~~っと少し走ったらつづら折りの急登に遭遇。走れません。
ヒイヒイと登りつつも綺麗に紅葉している木々をカメラに収めます。
漸く稜線に出ました。 どうやら此処がジャンクションピークらしいです。
八ヶ岳方向ですが雲が出ていて見えません。
地図を見ると此処からは尾根沿いなので快適なランが可能と予想していましたが、寝不足と疲労に加え、アップダウンがチョイきつく、また危ないので無理せず徒歩で・・・
ようやく霞沢岳(右からK1~K2~霞沢)が見えてきました。 高い@遠いです。
数度、アップダウンをすると、常念岳の見えるポイントに出ました。 良い眺めです。
更に進むとダケカンバと紅葉・穂高連峰と、爽快・壮大な景色が目に入ってきます。
もう走るなんて邪道は止めました。(実はボロボロ)
時計を見ると11時50分 ヤバイ 頂上に12時10分到着予定が遅れてます。 とはいえ、前方を見ると、K1が目の前に聳え、ひっくり返りそうです。
え~~ これ登んけ~ 思わず栃木弁が出てしまいますが、とにかく一歩一歩登らなければ頂上に到着しないことは明らかです。 ・・・この登りは効きました。
ヒイヒイ言いながらもやっと12時00 K1到着
「お疲れさんでした。此処がK1です^^」と先着の方が親切にもご案内してくれたので助かりました?。
しかし、まだまだ霞沢岳まであります。 ざっと見たところ30分はかかりそう・・・・
↓ 霞沢岳 ↓ K2
K2から4名降りて来るのが見えましたが、えら~~く小さく見え、更に霞沢岳が遠くに見えます。 全くうへ~~です。
昼飯が待ってるぞ~と自分を励まし何とか12時20分 山頂に到着。 チョイ遅れ気味でした。
今来た道 K1~K2を振り返えながら、穂高連峰~常念岳を眺める。
こう見ると、穂高連峰~笠ケ岳~常念岳を眺めるには、K2かK1の方が眺望は良さそうです。
此処から良く見えるのは「焼岳」 これを俯瞰できる事に感動です。
そして眼下には上高地繁華街? 一気に下りたらさぞかし早いだろうと脳裏をかすめたりするのは、自分一人じゃないでしょう。
反対方向は、乗鞍岳~御岳が霞んで見える程度で、特に感動するまではいきませんでしたが、それなりに眺望を堪能し、K2で昼食としました。
此処での昼食は最高の贅沢でしょうね。
13:00 昼食後、景色を目に焼き付けて下山開始
此処からは高速下山、しかし往路ですれ違った6名を抜いたまでは良かったが、沼地あたりから気持ちが悪くなりトボトボ下山に修整。
脱水か貧血か・・・給水しつつ梅干しシートを3枚口にほおり込み、トボトボ歩き回復を待つことにしました。
14:30 徳本峠に到着 体調も回復したことから此処からは全速力です。
15:10 明神館到着 15:40 林道経由で河童橋に無事到着しました。
河童橋手前から、六百山向こうの「霞沢岳」方向を仰ぎ見ると、ものすげ~険しいです。
登山道が無いのも頷けます。
今回は計画と実施がほぼ同じでしたが、こういうのは基本的に宜しくないと思います。
もう少し予備時間を確保してゆとりを持てるようにしたいと思います。 何があるかわかりませんからね。