「鈴鹿１０座」東近江市が「簡易登山届システム」提供開始

　滋賀県東近江市は、市が推奨する鈴鹿山脈に連なる１０の山峰「鈴鹿１０座」の登山ルートで使える「簡易登山届システム」の提供を４月から始めた。

　利用状況などのデータはまだそろっていないが、担当者は「遭難時の迅速な救助に役立つ」と利用を呼びかけている。

↑写真：産経新聞より

　日本山岳ガイド協会とインフカムが提供する「コンパス登山届システム」を活用。スマートフォンでＱＲコードを読み込み、画面に従って入山口を選択。届出者名や緊急連絡先などを入力するだけで簡単に登山届が提出できる。

　ＱＲコードの付いた「登山安全カード」は、「道の駅奥永源寺渓流の里」（東近江市蓼畑(たてはた)町）にある「鈴鹿１０座ビジターセンター」で入手できる。
　東近江市森と水政策課の西堀太貴主事は「登山届を出すことをまず知ってもらいたい。システム利用で山岳遭難時も迅速な救助に役立つ」と話している。

＜産経新聞より＞