Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「謎解きはディナーのあとで」第6話。

2011-11-22 23:06:48 | テレビ・ドラマ


「謎解きはディナーのあとで」の第6話を見ました。
毎回毎回、「果たしてこれはミステリーなのかギャグなのか…」と悩みながら見てしまうこのドラマ。
今週も、風祭警部や麗子の使えなさに呆れつつ、

「日本の警察官がこんなのばっかりだったらどうしよう」

と不安になってしまいました。…え?何?大丈夫?もっとひどいのがいるから、って?
ああそうかそうか、なら安心…って安心できるかボケぇっ!!


で、第6話の内容ですが、事件の舞台は国立署管内にある、藤倉ホテル創業一族の藤倉家。
藤倉家のバラ園で、藤倉家に滞在中だった高倉恭子という女性が、絞殺死体で発見されたのだ。
事件の様子に風祭は、藤倉家に古くから伝わる「紅バラのたたり」と思い出して愕然とする。
「恭子は『紅バラのたたり』で殺されたのでは」と恐れつつ、風祭警部と麗子は捜査を始めるのだが…。

えーと、一応ずっとテレビをガン見していたはずなんですが、内容があまり記憶に残ってないので、
詳しく知りたい方は公式サイトをご覧になってください。あしからず。

いつものことですが、強引な推理、捜査のプロのはずなのに刑事にしてはあまりに間抜けな風祭と麗子、
ドタバタした結末など、相変わらず完成度がいまいちなドラマでした。唯一、「おおっ」と感心したのが、
執事の影山が麗子から捜査情報を聞き出して自分の推理を披露する前に、一旦辞退しつつ日本の警察の
捜査の遅さを皮肉った場面。確かに、迅速な判断ができなくて犯人にまんまと逃げられたり、警察に被害を
訴えてもまともに取り合ってもらえなくて、最悪の事態に陥ってしまったりと、警察の対応のまずさが
原因でややこしくなった事件はいくつもありますもんね。だからといって、麗子と影山みたいに、警察が
一般人に捜査情報をべらべら喋るのはNGですが。

豪邸の敷地内で起きた殺人事件、殺されたのは一族以外の人間、ちょっと特殊っぽい家族関係…とくれば
犯人は一人ではなく、「オリエント急行殺人事件」方式なのかなと想像したのですが、結果は違いました。
つかそれ以前に、キャストを見れば犯人はわかりますね。あの俳優が犯人以外の役で出てるわけないって。

影山の推理、というか事件のからくりについてつっこみたいところはいろいろありましたが、一番
「オイ!」って思ったのは、死体の運搬方法。最初、麗子は車椅子で運んだのではと考えてましたが、
影山の推理すなわち真相はなんと…ベビーカー。

いくらなんでもそれは無理がありすぎます。

女性とはいえ大人を乗せて運べるなんて、いったいどんだけ巨大なベビーカーなんだよ?
それとも何か?殺された恭子はそんなに小柄だったのか??
ベビーカー以外に、何かもっと他にやり様がなかったのか…とあきれてしまいました。

そのほか、影山の推理を聞いてる時の麗子のカンの悪さに何度もいらっとしてしまいました。風祭警部が
トンチンカンなのはキャラ的にアリだと思うのですが、麗子は一応主役なんですから、影山の謎解きを
ただ聞くのではなく、影山と推理をキャッチボールしながら真相に近づいていく、くらいのひねりを
利かせてほしいです。お嬢様があんまりアホだと、なんで影山がこのお嬢様に執事として尽くすのか
わからなくなってしまいます。

恭子を殺した犯人が、藤倉家に代々伝わるバラの品種でわかったのは、やや強引ながらも面白かったです。
最初に犯人が「紅バラのたたりを知らずにバラを切った」と言ったときに不自然な感じがしたんですが、
ここからもう謎解きは始まってたんですね~。バナナマン日村の薬局の謎は、正直いらんかったのではと
思いますが。

しかし、影山の推理を聞いてる場面はまだ面白く見てられますが、いざその推理を根拠に麗子が犯人の
ところに乗り込む段になると、「推理だけで人が逮捕できるのか」と頼りなくなってしまいます。
やっぱり犯人逮捕の場面は、少しでも現実味がないとドラマと言えども説得力がないんでしょうね。


来週のゲストは田山涼成さんだそうです。公式サイトのあらすじを見た感じだと、今週とはちょっと
趣向を変えた内容になるみたいで、ちょっとは期待できそうです。



コメントを投稿