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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

file.no-119+β 『 TIGER & BUNNY 』 エピ20話以降…

2011-09-01 16:41:00 | et cetera
 
タイバニ エピ19:There's no way out. ―― のラスト、
「マーベリックが刻むぅぅ~、偽りの記憶ぅぅ~…」 
ちょ、タイバニ、なんていうコードギアスのパクリ?

 ***

以前に吠えたこともありますように、アニメ・タイバニを観ております。
《file.no-119 『 TIGER & BUNNY 』》 とか 《file.no-119+α》。 それに、《第1クール、終了!!》《優しいのか、冷たいのか (腐として)》 など )

8月の初めに放送された、エピ19からのエピソードを観て、あんまり シナリオがフリーダムすぎることから、拒否感が強まってしまい、今日まで エピを観ていませんでした。
アーカイブから読み込んで、観ています。 エピ20、21と観たところで―― ドン引き。
シナリオが、フリーダムというか…… トンチキすぎる。

善サイドのキャラが、実は「悪」 っていうのは、ヒーローものとしては 王道です。
巨悪が、実は 「ネクスト( 能力者 )」 っていうのも、もちろん アリです。 ヒーローと戦えばよい。
だからって、「記憶の植え付けまでOK」っていう設定は、ちょっと―― どうなの?

エピ19で、マーベリックCEOが、組織・ウロボロスのリーダー( あるいは幹部?) であり、 “記憶を書き換える能力者” であり、バニーの両親を殺した犯人であり、現場を目撃した 当時のバニー少年の記憶を改竄していた―― という真実が明らかになるのは、まぁ―― よいでしょう。
ネクストの設定が、あまりに自由自在すぎますがね。 なんでもアリアリすぎ。

“マーベリックおじちゃんで、バニーさん凌辱タイムの始まりだっ!!”
… そんな、エピ19のラストは 面白かったけれど。
… そう、シナリオが、フリーダムすぎる。

続く、エピ20、21で、物語は急展開―― 流行りの言葉を遣うなら、超展開。
正体の露呈や真実の暴露を防ごうと、マーベリックは、タイガーを殺人犯に仕立て上げ、タイガーの同僚たち―― ヒーローの仲間や 放送局の主要人間の『記憶を書き換える』。

みな、タイガーこと 鏑木虎徹 のことを忘れてしまい、「殺人犯としての虎徹」 を逮捕しようと犯人狩りを始める。
マーベリックは、データのネットワーク上からも、虎徹の情報をすべて抹消する。
市民の記憶に残る 「ヒーローとしてのタイガー」 には、ダミーを用意する。 ダミーの正体は、アクションをみる限り、エピ15:The sky's the limit... にて伏線のあった アンドロイドかな。

以上ここまで―― シナリオがトンチキすぎて、爆笑ものです。

 ***

人間一人を殺すのは容易いですが、その存在を抹消する―― 誰にも不信感を抱かせず、消し去る! などというのは、不可能です。 たとえ、小説や映画、アニメの中であっても―― です。
たとえ、10人20人の記憶を 書き換えたとしても、個人的に虎徹の過去を知る 人間は、彼のこれまでの人生の中で いくらでもいるでしょう。
それらすべての記憶も、書き換えるとでも?

彼の母親と娘、以前の上司ベンさん、さらに 彼の 危険なライバル・ルナティック――。





たとえ、データを抹消しえても、彼に 個人的に関係する 数えきれない人間達の記憶を 、すべて書き換えて、 「虎徹を追い詰めることに成功、イェーイ!」 という状況など―― 起こるわけが、ない。 ナンセンスです。

シュテルンビルトを、過去10数年に渡って脅かし続けたという設定の、巨悪キャラが、もし 「記憶を書き換えたから、追い詰めれるぜ!イェーイ!」 などと考えるような 頭の悪いキャラであるならば―― それはもう、欠伸が出るような脚本です。
 

いくら、アニメとはいえ、こんなシナリオは、ひどすぎる。
( “ひどい” という単語には、あえて 劣悪・愚昧 という漢字を充てたくもなる )
なぜ、こんな展開になってしまったのか――?

記憶を書き換える能力がある―― そんな設定なら、私ならば、

"マーベリックは、バニーの記憶を書き換える。
 実は、虎徹が、バニーの両親を殺した犯人だった―― という、ニセの記憶を。
 ウロボロスの主要構成員だったという、記憶でもいい。
 その上で、バニーの乳母を殺す。
 「正体を ばらされそうだったから、口封じに殺したのだ」 と、バニーに思い込ませる。

 その上で、虎徹のデータをすべて抹消。 彼の実家の家族にも、「彼は堕落した」と告げて、信じ込ませる。
 虎徹の退路をすべて絶つ!! 逃げ道を、すべて絶つのだ。

 そこで 初めて、シュテルンビルト全市民に 「真実」を告げ、タイガーがヒーローにあるまじき人間であり、行為を行なったと信じ込ませる。
 ヒーローへの信頼が揺らぎ、ネクストへの差別意識が高まり、「ネクストは全員拘束せよ」 と、暴動寸前へと憎悪の感情が噴き出す。

 「しかし、皆さん ご安心を。 我々の元・仲間がしでかした過ちは、我々自身で償います!」
 そう マーベリックが宣言して、TV生中継下で、バニーに 虎徹を殺させるような流れに 持っていく。
 これなら、視聴率も、100%を達成しますでしょう

 マーベリックが、「勝った!」 と ニヤリングする瞬間に、大どんでん返しで 彼の正体を白日の下に晒す!
 記憶も戻り、和解した 虎徹とバニーの二人が、マーベリックを逮捕する( あるいは殺す )。”


―― そんなシナリオを 用意します。 ベタですけれど、破綻はしていない。
現在の本編シナリオでは、「悪役のキャラが 頭が悪すぎる!」 そんな印象が ぬぐいきれません。
―― 納得できない。

エピ18までは、わりと、腐的にも、 まっとうにも、どちらにも面白い展開でしたので―― なおさら納得できない。
全25話予定ですので、そう、あと4話か…。
エピ22は、これを書いた後、観るつもりですが…。

マーベリックの後ろに、もう一構え 悪役がいて、無能な悪キャラを始末―― 真のボスが登場 クライマックス!
そんな、修正があることを 願ってやみません。

「キャラの設定」 自体は、本当に面白いんですが…( 真面目な意味で )。
本当に、どうしてエピ21のような展開になったのでしょう。 いったい、ナニを考えているんだ…?


不始末 は、みたくありませんねぇ…。
腐始末 は、いっくらでもみたいですけどね。 ペロペロッシュ!!

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