おばら犬猫病院  03-3752-9119

「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

お泊りのネコさん☆

2012年11月07日 | ペットホテル
今日お泊りに来ているのは、猫のベルちゃんです


シルエットは少しタヌキさんにも似ていますが…


顔はとってもキュート


MIXの猫さんですが、シャム猫に似ていて毛並みもとっても綺麗です

緊張しているのか、人が来るとケージの隅に隠れてしまうのですが、
なでていると、出てきてスリスリしてくれます

スリ…


スリ…

ケージの外に出ても、おもちゃで遊ぶこともほとんどなく、
ひたすらスリスリをして過ごしています

 「やめられない止まらない~

今朝はあまり食欲がなかったのですが、かつおぶしを混ぜたカリカリと
おいしい缶詰を少しづつ食べ始めてくれたので、
夜ご飯も色々工夫してあげてみようと思います


乳歯遺残について☆

2012年11月06日 | 日記
ワンちゃんやネコちゃんの歯は、私たちと同じように
乳歯から永久歯に一度だけ生え変わる二生歯性です

犬もネコも通常、生後約6~7か月齢で永久歯に生え変わります
しかし、その時期を過ぎても乳歯が残っている場合を、乳歯遺残と言います


↑ 下顎永久犬歯の頬側に、乳犬歯(矢印)が遺残しています。

乳歯遺残は、乳歯の歯根が正常に吸収されなかった場合に起こり、
小型犬で特に多くみられます

犬では、乳犬歯と乳切歯(前歯)が残ってしまうことが多いのですが、
猫では乳歯遺残はほとんどみられません

乳歯が遺残すると、不正咬合(咬み合わせが悪くなること)が起こり、
正常な位置に生えることができなかった永久歯が
口蓋や歯肉、口腔粘膜に当たったり、突き刺してしまうことがあります


↑ 下顎の犬歯が、上顎の口腔粘膜にあたっています(矢印)。

また、永久歯と乳歯の間に歯垢・歯石が蓄積しやすく、
歯周病になってしまうことも多くなります


↑ 上顎永久歯(C)と、乳犬歯(*)の間に、歯垢が付着しています。

そのため、永久歯が生えそろった後も乳歯が残っている場合は、
乳歯を抜歯する必要があります

すでにぐらついている乳歯の場合は、遊んでいる間に抜けたり、
少し引っ張ると抜けてくれる場合もありますが、
歯根がしっかりしている乳歯の抜歯は全身麻酔下で行うため、
事前に診察・ご相談いただければと思います


↑ 乳犬歯の抜歯。

また、避妊や去勢をする予定のある子の場合は、
一度の麻酔で済ませるために、避妊・去勢手術の際に
一緒に抜歯を行うことをお勧めしています

乳歯遺残は気になっているけど、麻酔をかけるのは不安…
という方もいらっしゃると思いますので、
まずは今のお口の状態を診せていただいたうえで
その子に適した治療方法をご相談できればと思います


猫のアイライン =ΦωΦ=

2012年11月04日 | 日記
実家の「アメリ」の目

キラッ

「あめたろう」の目

ぼー…

二人とも目が大きいほうではないけど、
アメリのほうが目力があるのは…

そうです
目のふちを囲んでいるアイラインの効果です


アイライン あり


アイライン なし

生まれつき、絶対にとれないアイラインがひいてあるなんて…

羨ましいです

                                                   小原真理子


マイクロチップについて☆

2012年11月02日 | 日記
マイクロチップとは、体に埋め込む、ペットの身元証明のことです

   

震災の影響も伴い、ペットのマイクロチップ登録は
近年急速に増えています

ペットショップにいるワンちゃん・ネコちゃんには、
すでにマイクロチップが入っていることが多いですが、
今後マイクロチップの装着を検討される方もいらっしゃると思うので、
特徴や装着方法について、ご紹介したいと思います

主な特徴
  ・マイクロチップは、直径2mm、全長12mmほどで、
   それぞれのチップには15ケタの番号が入っています。
  ・その番号を、飼い主さんの名前・住所、
   動物の種類・性別・毛色などとともに登録します
  ・登録後、リーダー(読み取り器)でマイクロチップを読み込み、
   番号をデータベースに照会すると、登録した情報を見ることができます


   マイクロチップ


   リーダー

装着方法
  ・装着は、マイクロチップの取り扱いをしている動物病院で行うことができます
  ・ワンちゃんネコちゃんの場合は、首の後ろの皮膚のたるんでいる部分に、
   専用の注射器で注入します。


  ・注入時の痛みは普通の注射と同じくらいといわれており、
   鎮静剤や麻酔薬などは通常は必要ありません。
  ・アレルギーやその後の痛みなどもほとんど報告されていないため、
   身体的負荷も少なくすみます。
  ・電池式ではないので、一度装着すれば、半永久的に使用することができます。
  ・装着後、番号とペットの情報を「動物ID情報データベース」へ登録します

メリット
  ・マイクロチップのリーダー(読み取り器)は、動物保護センターや保健所、
   取扱いのある動物病院などに配備されているので、
   不慮の事故や災害、迷子、盗難などによって飼い主さんと離れ離れになっても、
   飼い主さんの元に戻ってくる可能性が高くなります


   マイクロチップで飼い主さんがわかる仕組み

  ・ほかにも、検疫がスムーズになり、短い時間で
   出入国ができる、というメリットもあります  

費用は、病院によっても異なりますが、数千円程度のところが多いようです

一度装着すれば、迷子札のようになくしたりする心配もないので、安心ですね

マイクロチップについてさらに詳しく知りたい方、
ご質問のある方は、病院までお問い合わせください