おばら犬猫病院  03-3752-9119

「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

メタボちゃん ☆ 後編

2012年11月28日 | 日記
前回は「肥満」のチェックと予防などについて載せたので、
今回は肥満の改善(ダイエット)について載せたいと思います

ダイエットには、人間と同様「運動」ももちろん大切なのですが、
犬や猫は本来持つ運動能力が高いため、運動だけでやせるのは難しいです
そこで主役になるのが、「食事療法」です

年齢や体重に応じた1日のごはんの目安量は、フードのパッケージに記載されていますが、
ポイントは、現在の体重ではなく、‘理想体重に見合った量を与える’、ということです

体重を増加させている「脂肪」は、カロリーを必要としません
なので、脂肪が多い子の場合、現在の体重に見合った量のごはんをあげていると
脂肪にもカロリーを与えていることになるので、どんどん太ってしまうのです

そこで、余分な脂肪を取り除いた「理想体重」に必要なカロリーだけを
摂取させる必要があります

もしおやつをあげる場合は、その分ごはんの量を減らしてください

また、避妊や去勢手術をした子の場合は代謝が落ちるため、
手術をしていない子に比べて20~30%ほど摂取量を減らす必要があります

ただ、いきなり食事の量を減らすのは体にも負担がかかるので、
1週間につき体重の1%程度位を上限に、コツコツと減量していくのが理想的です

このように「摂取カロリーを減らす」のと同時に適度な運動も行なうと、
「消費カロリーを増やす」こともでき、ダイエット効率がアップします

効果的にエネルギーを消費できる運動を表で載せておきます
   
はじめはなかなか運動させるのが大変ですが、体重が減ってくると
運動意欲も増してきてくれるので、こちらもコツコツと頑張ることが大切です

最近では、ダイエット用の処方食もたくさん出ています
普通のご飯に比べて、少ないカロリーで満腹感を得られるようになっています
サンプルもありますので、お気軽にお声掛けください

おうちの子の理想体重や肥満具合、ダイエットについてなどのご質問も、いつでもご相談ください

今回は文字ばかりのブログになってしまったので、ここであめたろうのマヌケ顔の写真を1枚
     
          「ぼ~…
寝起きで半目のあめちゃんも、かわいくて好きです


メタボちゃん ☆ 前編

2012年11月26日 | 日記
最近、「メタボリックシンドローム」という言葉をよく聞きます
日本語では「内臓脂肪症候群」などと訳され、
さまざまな生活習慣病の発症に関わっていると言われています

実は、ワンちゃんネコちゃんでも最近「肥満」が多くなっています

肥満が増えている理由としては、
 ・ライフスタイルの変化…室内飼い、おいしいものがたくさんもらえる 
 ・避妊・去勢手術の普及…手術によるホルモンバランスの変化などの影響で太りやすくなる
…などがあるようです

また、ダックス・キャバリア・コーギー・シーズーなど、太りやすい犬種もあります

確かに、ぽっちゃりしてるコは可愛いし、
おねだりされると、ついつい何かあげたくなってしまいます

でも、人間と同じように「肥満」は、
心臓疾患、関節疾患、腎臓や肝臓病、糖尿病、泌尿器系疾患…などなど、
いろいろな病気に関わっているんです

では、肥満の予防や改善は、どうしたらいいのでしょうか

まずは、「お家でできるメタボ診断」をご紹介します

     
      1.胸や脇腹を軽くなでるように手で触ります            
         →肋骨の凸凹が手に伝わればOKです。

      2.ペットの体を上から見ます
         →腰のあたりに「くびれ」があればOKです。

      3.ペットの体を横から見ます
         →おなかがへこんでいればOKです。

お家のワンちゃん・ネコちゃんはどうだったでしょうか

<肥満の予防>
肥満にさせないために大切なのは、「カロリーコントロール」です

 ○ 「社会化期」と呼ばれる、3週齢~5か月くらいまで(猫では2週齢~7週齢くらい)の期間に、
   「おねだりすればおやつがもらえる!」と覚えさせないように気をつけます

 ○ おやつをあげる場合は、一日に摂取する総カロリー量の20%までに抑えます
   (ごはんとおやつを足して、総カロリー量となるように計算します)
   一度にたくさんあげるよりも、少しずつ何回かに分けて与えた方が
   満足感や満腹感が得られます

 ○ 同様に、同じ量の食事なら、少量ずつ何回にも分けてというパターンの方が
   胃が大きくならなくてすむので、太りにくくなります

 ○ 毎回きっちりとカロリーを調節するのは難しいので、
   1日や3日のようなまとまったスパンで計算すると良いと思います
   例えば、昼間にちょっとおやつをあげすぎたと思ったら、その日の夕飯を減らします
   あらかじめその日のご飯の一部を抜き取っておき、おやつに回すのもいいかもしれません

人間にとっては「ちょっとだけ」のつもりのおやつでも、
ワンちゃん・ネコちゃんにとってはすごいカロリーに…ということもあるので、注意が必要です
    「ちょっとだけ…?」 を参考にしてください

適正体重は、ワンちゃん・ネコちゃんの種類やその子の骨格によっても異なるので、
気になる方はご相談ください

ブログが長くなってきてしまったので、「肥満の改善策」については
次回また載せようと思います


ぴっちちゃん☆

2012年11月24日 | 日記
今日は、ぴっちちゃんがワクチンを打ちに来てくれました

     「大きくなったでしょ

現在、生後約3カ月、体重は1.8kgになっていました
もうどこから見ても、立派な猫です

生まれてすぐに保護されたときは体重が100gしかなく、
「ねずみみたい」とよく言われていたのに… 

  ↑ 生後2~3日で保護されたぴっちちゃん



チョビヒゲもご健在でした

病院での身体検査でも、健康そのものでしたが、
お家ではだいぶやんちゃになってきたようです

赤ちゃんの時から一緒にいるお友達の「メリーさん」も、
くわえられたり、運ばれたりして、少しほころびていました

そういえば、病院にいる時もよく取っ組み合いをしていました 



  ↑ 生後約3週間のころのぴっちちゃんです

たくさん可愛がられているから、遊ぶのが大好きなんですね

今日はワクチンと爪切りを頑張り、元気におうちに帰って行きました


次は3か月後くらいに来院してくれる予定なので、
ますます大きくなった姿を楽しみにしています


新しいお花☆

2012年11月20日 | 日記
病院のお花たちが、新しくなりました

病院のお隣にある、フラワーショップ「花利」さんに
いつもお花をいただいているのですが、
今回は「パンジー」と「葉牡丹(ハボタン)」を花壇に植えました

お花が大きくて、立派なパンジー



寒さに耐えて、来年の春まで咲いていてくれるそうです
春にはもっとたくさんお花がつくので、楽しみです

こちらは「葉牡丹」

アブラナ科の植物ですが、葉をボタンの花に見立てて葉牡丹というそうです

よく見ると、葉っぱが縮れているものと、縮れていないものがあります

春にはお花も咲くのですが、私の苦手なアオムシたちがおいしい葉っぱを
狙いに来る時期でもあるので、負けたくないなと思っています

花壇がカラフルで可愛くなってうれしいです





そして、受付には「ポインセチア」を

一気に受け付けが華やかになりました

季節ごとに病院のお花をコーディネートしてくださる「花利」さん、
いつも本当に、ありがとうございます

花利さんのオリジナルカレンダーもいただいたので
来年からは受付の素敵なカレンダーにもご注目ください





あったかあめたろう♪

2012年11月18日 | 日記
あめたろうにお留守番をしてもらうときは、ホットカーペットをつけて
その上にネコベッドと毛布をセッティングしています

休憩時間に自宅に戻ると、このようになっています
    
少し盛り上がっているところがあるような…?

ちらっと毛布をめくると

暗闇に浮かぶ、この「長いお鼻」は…


あめたろう

寒がりなあめたろうは、毛布があると必ずもぐりこんで眠ります

うっかり小さい毛布を置いて出かけると、

かなり苦戦した末、お尻がはみ出してしまった様子…

冬用ネコベッドも、最近はよく使ってくれるようになりました


ホットカーペットを敷いたばかりのころは
嫌がってよけて寝ていたあめたろうですが、

            「これキライ

寒さには勝てなかったみたいです

            「やみつき