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幕末、疫病禍の救世主に学ぶ 日野で蘭方医・賀来寿平企画展

 江戸時代末期の滋賀県日野町で天然痘の撲滅に尽力した蘭方医賀来寿平(春斎)(1809年−1891年)の功績をたどる企画展「幕末・維新期の疫病と日野」が、近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」で開かれている。
 
 
↑写真:中日新聞より

企画展「幕末・維新期の疫病と日野」
開催期間: 3月25日まで。月、火曜休館。
 ・18日14:00~ギャラリートークがある。
場所: 近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」(滋賀県日野町西大路1264)
入館料: 高校生以上300円、小中学生120円で、町在住者は無料。
問い合わせ: 近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」(0748ー52ー0008)
https://www.hinofurusatokan.jp/

 「賀来寿平」は豊前国佐田(現・大分県宇佐市)出身。1838年に京都で医学を習得し、1841年には開業していたとみられる。日野町内で初めて種痘を実施し、領主の水口藩主から高い評価を受け、「春斎」の名で文化人としても名をはせた。
 企画展は、日野町内で新たに製薬や治療の方法を書き残したメモ書き「集方録」や、晩年の肖像画などの遺品が見つかり、末裔(まつえい)から提供を受けたことから、初めて公開することになった。
 こうした遺品に加え、江戸後期から明治初期にかけて流行したはしかやコレラといった疫病の当時の対処法を紹介するパネルなど51点を展示。
賀来本人の種痘医の免許状や、接種済みの証明書、直筆の墨絵もある。疫病退散を願う町の習俗も解説している。

<中日新聞より>

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