おばら犬猫病院  03-3752-9119

「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

「ダイエット合宿」のTV放送について☆

2013年04月27日 | お知らせ
以前、お泊りさんブログ(  コチラ )でも少しお知らせした、
シーザー君の「ダイエット合宿」のテレビ取材の件ですが、
放送予定日が決定しましたので、お知らせさせていただきます

4月30日(火)
TBS「Nスタ」(16時53分~のニュース番組)の
『ハッケン!』というコーナーで紹介されます
ハッケン!は、17:30~18:00のどこか(約10分間)で放送予定ですが、
多少前後することもあるかもしれません

エルペロさんの行っている「ワンちゃんのダイエット合宿」と、
それに参加したミニチュアシュナウザーのシーザー君が主役ですが、
当院も「メタボ検診」や「ペットホテル」の部分で協力させていただいています

      エルペロさんホームページはこちら


            主役のシーザー君

シーザー君は合宿をとても頑張っていたので、
私も放送を見るのが楽しみです

「ダイエット」は最近、ワンちゃんやネコちゃんにとっても
身近な話題になってきていますので、
お時間があれば、ぜひご覧ください


ワンちゃんの「舌」について☆

2013年04月26日 | 日記
前回は、ネコちゃんの「鼻」についての記事をご紹介しましたが、
今回はワンちゃんの「舌」について載せたいと思います

<ワンちゃんの舌の役割>
 ○食事や飲水時にスプーン代わりに使う
   …舌を自在に動かすことができ、
    食べ物を舐め取ったりするときは舌の表側を、
    水をたくさん飲むときは、舌を裏側に丸めて水をすくって飲みます

              

    ちなみにネコちゃんは、水を飲むときも舌の表側を使います

 ○味を感じる
   …グルメに見えるワンちゃんですが、
    実は人間の味覚よりもずっと鈍感です

    味覚については以前のブログに載せてありますので、良かったらご覧ください
          味覚についてはコチラです

 ○体温を調節する
   …犬には、汗をかくための汗腺は、主に肉球にしかありません
    そこで暑い時ときは、舌を出してハァハァとパンティング(あえぎ呼吸)をし、
    唾液を蒸発させることにより体温を下げています

 ○感情を表す
   …「舐める」という行為は、ワンちゃんの様々な気持ちを表しています

    ・叱られたり、他のワンちゃんに出会ったときに、自分の口や鼻を舐めることがあります。
     これは、自分を落ち着かせるためや、相手の威嚇を和らげるために行うしぐさで、
     「カーミングシグナル」と呼ばれています

    ・ワンちゃんが意味もなく自分の足先などをしつこく舐めるときは、
     不安やストレスなどのサインの可能性があります

    ・飼い主さんの口元をペロペロと舐めるのは、甘えや親愛の表現です

舐め方によってワンちゃんの気持ちまでわかるなんて、おもしろいですね

ワンちゃんのチャームポイントでもある「舌」ですが、
たまに観察してみると、新たな発見があるかもしれません

          


お泊りのシーザー君☆

2013年04月24日 | ペットホテル
今日のお泊りさんは、いつものペットホテルとはちょっと違います

先日、ブログでもご紹介させていただいた、
ワンちゃんのアクアフィットネス「エルペロ」さんの
‘ダイエット合宿’という企画でお泊りに来てくれたワンちゃんです
 ( 詳細はこちらをご覧ください  「ワンちゃんの3日間代謝UP合宿 )

ジャン

ミニチュアシュナウザーの「シーザー君」です

日中はエルペロさんにて運動をし、夜は病院にお泊りです
お泊り中は、朝晩のお散歩と、ダイエット用の食事管理を行います


     「夜のお散歩に行ってきま~す


ダイエットフードも、よく食べてくれました

夜は、お気に入りのタオルの上でご就寝…


お散歩では、ゆっくりだけれど軽快に歩くシーザー君

さすが、水泳で鍛えている成果が出ています

そして先ほど、エルペロさんがお迎えに来てくださり、
今日の運動へと出発していきました

    「はやく泳ぎたいな~

泳ぐのもとっても得意だというシーザー君
泳いでいる姿を見るのが、楽しみです

                            

シーザー君は、これまで何度もテレビや雑誌の取材を受けている人気者なのですが、
今回のダイエット合宿にも、テレビの撮影が来ていました

TBSの夕方のニュース番組「Nスタ」の中で紹介される予定です
当院も、メタボ検診やペットホテルなどで協力させていただいています

放送日時が決まりましたら、またお知らせさせていただきますので、
良かったらご覧になってみてください


ネコちゃんの「鼻」について☆

2013年04月23日 | 日記
「鼻」が優れている動物といえば、ワンちゃんがパッと思い浮かびますが、
実はネコちゃんも、なかなか優秀な鼻を持っているんです

そんなネコちゃんの鼻について興味深い記事があったので、
少しご紹介させていただきたいと思います

<ネコちゃんの鼻の役割>
 ○においを感じる
   …猫の嗅覚は人の数万~数十万倍といわれています。
    人の百万~一億倍ともいわれる犬ほどではありませんが、
    猫も十分優れた嗅覚の持ち主です

    さらに猫の鼻の中にはフェロモンを感知する「ヤコブソン器官」があり、
    メス猫が発するフェロモンや、マタタビ、キャットニップの臭いも、
    ここで感知しています

    


    においに関して意外だったのは、「猫にアロマは危険」ということです

    通常、鼻や口から吸引された精油成分は、最終的に肝臓で代謝されますが、
    猫は精油成分に対する代謝機能が不十分で、急性中毒を起こしたり、
    徐々に蓄積されて肝不全を起こす可能性もあります

    ちなみに、犬は精油成分を代謝することができます   


 ○呼吸を助ける
   …外から取り込まれた冷たく乾いた空気は、鼻の粘膜の水分によって加湿され、
    また鼻腔内を通るうちに温められて、気管や肺への刺激を和らげてくれます。

 ○生体防御の働きをする
   …鼻の粘膜には「繊毛(せんもう)」と呼ばれる細かい毛があり、
    空気中のウイルスや細菌、ホコリなどの異物を吸着し、
    鼻の外へと排出してくれます。

 ○温度を測る
   …温度計の役割もするのが、ネコちゃんの鼻の大きな特徴です
    鼻で吸い込んだ空気の温度によって、0.5℃の違いも判別できるといわれています。
    よく「猫舌」といわれますが、実は舌ではなく、鼻で温度を判断しています

ネコちゃんの小さな鼻に、こんなにたくさんの能力があったんですね

あめちゃんの鼻も、実はすごい鼻だったんだね~

…あれ?


あめちゃんの鼻、なんか長くない…?

実は、鼻が長いのがチャームポイントのあめたろう
他のネコちゃんよりも、もっと働き者の鼻なのかもしれません


おまけに…
 鼻に関して、「鼻が乾いていると病気ですか?」
 という質問をいただくことがたまにあります

 …猫の鼻は、においの粒子を吸着しやすくするために、いつも分泌液で湿っています。
  運動時や興奮時には分泌量が増えますが、逆に睡眠時やリラックス時は減少し、
  鼻も乾き気味になります

 鼻が乾いているのは、必ずしも病気ではありませんが、
 他に気になる症状を伴う場合は、病院にご相談ください


フィラリアの予防について☆

2013年04月21日 | 日記
春は色々な予防が始まる時期ですが、その一つに
「フィラリア症」の予防があります

フィラリアというのは、蚊からうつる寄生虫です

蚊がフィラリアに感染した犬を吸血すると、フィラリアの幼虫が蚊の体内に入り、
その蚊がまた別の犬を吸血することで感染します

犬に感染したフィラリアの幼虫は、2~3カ月で血管内に侵入し、
肺動脈という太い血管や心臓に寄生し、成虫になります



寄生する数が増えると、血液の循環や肺に悪影響を及ぼし、
咳や呼吸困難などの呼吸器症状、腹水、貧血などの症状が現れ、
最悪の場合、命に係わることもあります

感染してしまった場合、内科療法では寄生しているフィラリアを薬で駆虫しますが、
その死骸が血管を詰まらせてショックを起こしてしまう場合があります
また外科療法では手術をおこない、寄生しているフィラリアを取り出します

どちらも簡単な治療ではないので、予防で感染させないことが何より大切です

フィラリアの予防薬というのは、蚊からの感染を防ぐ薬ではなく、
体内に入ったフィラリアの幼虫を、血管に入ってしまう前に殺すお薬です



なので、蚊が出始めた1か月以内~蚊が見られなくなった1か月後まで、
毎月しっかり予防することが大切です

特に最後の1回を忘れてしまうと、感染したフィラリアの幼虫が
次のフィラリア予防の時期までに、成虫になってしまう可能性があります

すでに感染している子にフィラリアの予防薬を投与すると、
血液中の幼虫が死に、血管につまったりアレルギーを起こすことがあります

そのため、毎年フィラリアシーズンの初めに血液検査を行い、
フィラリアの感染がないことを確認する必要があるのです

シーズン中しっかり毎月予防をしていた場合でも、
何らかの原因によりお薬が効かず、感染してしまっている可能性を考えて、
同様の血液検査を行っています

また、フィラリアは猫にも感染することがあります
猫の場合、体内に侵入しても幼虫は途中で死滅することが多いのですが、
まれに成虫になり、症状が現れることがあります

うっかり忘れがちなフィラリア予防ですが、
カレンダーに印をつけるなどして、毎月しっかり予防したいですね

フィラリア予防のお薬にはいろいろなタイプがありますので、
診察の際にご相談ください