「滋賀県河川漁業協同組合連合会」と地元の「愛知川上流漁業協同組合」は7月8日、「アユ釣り教室」を愛知川上流(東近江市黄和田町)の美しい清流で開き、参加者はおとりにアユを使う友釣りを体験した。

↑写真:滋賀報知新聞より
河川は、海や琵琶湖のように魚類資源が豊富でない。このため漁業法では、漁業権を受けた河川漁協が、限りある資源を守るため、稚魚の放流や漁場管理などの「増殖の義務」が課せられている。
この教室は、釣りファンを増やすともに、河川漁協組合員の高齢化や減少が進む中、組合事業に関心をもってもらうのが目的。
アユ友釣りと渓流えさ釣り教室は、滋賀県内の組合管理の河川で毎年度開かれており、今年度も愛知川のほか、安曇川などで計5回計画されている。
この日は、80人の応募から抽選で選ばれた10人が参加し、1人1人にベテラン指導者がつき、「アユの友釣りを体験」した。
教室では、はじめに釣り方やおとりの付け方を説明。また、1年で一生を終えるアユが、夏場に縄張りを形成してコケを食べて一気に成長する生態や、この習性を利用しておとりになるアユに針をつけて縄張りに入れて追わせて釣る「友釣り」の仕組みを紹介した。

↑写真:滋賀報知新聞より
このあと、参加者は組合員とペアになってアユの友釣りを体験し、次々とアユを釣り上げていた。
地元の愛知川上流漁協組合の池田則之組合長は、「奥永源寺地域の自然環境の良さを感じてもらいたい」と期待していた。
また、若手の組合員、前田武洋さんは、「組合の放流活動などで河川の水産資源が維持されていることを知ってもらえれば」と話していた。
また、若手の組合員、前田武洋さんは、「組合の放流活動などで河川の水産資源が維持されていることを知ってもらえれば」と話していた。
愛知川上流漁協組合
東近江市政所町1692-2
<滋賀報知新聞より>