
10:44 電車を降りるなり、鬼怒川公園岩風呂へ直行。(拡大写真)
今日は紅葉の名所、栃木県の龍王峡へ行きました。ヤフーの紅葉情報で「見頃」とあるので、日程的にも今日が最後のチャンス。少し早起きして浅草駅から8:10発の東武線快速で約2時間半。まずは鬼怒川温泉の1つ先、鬼怒川公園駅で途中下車。
通常ならハイキング終了後、温泉がセオリーですが、とにかくリセットしたいので、鬼怒川公園駅から歩いて5分の「鬼怒川公園岩風呂」に直行。ここは駅から近く、夕方は混みあうと思われるので、空いている午前中に狙ってやってきました。
入浴料500円と手頃で内湯+露天風呂のみのシンプルな造り。洗い場が少ないですが、内湯が広々していて気持ちよい。外は鬼怒川沿いの山々がよく見えて開放的です。朝11時前に温泉とは贅沢な気分。すっかり休日モードにリセットできました。
11:56 駅近くの遊歩道を降りていくと、虹見の滝がお出迎え。
すっかり温まった後、1本後の電車で龍王峡駅に移動。東京方面から来た観光客がドッと降りて精算に長蛇の列。私も浅草から直行で来たら行列に巻き込まれますが、鬼怒川公園駅で野岩鉄道乗り入れのきっぷを買っておいて正解。
駅からお土産屋さんを抜けるとすぐに龍王峡の遊歩道入口。最大の観光ポイント、虹見の滝がお出迎えという感じです。ここから鬼怒川沿いを歩いて川治湯元駅まで向かいます。
12:07 虹見橋からの龍王峡。燃えるような素晴らしい赤です!
ヤフーの紅葉情報どおり、とにかく素晴らしい紅葉!奥の山々の上まで、見えるところ全て色づいています。龍王峡は2200万年前の海底火山の火山岩が隆起し、鬼怒川による長年の浸食作用によってできた渓谷。まさに自然が織り成す「美の競演」です!
12:16 遊歩道歩きがスタート。紅葉のトンネルを歩いていきます。
虹見橋からの絶景も名残惜しんで、ウォーキングをスタートです。歩き始めてすぐに撮った1枚ですが、旅行のガイドブック顔負けです!下はややぬかるみがあるので、木道が整備されて歩きやすくなっています。むささび橋までの1kmは団体客に囲まれながら歩いていきます。
同じ隆起した岩でも若干の色の違いがあり、白龍峡、青龍峡、紫龍峡とエリアが分かれています。歩き始めの虹見橋のあたりは白龍峡で、先に進むほど、岩がやや青っぽくなっていくのが分かります。
13:23 途中から団体客も去り、ようやく静かになってきました。
途中のむささび橋から先は、周りの人を気にせず、のんびり歩くことができます。行き交う人々とも「こんにちは」と挨拶を交わします。歩き疲れたら途中立ち止まっておいしい空気を吸って、静かな山々を前に川の流れに耳を傾ける…最高にリフレッシュできる瞬間です。
川治温泉駅までの約4kmは写真のような木立の間を歩きます。ここから電車で引き返す選択肢もありますが、まだ歩き足りないので、もう1駅分、川治湯元駅まで歩きます。
14:47 野岩鉄道のAIZUマウント号(左)が鉄橋を通過中。
川治温泉から先は小網ダムの上流なので、川の流れはありませんが、まだ遊歩道は続いています。自分が乗る電車だけではなく、途中の電車の時刻も調べてきたので、ちょうど会津田島行きの電車が通過する風景を写真(左)に納めることができました。
川治温泉駅から2kmの黄金橋(写真右)が遊歩道のゴール。ここからも野岩鉄道の鉄橋が見えます。次に来たのは上りの東武6050系。野岩(やがん)鉄道は1時間に約1本。ここまで来ると2両編成です。ここから先は川治温泉の温泉街です。
15:12 休業中ですが「薬師の湯」は対岸から丸見えでオープンな造り。
ガイドブックにも載っていた露天風呂「薬師の湯」は現在改装のため来年春まで休業中。露天風呂にはまだ工事の手がついていませんでしたが、川の対岸から見るとこんな感じ。もちろん男性用露天風呂ですが、それにしても丸見えですなぁ。
川治温泉でも立ち寄り温泉に入れる旅館が数件ありますが、ここでは入らずに、歩いて川治湯元駅に向かいます。歩き始めてここまで約8kmの道のり。景色が最高だったので、あまり歩いた気がしませんでしたね。
16:05 川治湯元駅が今日のゴール。ホームからも絶景が。
高架になっているホームで電車を待つ間も、紅葉の山々を眺められて全く退屈しません。歩いている間、雨はもってくれましたが、山々の上のほうが雲で隠れてきたので、もうすぐ降り出すと思われます。川治湯元駅から4つ目にある鬼怒川公園駅で再び下車です。
16:41 キャンプ場に併設の「上滝乃湯」。露天風呂つきです。
鬼怒川公園駅から鬼怒川の橋を渡って徒歩約15分。キャンプ場に併設されている温泉施設「上滝乃湯」に到着。もちろん温泉だけの利用も可能。ここも入浴料500円で、内湯と露天風呂の小さな造り。お湯も温かくてちょうどよい。誰もいないので貸切状態です。
露天風呂に入る頃には、陽も落ちてしまいましたが、川沿いなので、眺めも良好と思われます。混みあう夕方の時間帯でも「あまり混まない」という情報を元にやってきたので、ある意味賭けでしたが、銭湯気分で気軽に入るならオススメです。
お風呂を出た頃は真っ暗になって、ポツポツと雨も降ってきてしまいました。電車に間に合うように足早に駅に向かいます。次の電車まで駅に釘付けで、寒い思いしても困るので、ギリギリで間に合ってよかった…。
18:19 帰宅は特急スペーシアで。駅員さんのナイスプレーに感謝!
鬼怒川温泉駅からは特急スペーシアで帰宅です。春行った日光の帰りは区間快速を使ったので、途中の東武動物公園駅までは各駅停車。3時間近くかかった教訓で、帰りは贅沢に特急を利用。終点の浅草駅まで日中1,400円の特急料金が夜割りで1,000円。ありがたいシステムです。
1時間後の特急を予約していましたが、予定より早く帰れそうなので「もう1本早い特急に乗れないか?」と駅員さんに調べてもらったところ、残念ながら満席。しかし駅員さんが気を利かせてくれて、到着した接続列車の乗務員が持っていた売れ残った席を譲ってくれることに。
面倒くさいシステムの説明や手続きをしなくても「満席」で押し切れるところ、融通を利かせてくれた駅員さんナイスでした!おかげで予定より1時間早い20時半頃に浅草駅に到着しました。
ここまで往復の交通費は約4,500円。鬼怒川温泉は距離は遠いですが、東武線で気軽に行けるので、またすぐにでも来たい気分。今回紹介した2件の立ち寄り湯はどちらもシンプルですが、それほど混雑しないと思うのでオススメです!紅葉の絶景と露天風呂、最高にリフレッシュできました!
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