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呑んだり食べたりフォトったり

私Numberが呑んだり食べたりした備忘録です。

ソメイヨシノ

2006-03-31 11:35:08 | 花・植物


愛車とパチリ。奥の方の桜がソメイヨシノ。現在日本の桜はその八割がソメイヨシノと聞きました。すっかりお馴染みの桜品種にして、桜そのものを身近にしてくれたのもこれですよね。パッと咲いてパッと散る。その潔くも儚いところが我々日本人の胸を打つとかなんとか。

けれども大島桜と江戸彼岸桜の交配と言われるこの染井吉野は、交配種らしく丈夫という特性を得ながらも、樹齢も短く、そのままでは実を成して次の世代を残す術を失ってしまったそうです。

特に戦後大挙して植樹された為、数年前よりその多くが枯れ始めていることが問題として伝えられています。人の営みに照らし合わせ、儚く散りながらも毎年花咲かす健気さ等が美しく謳われたりもしますし、樹齢の点はそれに輪をかけるかもしれません。

でも本当に儚いのは、人の悪戯の為に次世代を残せない生命を生んでしまったことじゃないかと思えるんです。散るために咲くどころか、枯れる為に生き続ける。ある意味、より人間らしいのかもしれませんが・・・ ・・・

実は朝顔だとか錦鯉、江戸の昔から、風流を謳いながらも何かしっくりとこない人の傲りは多かったりするんですよね。そう思うにいたって、殊更桜に慈悲を感じた、今年の春なのでした。


オオシマザクラ

2006-03-30 13:01:48 | 花・植物


さて、お目当ての大島桜です。魅力に負けてちょっと寄り過ぎですね。

和菓子に限らず、季節の先取りは世の常。こうして桜が満開になってる頃、
何故か桜餅とか 巷には桜の葉っぱが出回ってるのは考えてみたら不思議ですよね?
 
桜の花の塩漬けなんかは採貯めもしておけますが、新鮮が売りの色鮮やかな桜の葉等はその年の初めに摘むんだそうです。その主役が大島桜。
こういう季節の色々を、私は最近まで知ろうとしていなかったようです。いや、元々自然やそれに関係した事は好きだったんですけどね、目にする物で止まっちゃってそこから先の洞察をすることが無かったってことなんです。

現在、伊豆は松崎町の大島桜から採取する桜の葉が、 全国の7割を占めてるんですって。大島桜の葉は大きいというイメージがあったんですが、育つ環境や微妙な品種の差異などで葉の大小・早い遅い・花の形にさえ違いがあるんですってね。

そう聞いてから色々見ていたらだんだん区別が付かなくなってきました。この写真見てたらソメイヨシノみたいだし。あれ~?


ヤマザクラ

2006-03-29 16:41:54 | 花・植物


先週に続き、昨日の休みも館山道を使い南下。富浦まで行ってきました。丁度桜が見頃だろうと半月ほど前から決めていたスケジュール。

出かける前に用事があって近所の川辺を歩いたら、いつの間にか目に桜色が飛び込んでくるんです。もう春がここまで来ていたんですね。自然を愛でるのが好きとか言ってるわりには家の周りを出歩かないから気が付かなかった。南国の春は待っててくれるでしょうか?

曇り空の中出かけたんですが、現地では太陽が顔を出してくれる程天気に恵まれました。先ず最初に出迎えてくれたのは山桜。花と共に葉っぱも顔出してますね。

さあ、ずんずん行きましょう。続きは明日。

うずらの卵フライ

2006-03-28 16:01:47 | 食べ物


マメに更新しないもんだから、サーバに画像を上げたまま放置してるのが数枚ある。

先週館山行ったときSAで買ったうずらの卵のフライとコロッケ。小学校高学年の時精肉屋さんで買っては、遊び場にしてた神社の境内なんかで食べたのです。そういう思い出があるから時々食べたくなるのかな? 他にハムフライとか。

特別惚れ込むような味ってわけでもないんだけど、時々無性に食べたくなるのね。そして食べれば、大抵どんなものでも納得するの。

でも納得出来ないお総菜っていうのもあって、おいなりさんとかかんぴょう巻(こちらでは与三郎巻なんて言います)は「これじゃなーい!」ってなっちゃうね。多分舎利の酢加減・味加減のせいなんでしょうけど。

思い出ってってやつは厄介だよね。だから楽しめるんだろうけども。

楽焼

2006-03-27 16:52:32 | 骨董・アンティーク


昨日のお菓子はこのお茶碗で頂きました。楽焼なんですけど、京菓子に合わせて京都の作家物です。ちよっと安易だけど。

単純に京焼という場合は京都で焼かれたもの全般を指したりもしますが、何でも良いというわけではなくて、そこには京の雅が息づいていますね。これは他の産地と比べても希なことで、大変なことです。

磁器・陶器は勿論、芸術性の高い上絵付け・造形。京楽は鴨川由来の土と、雅を奏でる京焼の伝統が努めるわけでなく脈々と受け継がれてる というと褒めすぎでしょうか。

ただ、いい加減な新物が多い中にあっては、真面目な物が多いと思いますし、気軽なお値段でしっかり楽しめる品物も多いと感じています。