ヌチドゥタカラ「命こそ宝」

ヌチドゥタカラとは、沖縄の言葉で「命こそ宝」の意味。脱原発と反戦。命こそ守らなければならないもの。一番大切なもの。

シンポジウム・アーカイブ

2021-02-09 08:31:49 | 日記
脱被ばく実現ネット主催のシンポジウムが2月6日、開催され、松田文夫氏の講演と井戸謙一弁護士との対談もありました。3.1判決せまる「子ども脱被ばく裁判」での放射能被ばくの現状と山下俊一尋問の再現もありました。OurPlanetTVからのライブ配信があり、こちらのURLでアーカイブが視聴いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=AfTEmUAJzf8


原子力災害時の避難時には、避難者に対するスクリーニングに際して13,000cpm以上の体表面汚染がある場合は簡易除染をした後、甲状腺のさらなる検査をすることになっていたのです。けれども、福島では基準が10万cpmに引き上げられ、10万cpm以上の 汚染があっても、 衣類を廃棄するようにビニール袋を渡しただけで、名前も記録も残されなかったことを、関西へ避難した菅野みずえさんが 証言しておられます。FOEージャパンの「福島ミエルカプロジェクト」で視聴できます。https://www.youtube.com/watch?v=_CztCKtlTag&fbclid=IwAR3e9Q3Yn7T505te3nhMN-2DHDfTt1Gt2VcAQqILMObdBeCDChhDSNHjpTs

この数字の捉え方についても、井戸弁護士さんが 詳しく解説してくださっていますのでぜひ、 ライブ映像をご覧になれなかった方は、アーカイブをご覧になってください。

アーカイブを見ていただくと、松田さんのご指摘されている20ミリシーベルトの問題が、福島の問題に限定されるものではなく、原発事故が起きたときの、 避難の問題に大きく関わってくることが理解できると思います。
以下は 松田さんのスライド3ページの記述です。
1. 緊急時被ばく状況の下限が撤廃され、20mSvの根拠がなくなった
裁判に利用価値あり
2. 「しきい値を持たない」が明記されていない
3. 現存被ばく状況の長期目標値(1mSv)が明記されていない
4. 福島事故の経緯が誤認されている
5. 甲状腺がんの調査範囲と原因が誤認されている