8:23 長野駅から飯山線で野沢温泉を目指します。(拡大写真)
昨日は善光寺、湯田中渋温泉を回って長野駅前のホテルで1泊。今日は野沢温泉の共同浴場巡りを楽しみます。今朝は大浴場の朝風呂~バイキング形式の朝食を済ませ8時にホテル発と好スタートに成功。おかげで8:34発の飯山線に間に合いました!次はなんと1時間40分後なので…。
9:38 外は一面銀世界!恥をかき捨て?最前面に移動して1枚。
飯山線は全線単線非電化、車両はキハ110系の2両編成。朝9時の長野市は氷点下6度ですが、車内では上着がいらないほど暖房が強烈。車窓は一面銀世界!目的地、戸狩野沢温泉駅に着く直前に座席を離れて、最前面に移動。普段かぶりつきはしませんが、旅の恥はかき捨てです。
10:05 野沢温泉のシンボル、共同浴場大湯。観光客も無料です。
戸狩野沢温泉駅からバスで15分ほどで野沢温泉バスターミナルに到着。歩いて3分ほどで野沢温泉のシンボル、共同浴場大湯が見えてきました。近隣にスキー場があるので、スキー客が多いのもここの特徴か?まずは一番混みそうな大湯から入浴。観光客も無料で入浴できます!
10:44 観光案内所で集印帳を購入し、温泉街を散策します。
バスターミナルの近くにある旅館組合で手荷物を預け、集印帳300円を購入。共同浴場や主な観光スポットに設置してある集印台でスタンプを集めながら共同浴場巡りを楽しみたいと思います。13か所以上集めて観光案内所に持っていくと、外湯巡りの手ぬぐいがもらえました!
10:58 13か所もある共同浴場を全て回ります。お湯が熱い!
そして今回の旅のメイン、13か所もある野沢温泉の共同浴場巡り。観光客にも無料で開放されていますが、江戸時代からの伝統、地元の湯仲間によって清掃、管理されている(商売ではない)共同湯なので、感謝の気持ちを持って入浴。賽銭箱があるので、手持ちの小銭を入れていきます。
風情のある湯屋建築が多く、ほとんどは4人程度入れる小さな湯船があるくらいで、立派な洗い場もなし。脱衣場も小さな貴重品ロッカーがあるのみで、鍵のない棚に荷物を入れておきます。ゆっくり入りたい方や、荷物の盗難が気になる方には向いていないかもしれませんね。
施設はお世辞にも立派とは言えませんが、お湯は素晴らしい!やや緑がかった透明な単純硫黄泉。ほんのり硫黄臭がします。一部では温度調節のため加水されていますが、温度はかなり熱め!たぶん45度くらい。お湯が熱いほど、見知らぬ人とも会話が弾み、仲良くなってしまいそうです。
12:04 お湯が熱い十王堂の湯、一番広い中尾の湯がおススメ。
午前中は大湯、十王堂の湯、秋葉の湯、新田の湯、中尾の湯と5湯を制覇。比較的人も少なめでしたが、誰も居ないということもありません。入る時はひと声かけるのがマナーで、外国人も浴室に入って来る時は、中の人にあいさつをしてくれました!
13:34 お昼はそば処大茂んで味玉子つきのそば。湯気で曇っています。
お風呂に入りっぱなしでも疲れるので、お昼ご飯で休憩。メインストリートから少し入ったところにあるそば処大茂んで、味玉子つきの温かいそばを注文。湯気でカメラが曇ってしまいました。見た目にはちょっと寂しいですが、やや歯ごたえがある感じがしておいしかった!
お腹を満たして共同浴場巡り再開。松葉の湯、横落(よこち)の湯、熊の手洗湯、上寺の湯、麻(あさ)釜の湯と短時間で5湯を回りました。お湯は熱いので、5分くらい浸かって、すぐに体を拭いて出るパターンの繰り返し。体を拭くタオルも濡れてくるので、2本持参して正解です。
15:37 国の天然記念物にも指定されている名物、麻釜熱湯噴湯。
3湯を残して小休憩。高温の源泉を利用して、地元の方が野菜を茹でる光景が野沢温泉の名物、国の天然記念物の麻釜(おがま)熱湯噴湯にやってきました。周囲は柵で囲まれ、村の人たちだけが利用できる地元の台所。都会育ちの私にとって、温泉のある暮らしは憧れですね。
共同浴場は6時~22時頃まで入れますが、集印帳の引き換えが17時頃までなのでラストスパートです。細い路地を入った先にある真湯、坂を登った先にある滝の湯、バスターミナルに近い河原湯で全13湯制覇!夕方になりスキー客が降りてきたせいか、かなり混んでいました。
まとめると、最もおススメなのが、立派な湯屋建築で湯船が一番広い中尾の湯。湯船は広めでも一番熱い十王堂の湯。緑のお湯に黒い湯の花が浮かぶ真湯あたりがおススメベスト3ですね。狭い共同浴場は夕方になると混むので、早い時間に回っておくのがベストですね。
17:37 戸狩野沢温泉駅に到着。18時の列車で長野に戻ります。
17時ギリギリで手荷物を引き取り、景品の手ぬぐいをもらって、予定のバスで戸狩野沢温泉駅に戻ってきました。駅で少し待たされましたが、18時発の列車で長野駅に戻ります。飯山線では長野~戸狩野沢温泉までは2両、越後川口までは1両のため、連結作業が行なわれました。
19:28 新幹線の時間までさらに駅そば。今度は野沢菜入りで。
長野駅の駅そばも今旅3食目!時間待ちの間にさっと食べられて、安くてお腹いっぱいになるので、すっかりそば好きになりました!今回は野沢菜入り、正直もう少し乗せてもらいたかったが…。そばには血圧を下げる効果もありますが、具やつゆで塩分を摂ってしまいそうですね。
19:52 帰りの新幹線も自由席で。今度は席に余裕がありました。
天気も恵まれ、これで1泊2日の全行程終了。帰りの新幹線も自由席、連休中日なので、思った以上に余裕がありました。長野駅からわずか1時間45分で東京駅に到着。今回はゆっくり温泉に浸かる時間が少なかったので、できれば今度は旅館に泊まってゆっくりしたいですね。
湯田中渋温泉、ホテルの大浴場(朝風呂は含まず)、野沢温泉共同浴場を含めると、2日間でなんと17か所という怒涛の温泉三昧。新年のおみくじの運勢が悪く、目標がなく下向きがちだったので、思いつきで喝!を入れに行きましたが、これで栄養補給完了、気分転換できましたね。
今回の交通費は、週末の2日間、関東甲信越と南東北の普通電車が乗り降り自由のウィークエンドパス8,700円を利用。新幹線、特急は別途購入で利用可。JR線以外にも長野電鉄を含む13の会社線も含まれます。お盆や年末年始、ゴールデンウィークなど除外期間もあるので注意が必要です。
東京→長野、長野→湯田中、長野→戸狩野沢温泉をそれぞれ往復すると11,520円で単純に2,820円のおトク!さすがに新幹線代は出ませんが、正規運賃よりこれだけ安くなれば、現地の食事や旅館で奮発できますよね。条件が合えば、おトクなフリーきっぷの利用をおススメします!