“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

13/09/23『愛別岳』

2013-09-23 | 2表大雪の山

昨日の東大雪山域から上川を抜けてやってきました表大雪北端、

秋分の日の今日は、晴天の中「愛別岳(2,112m)」に登ってきました

 

この日の空は、10倍返し愛別岳と北大雪の山並みをバックに



昨日、ニペソツ山下山後、幌加温泉でメンバーの一部とお別れし、

暗くなってから愛山渓温泉に入りました

 

本日は、AkkiさんとToshiの二人登山です

 

健脚でならすAkkiさんは、フルマラソン3時間半という実績をひっさけで、オマケに

山にも登ります(はて?どっちがオマケでしょうか?)

オマケのオマケにToshiと同じ早起きの習い性、二人登山は、雄冬山以来です。

 

早起きは三文の徳(得?)、予定時刻よりも30分早く支度を済ませヒュッテを出ます。

 

■4:05 愛山渓温泉 登山口

登山口を出て、すぐに沼ノ平と松仙台園分岐地点でToshiがやらかしました。

後ろから、同じヘッドランプ姿で挨拶され、先を急ごうといつもの癖で確認を

怠ってしばらく直進してしまいました。

ここで無駄なロス。

のっけから三文の得ではなく、三十分のアルバイトをAkkiさんに強いてしまいました。

反省

愛山渓温泉も沼ノ平や雲井ケ原の紅葉を見に来る客だけでも相当な登山客で

駐車場がいっぱいになるだろうと予想してまだ暗い中早出したわけですが、、

注意力散漫

この場はAkkiさんの後をペタペタついていく法で同山域をご紹介するとしました。

 

暗い中、沼ノ平の景色を眺められる地点までやや暫くかかりました。

しかし、天気は快晴のまま、

西の空には仲秋を過ぎた月のあかりが、青い空に変わってもこちらを向いて

そこにあります

気温はこの日の最低温度+2度を示しています。

 

そんな中、

Akkiさんはこの日も半袖、

明かりが射してきてなお+5~6度です。

 

昨日、ニペソツ山から眺めた表大雪山域、標高の高いところには雲があり

ましたが、この日は十勝連峰、それに夕張山地まで思いの外くっきりと、

遠望でき、とても近くに感じることができます。

薄氷と霜柱、気温だけみると東大雪域よりもさらに寒いと感じる表大雪の北端、

陽が東から射してくるのはもうすぐです....

 

■7:45 永山岳(1,978m)

 

青い空が抜けています

永山岳で小休憩、その後目的の愛別岳へ向かいます。

陽射しはぐんぐんと上昇していって、まだ風が冷たいながら、

Akkiさんはいつもの半袖姿に加えてズボンの裾を外し短パン姿になって

います。

道産子の方がむしろ寒がりと言うべきなのか?おそるべし...

 

安足間岳手前から眺める本日の「愛別岳」(カッコイイ)

 

切り立った崖から下を眺めると足がすくんでしまうのもこの山の魅力の1つ

ですね。

安足間岳(2,194m)を過ぎると、目指す愛別岳分岐地点までは距離はそう

ありません。

 

■8:20 愛別岳分岐から...(南方、表大雪旭岳方面を背に)

 

ここから先、いよいよ愛別岳までの縦走路、崖斜面の下りと登り返しです。


画像はよくばりにも、つぶさに張り付け致しましょう

石が転げ落ちてくるのが当たり前の斜面、

距離を測りながら慎重に登っていきます。

坂の上の雲”が無い青天もイイものです。

というか最高

 

■9:00 愛別岳頂上


左の北大雪ニセイカウシュッペ山から右に~烏帽子形の「黒岳」


南の比布岳~安足間岳までの崖斜面は迫力の画

 

そしてここ、

北側の画像のほぼ中央付近の遠い雲海の上に、微かに円錐状の「利尻山」が

見えると先客さんにお聞きして、目を凝視、確かにうっすらと・・・

いや~こんな日もあるんですね~


■9:20 愛別岳 下山

 

ここからの来し方への下りと登り返しもやはり40分。

下山時には、可愛い山ガールまでも、あの崩れやすい岩場をくだって来ていました。

最近の山ガール畏るべし...

 

■10:00 再び愛別岳分岐

ここからわずか先の「比布岳(2,197m)」をこの日の折り返しとしました。


■10:10 比布岳 頂上


 

比布岳から南の雄大な景色“大雪”全貌

 

さ、名残惜しいですが、

ここで食事をして下山です。

安足間岳からは当麻岳、当麻乗越を経て沼ノ平めぐりのコースを帰ります。

 

■10:40 比布岳 下山

 

当麻岳を越えて見下ろす斜面(←裾合平~沼ノ平→)

 

ここから沼ノ平へ向かうルート、初夏であれば一大のお花畑も今は紅葉

もうここからの解説は省きます。


Akkiさん“日本全国こころ旅”

「人生 下り坂 最高~

 

秋の旭岳北斜面全容

 

なんと、

うるさい笹はぜ~んぶ刈られていて歩きやすい。

この辺りから登山口まで、まだ4km程の距離がのこされているため、とても

助かります

六ノ沼から永山岳~安足間岳を望む

 

この辺りで標高1,450mの池塘(ちとう)

雨竜沼湿原よりも高い位置にあります。

そして、その池塘は一段下がって....

 

半月ノ沼こちらも美しい

 

ここからは、あまり観ていただく画はそうないので、

登山口までの画像は少しだけ・・・

 

 

二日間にわたる長い道程お疲れ様でした~

 

■14:10 愛山渓温泉 登山口

 

連日の山行お疲れ様でした。
いろいろなことが重なって、この日「愛別岳」に登ることが出来ました。
2,000m級の山を二日間に渡って登り切るのには、それなりの体力が

無いと・・ですね

その点オジサン二人はとても元気です。

半袖短パン姿でまた北海道未踏の山域をご一緒しましょう

(その後、愛山渓温泉で汗を流し、名残惜しくも札幌に戻りました)

 

 

 13/09/23『愛別岳』

 


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6 コメント

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強運の持ち主! (アミーゴ)
2013-09-26 20:07:03
 Akki氏は年に何回登る? 私のように200回を超える山登りを続けていても、こんな晴天に恵まれることが、いったい何回あるだろう?
晴天に恵まれる確率を考えると、強運の持ち主と言わざるを得ない。『雄冬山』しかり・・・
実にうらやましい限りだ。
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相変わらず (Tak)
2013-09-26 23:47:17
元気なAkkiiさん、怪我しないでくださいね。二日続けて好天で羨ましいですね。でも、季節感がない服装と思うのは、私だけでしょうか。お疲れ様でした。
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ぶるー すかい ぶるー ♪ (★たぐぴー ♪)
2013-09-27 00:52:38
 
すごかぁ~~!
なんも言えねぇ~~~!

「気持ちいい」が突き抜けてますね。

この光景には、マジ憧れます!

なんか・・・悔しいなぁ
 

 
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>強運の持ち主! (Toshi)
2013-09-27 21:27:08
アミーゴさん

じぇっ
あまちゃん2013も明日で最終回を迎えます。
少し寂しいです。

強運の持ち主はToshi自身であろうと思っていたのですが、それがAkkiさんだったとは
そう言われてみれば思い当たるふしがありますね

それにしても一時の悪天巡りあわせがすっかり良いサイクルに変わってラッキーです。
しばらく続いてもらいたいですね。





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>相変わらず (Toshi)
2013-09-27 21:32:12
Takさん

Akkiさんのトレードマーク、
アメニモマケズ カゼニモマケズ ハルノヒツコイブヨニモマケズ
そして、ハツシモぐらいではびくともしません。

Toshiは漆のないこの時期こそ同じ短パン姿で歩きたかったのですが、
夜中におしっこちびったら困るのでできませんでした。





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>ぶるー すかい ぶるー ♪ (Toshi)
2013-09-27 21:37:34
たぐぴー♪さん

Toshiのどや顔が目に浮かびましたでしょうねぇ~
悔しかったら一度訪れるべきでがす。

晴れる保証がないので、かる~く一週間はいていただかなくてはダメですね。
お嬢と一緒に来てスィーツ作ってくれたら、ロハで北海道中を案内します。
筋トレ復活ですね


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