おばら犬猫病院  03-3752-9119

「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

アニマルセラピー☆

2012年11月16日 | 日記
動物って、いるだけで私たちに癒しをくれますよね
そんな‘動物の癒し’に着目した「アニマルセラピー」という活動が、
近年日本でも広がりつつあります

最近、アニマルセラピーに関する記事を読んで
とても興味深いなと思ったので、ご紹介させていただきます

「アニマルセラピー」とは、動物とのふれあいを
療養や学習に取り入れようという活動のことです

その起源は、なんと古代ローマ帝国時代
戦争でけがをした兵士のリハビリに、馬に乗ることが効果的だとされていました

現在日本で行われているアニマルセラピーは、目的により三つに分けられます

  「動物介在療法
      乗馬のように治療やリハビリのため動物に接するもので、
      医師などの指導のもと行います。

  「動物介在活動
      動物とのふれあいを心や体のケアに役立てます。
      高齢者施設や病院への定期的な訪問は、これにあたります。

  「動物介在教育
      子どもたちが動物とじゃれあうことで、
      命の大切さや慈しみの心を学ぶことができます。

日本では、獣医師らで作る「日本動物病院福祉協会(JAHA)」が1986年から、
小児科病棟や高齢者施設などに動物の派遣を始めました
  

派遣されるのは、犬や猫が中心ですが、
ウサギやモルモットなどの場合もあります

これらの動物は、協会が直接飼育しているわけではなく、
趣旨に賛同し、十分な説明を受けたボランティアさんが、
条件を満たした自分のペットと一緒に施設を訪問します

訪問活動に参加できる動物の条件には、
  ・ 人間が大好き
  ・ 室内で生活できる
  ・ 適切なしつけがされている
  ・ ほかの動物に興味を示さない
  ・ 適切な健康管理がされている
  ・ 年に1~2回の健康診断を受けている
                   …などがあります

ほかの団体では、イルカや馬なども活躍しています
最近では、動物の形をしたロボットもあるそうです
  
  このアザラシ型ロボット「パロ」は、人間の呼びかけに反応して
    感情表現や動物らしい行動をし、人を和ませてくれます


いつも自分に癒しをくれるペットが他の人の力にもなれるのは、
とても素敵なことですね

私も、あめたろうやアメリや来院したワンちゃん・ネコちゃんに
いつも元気をもらっています
  
   「寝ているだけなのに、なぜかほめられるのよね~

JAHAの行っているアニマルセラピーの活動については、
ホームページに詳しく載っていましたので、
興味をもたれた方はご覧になってみてください

       JAHAホームページへ