8月20日(土)は、いろいろと訳があって道南は瀬棚にある
「太田山-おおたさん-神社(340m)」にやってきました
太田山神社の入口(鳥居)のあるところが赤丸で、本殿はその340m上
太田山(おおたさん)は、道南のせたな町にある山で、標高は480mほどしか
なく、普通で考えれば態々こんな遠くまで走ってきて登る山ではありません。
ところが、この山の中腹(標高340m)に建立されている神社へのアプローチが
けっこう大変だというので、興味を持ってネットでいろいろと調べて行くうちに、
一度は登ってみたいと思うようになりました。
一般に、神社へ行く目的は“参拝”なれど、Toshiの目的は“登山”なので、
神社の詳しい解説は省きます
“太田山神社”で検索すると数々ブログが出てくるので、詳しくはそれらを覗いて
いただくと良いというのと、
参考までにウィキペディアと、
アンサイクロペディアというものもあることを始めて知ったので、
そちらもリンクを張っておきましょう
(アンサイクロなんてサイトを知るきっかけにもなって勉強になります)
自宅を7時過ぎに出て、順調に道南にまで走ってきました
今金町は、遊楽部岳、カニカン岳登山以来一年ぶりに走ってきましたが、
遠いですね
道道740号線大成地区の海岸線添
さて、せたな町に入っていよいよ海岸線というときになって、交通情報が目に
入りました。
道道740号線、北桧山~大成線通行止め
「えーっ、ここまで走ってきて通行止めかよ、トホホ」
海岸線の道が通行止めってことは、もしかすると八雲(太平洋)あたり
まで戻らないといけないのか?
そんなのやだ~
と思ってはみたものの、
そこからすぐにUターンはせず、巻道があるかも?と考えて、
限りなくもうあと少しの距離に近づいている太田山の手前の通行止めの箇所まで
走って行くところがアホです
巻道って登山じゃああるまいしあるはずもないけど、行って見てみました
この海岸線の道道はなんですか、2台の車が交差できない道幅の道路ばかり
で、砂利道でないだけいいけれど、ハッキリ言って林道と変わらない漁村の
生活道路ではないですか~
これなら度々通行止めになるのはわかる
ここまで走ってくる必要はなかったかも?
因みに、最初から車のナビに入れ込んで走ってくれば、通行止めは回避して
別ルートを案内してくれるはずのものを、Toshiが指定した場所は、太田山
ではなく、その手前のせたなの町のさらに手前まででした
悪いことは重なるものです。
そこから出直してナビに入れ込むと、
確かにかなりの遠回りを強いられるものの、太平洋側まで出ずとも迂回して
行ける道を案内してくれました。
Sからと経由で迂回の図
「お~、この距離(47km)なら3時半までの上ノ国町アポに間に合うぅぅ」
(たまたま上ノ国町で人に会う約束があり、道迷いして遅れました~とは言えない
事情あり)
折しもラジオではオリンピック陸上男子400mリレーで日本が銀メダルを取った
という状況が報じられていて、焦りながらもなんだか嬉しい
なんか変な気分で、太田山のある大成地区を日本海の南側から回りこんで
やってきました。
(こちら側も失礼ながら辺鄙な漁村をみちみちやってきて、どんなところか不安に
かられながらの運転です)
はい、
ここが太田山神社の登り口にあたる大鳥居です。
入り口には“自己責任”の看板がある通り、御利益なく亡くなった人も中には
居るのでしょう。
この神社の目的ってよく分かりません
■11:30 登山口 大鳥居
ここからまずは傾斜50度の階段上がります。
(日本全国これ以上の傾斜の階段はありえない斜度で、ほとんど雪崩斜面です)
写真ではなかなか伝えきれないこの急階段にはロープが常設
そうして、
海抜から標高差340mを一気に登ると背後の日本海は、あっという間に
崖の下・・という感じです。
途中にはロープと落石注意の看板、
登山ならヘルメットを推奨するはずですが、参拝でヘルメットはにつかわしくない
のか奨めてはいません
ここまで来る車中のラジオではさかんに大雨警報が出される北海道内にあって、
ここだけは何故か晴れ間が見えているのは御利益でしょうか?
遠く眺められるのは奥尻島
だけど暑い
ほぼ直登に近い崖を300m以上登るとToshiも普段経験の無い大汗をかいてます。
で、300mを超えたあたりで最後の鳥居をくぐるとこの階段
この辺りから目に飛び込んでくる岸壁にかなりビビります。
凡そ想像した通り、最後の登りはロープと鎖場で、これは7mぐらいあるらしいけど、
ほとんど垂直で懸垂の登りであるから誰もが登れるものではありません。
祠の上はオーバハングだ
この鎖、せたな町で代々続く鍛冶屋さんの特注品なのか(仮説です)、輪の直径
が25cmぐらいで登山靴がすっぽりと収まります。
三点確保は分かっていても鎖がぶらついて怖い
怖いけど楽しい
暑いけど背筋が寒い
■12:00 本殿
登り始めから30分で本殿の洞窟にとぉ~ちゃこ
どうですか
この眺めはざわぁ~
ここで二礼二拍手一礼を持って参拝をしたわけですが、忘れ物王の僕は
お賽銭を持ってくるのを忘れました
というか、もともとお賽銭を持って登らないと・・なんて思っていない
これでは御利益は望めないでしょう
この祠でカップラーメン食べるのはさすがに気が引けたので、
昼食は下山後道の駅ということにして、写真のみで下山です。
よくもまあこんなところに神社を建立したものです。
美しい海岸線を眼下に
登りの途中ライダーが2人降りてきて、Toshiに頑張って!と激励の声掛けを
してくれました。
あ~りがと~う
と同時に、後ろから降りてきたお二人目のライダーが、
「僕はまだ死にたくない」とかなんとか言っていたのを耳にしました
ただし笑っていたので、明らかに北海道での思い出づくりにこの参拝が強い
印象を焼き付けられて良かった・・の下山であることが伺えました
踏み外すと海まで転がっていくであろう急階段が一番怖いかも
ブナ林の美しさもさることながら、晴れていれば美しい日本海を望める
ロケーション、お薦めです
■12:00 登山口 大鳥居
翌日の日曜日は、大千軒岳報告ですがアップには暫く時間を要します。
いつになることやら?
この報告に時間かけすぎましたぁ~
あの鎖、下りは私でも大丈夫だろうかと不安だけれども、ぜひ、行きたい。Toshiさんの分の御賽銭入れてこなくちゃ!忘れ物兄弟の妹として(^_^;)
さてなぁ~😅、果たして最後の鎖場をhiromiちゃんが登りきれるだろうか?
いや、兄が忘れたお賽銭は倍返しで妹が入れるのが筋だから、何としても登ってください!
保険の受取人も兄としておくれ!
今回、上ノ国町へは2度目でしたが1度目は町を流れる天の川(七夕伝説の川)をカヤック遊びでした。海、川、山とアウトドアで滞在するだけでなく、海鮮料理を楽しむのにも最高のエリアと認識を新たにしました。
大千軒岳からの帰りには初めて木古内町も通りました。同町の観光大使を務めた方が爽やか登山の会に確かいらっしゃったはずでしたね。
そうそう、
ブラックシリカも岩盤浴でいまや有名になりました。
なんと、スマホが壊れました。
いじっている途中で固まったまま、何処をどう触っても動きません。
しまいには熱を発したまま、あっと言う間に電池が切れて画面も消えてしまいました。
データ飛んでしまうかも?
人間の頭もデータと一緒ですべてゼロになるなんてことがあるもんでしょうかね?
階段と会談をかけるとは、
こりゃあホルスタイン子さんに一本取られました。