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「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

メタボちゃん ☆ 後編

2012年11月28日 | 日記
前回は「肥満」のチェックと予防などについて載せたので、
今回は肥満の改善(ダイエット)について載せたいと思います

ダイエットには、人間と同様「運動」ももちろん大切なのですが、
犬や猫は本来持つ運動能力が高いため、運動だけでやせるのは難しいです
そこで主役になるのが、「食事療法」です

年齢や体重に応じた1日のごはんの目安量は、フードのパッケージに記載されていますが、
ポイントは、現在の体重ではなく、‘理想体重に見合った量を与える’、ということです

体重を増加させている「脂肪」は、カロリーを必要としません
なので、脂肪が多い子の場合、現在の体重に見合った量のごはんをあげていると
脂肪にもカロリーを与えていることになるので、どんどん太ってしまうのです

そこで、余分な脂肪を取り除いた「理想体重」に必要なカロリーだけを
摂取させる必要があります

もしおやつをあげる場合は、その分ごはんの量を減らしてください

また、避妊や去勢手術をした子の場合は代謝が落ちるため、
手術をしていない子に比べて20~30%ほど摂取量を減らす必要があります

ただ、いきなり食事の量を減らすのは体にも負担がかかるので、
1週間につき体重の1%程度位を上限に、コツコツと減量していくのが理想的です

このように「摂取カロリーを減らす」のと同時に適度な運動も行なうと、
「消費カロリーを増やす」こともでき、ダイエット効率がアップします

効果的にエネルギーを消費できる運動を表で載せておきます
   
はじめはなかなか運動させるのが大変ですが、体重が減ってくると
運動意欲も増してきてくれるので、こちらもコツコツと頑張ることが大切です

最近では、ダイエット用の処方食もたくさん出ています
普通のご飯に比べて、少ないカロリーで満腹感を得られるようになっています
サンプルもありますので、お気軽にお声掛けください

おうちの子の理想体重や肥満具合、ダイエットについてなどのご質問も、いつでもご相談ください

今回は文字ばかりのブログになってしまったので、ここであめたろうのマヌケ顔の写真を1枚
     
          「ぼ~…
寝起きで半目のあめちゃんも、かわいくて好きです