オーガニックシアター山梨

音楽・朗読劇のシンプルステージを各地で開催。
演劇ワークショップなどおもしろ企画、イベントもおこないます。

東松島被災地公演2

2013-07-10 08:00:00 | 「レイチェル・カーソン物語」

2年たってもまだ痛々しい場所はたくさんありました。



野蒜駅は閉鎖されています。
津波に襲われた学校も覆われていたり、そのままになって壊されるのを待っていたり。
先日閉校式もあったとか。
一面草がはえている更地はかつての高級住宅街だったそうです。

本当に被害がひどかった地区のようです。

避難場所になっていた、日和見公園にのぼってみました。
長い石段が続いて、これをのぼるのは至難の業だと、車で避難した方が数知れず・・・
渋滞がひどくて、のぼりきれず津波に合ってしまった話は報道で聞いた方も多いのではないでしょうか。

そんな心痛むなか、cwニコルさんの
東松島市を日本の未来の希望の地へ 復興の森づくり と 森の学校プロジェクト 』

で森の中にツリーハウスを作っている場所があると聞き、さっそく案内していただきました。



木の特性を活かしたわくわくするようなツリーハウス!
子供たちは見る間によじ登って、周りを探検していました。
ツリーハウスのまわりを切り開いてみんなで集える場所もありました。

こうやって、自分たちのふるさとを見直し、再生していくんですね。

ここへ案内してくださった地元の方は

「震災でいろんなものを失ったけど、震災がなければこんな出逢いもなかった」

とおっしゃっていました。


今回のよき出逢い、本当にありがとうございました。

そしてこの公演のために、公演ごとに援助金を寄付してくださったオーガニックシアターのお客様方、
この場をお借りしまして、お礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、これからもこういった被災地での活動をほんの少しずつでも続けていきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。



中央 スマイルダイニングの阿部さん、中央右 同じく二宮さん
明るく、強く前向きに生きていらっしゃる姿、素晴らしいです。
左 今回プロデュースしてくださった須田さん。
このような出逢いをいただき感謝です。

またお会いできるのを楽しみにしています!



スマイルダイニング 二宮さん作

 

 

 

 


東松島被災地公演

2013-07-09 11:34:00 | 「レイチェル・カーソン物語」

7月5~7日宮城県東松島市に被災地公演行ってきました。

昨年から縁があってお話をいただいていたのですが、なかなか実現できず・・・
やっとボランティア公演、かないました。

まずは保育園公演。
場所は小野保育所。ここは、津波で流された野蒜、小野、牛網保育園が合併し、今はプレハブで運営されています。



土曜日で子供たちは少なかったのですが、みんな元気、元気!
途中で怖い魔女が出てきて、びっくりして泣いちゃったお友達もいたね。


午後はスマイルダイニング公演。



場所は東松島市のJR陸前小野駅近く。

ここは避難所生活をしていて、そこで知り合った阿部さんと二宮さんが始めたカフェレストラン。

レッツゴー!


と意気込んだのはいいのですが・・・
開演時間になってもお客が来ない

こ、こんなことって・・・

う~ん、仕切りなおしだ~~、ということで急きょ夜公演に変更

お店の方と、今回のプロデューサー須田さんと作戦会議。

皆さんのお声かけがあって、夜はご近所の方、ボランティアの方々、お子さまも何人か、来てくださって、開演ー

よかった、よかった。

店主の阿部さん、二宮さんもそうですが、観てくださったかたもご家族を亡くされたり、大変な苦労をされて、いろいろ感じてくださったようです。

感想を少しご紹介します。


「公演の予定も知らず、ふらりと立ち寄り思わぬ時間が過ごせました。
このスマイルダイニングで上演されたこと、今、確かにこの先への一歩となったと思います。」

「嵐に立ち向かう勇気をもって 嵐があるからこそ、幸せが見出せる 
これを信じて生きて行きたいです。
今日、この日 このときがあったからこそ、これからの生き方を考え、自然に対する想いがさらに強くなりました。」


明日は被災地を案内してくださった様子を報告します