宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

子供や高齢者は国の宝、且つ障害者等社会的弱者の人権を尊重し守ってこその先進国。年々逆行する現実に抗し当り前の国にしよう!

★『年賀状を読みながら、呑むお屠蘇の味は格別だ』

2009年11月30日 22時49分05秒 | 日記
              【写真=今年の女川町の初日の出】



かみさんのホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』 
 
ある『会話』


「なぁおめぇ、やんだぐなんねがぁ?」
  
  「・・・・・」

「んあぁ、なぬがだって?」

  「・・・・・」

「そりゃおめぇ、こどすももはや終わっぺ、んだがらまだひどづ、とすばとんねげねぇべぇ」

  「・・・・・」

「かんげるまでもねぇべさぁ、こんとすなっと、いづ年いづ年があっと言う間だべや、おめぇなんかほなぐ思わねがや。」

  「・・・・・」

「ちおぐのいどば、たぐっていげば、こまけころさ、もどるづぐってぇなもんだべぇ、あんこらぁいづ年がなげぐ感ずだもんだべや」

  「・・・・・」

「ほう、んだがや、おめもがぁ、ふ~ん、んだったがや」

  「・・・・・」

「そういうどさ、こまけごどいうようだげっどさ、おしょっがっつぁまくっとおもってまってっと、さっぱこねくてなや、毎にづ毎にづがっかさいうど、ごしゃがいでなや」

  「・・・・・」

「んだがら、、いざおしょっがっつぁまくっと、はやぐねむてぐなってなや、ごっつぉかねでねですまったもんだでば」

  「・・・・・」

「んだがぁ、めぇも、んだったがや」

  「・・・・・」

「んでもや、そりゃだいでもおんなずだったべなたぶんなや」

  「・・・・・」

「ところでだいにちいだがわしだげど、んめのどごでは、もずのするいが、ごっちゃるあるてちいだごどあっけど、ほんとのごどがや?」

  「・・・・・」

「んだったんだにゃぁ、やっぱぁちいでみんねげわがねもんだなや」

  「・・・・・」

「んでもやぁ、まだ年賀状ば頼まれるじぎがちたぞ」

  「・・・・・」

「んめも、つぐんだべ、おらさたのんだらや、葉書き代だげで済むがらっしゃ」

  「・・・・・」

「なぬかだっても、しゃべねやづだっちゃなや」

  「・・・・・」


【上記の会話文を読みこなせる人は何人いるかな?取り敢えず読めると言う人は、ローカル中のローカル語に非常に詳しい人という事になり尊敬に値する。尚、現在は当地の人間でもしていない会話で、既に『死語』と言っても不思議ではない言葉も入っているのだよ、明智君・・・ふっふっふ!?】

『年賀状は虚礼なのか?心を結ぶ50円の絆なのか?』

    

おらは今夜、年賀状を書いた。
ちょっと早過ぎると思う向きもあるかも知れないが、何、種を明かせば人に頼まれたからだ。                                 もう一つ種を明かせば、おらが書いたと言うのは正しくない。
パソコンでテンプレートを仕入れて(もちろん無料のやつ)作ったから、印刷時間も入れて、100枚を1時間かからないでやれた。

 デザインも任せると言われたが、人のものとなると意外に迷うものだ。
迷いに迷ってデザインを決めた時間も入れての1時間未満だが、この制作時間が速いのか遅いのか判断できない。

 12月初旬には、年賀状の見本を作って10人ほどに配る。
見本と言ってもA4の用紙一枚に4種類のデザインを入れるのだ。
そしてそれを25枚ほど作るから、100種のデザインになる。

 あちこちのサイトからデザインを探して作るのは、これはこれで結構しんどいと言うより面倒な作業なんだ。
 おらに頼んだ人は、その中から気に入ったデザインの年賀状を選ぶ。
そしておらは、頼まれた人のために作る。

 少ない人で30枚、多い人で80枚くらいで、平均して40数枚というところである。
実費だけの製作費だから、町なかの印刷屋さんに頼むより遥かに安くて済む。
 奇麗事に聞こえるかも知れないが、頼んだ人は安くて喜び、おらは人に喜んでもらえる充足感に満たされる、という寸法だ。

 年賀状は虚礼だから、出さないと言う人も多くなったと聞く。
年賀状を電子メールに変えたという話しも多く聞く。
 しかし元日の朝に届いた年賀状を、一回目はざっと見て二回目にじっくり読みながら、あの人この人の顔を想い出して呑むお屠蘇の味は、こりゃまた格別で堪えられんのじゃ。

やっぱりおらは、年賀状をやめられない、やめたくない!

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