2022年「全国学力テスト」 滋賀県は８回連続 全科目で全国平均を下回る

　ことし４月、小学６年生と中学３年生を対象に行われた「全国学力テスト」の結果が公表され、滋賀県は、８回連続で全ての科目で全国平均を下回ったことが分かった。

　「全国学力テスト」は、文部科学省が子どもたちの学力を把握して授業の改善につなげることを目的に、全国の小学６年生と中学３年生を対象に、毎年、行っている。
　ことし４月に行われた「学力テスト」には、滋賀県内３１８の小中学校の児童生徒およそ２万４０００人が参加し、結果が公表された。

　それによると、滋賀県内の平均正答率は、小学校、中学校ともに、国語と算数・数学の全てが８回連続で全国平均を下回った他、４年ぶりに実施された理科も全国平均を下回ったことが分かった分かった。

 特に小学校の国語は、全国４４位タイ。愛知・奈良・沖縄と並んで、全国最下位だった。

　小学校の国語の平均正答率は６３％と全国平均より２.６ポイント低くなったほか、中学校では国語が１ポイント、数学が０.４ポイント低くなっているが、去年と比べてその差は改善しているという。

　今回のテストでは、いずれの教科でも、文章や図から問題を読み解く力に課題がみられたということで、滋賀県教育委員会は、結果を詳しく分析した上で、市町の担当者とともに改善策を検討していくことにしている。
　滋賀県教育委員会の福永忠克教育長は「結果をとても重く受け止めている。原因をしっかりと分析して改善を図っていきたい」と話していた。

＜NHK大津より＞

＜筆者の悲しいコメント＞

「全国学力テスト」は今年もまた滋賀県教育委員会は期待を裏切った。昨年もこのブログで取り上げたが効果は表れていない。

「全国学力・学習状況調査」　滋賀県の小中学力全国平均下回る
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/54e98b244c9fa3f3f763d2aeaa12368d

　このブログでは非難することを良しとしないが8年も連続して全国平均を下回ると恥ずかしくもなく伝えているが滋賀県教育委員会の無能さに虚しさを覚える。恥ずかしくないのだろうか。

　滋賀県教育委員会は毎回結果分析こそしているが効果が出る対策が打てていない、結果が出ていない。毎回、対策を講じると8年も同じことを言っている。滋賀県の教員は何とも感じていないのだろうか。知事、首長は危機を感じないのだろうか。滋賀県には何とかしようとする教師はいないのだろうか。

　教育は効果的な対策と根気良いと取り組みが必要なのは分かっている。教育は学校教育だけでは難しいのも分かっている。家庭、地域社会の協力と連携も必要であろう。

　8年もの間、結果を出せていない公立の滋賀県教育界が役割を果たせぬのならもはや塾や予備校、私学教育に頼るしかないのだろうか。悲しい滋賀県の教育界の実情である。

　

　ことは滋賀県教育委員会だけの問題だけではない。滋賀県民が挙って子供たちの教育レベルアップを図るため立ち上がるべきである。

　以上、老婆心からの辛口コメントだが間違いであればお詫びする。