栗東市など滋賀県内各地の厩舎(きゅうしゃ)の競走馬のふんを肥料にして、草津市の水田で育てた酒米を使った日本酒「勝利馬(しょうりうま)」を、清酒「白雪」の「小西酒造」(兵庫県伊丹市)が販売する。

田んぼの土は、立命館大生命科学部(草津市)の久保幹(もとき)教授(環境微生物学)が考案した土壌診断技術で、養分のバランスを整えた。
ドーピング検査が徹底されている競走馬は、薬物やエサを厳重に管理しており、馬ふんは化学物質を含まない安全な堆肥となる。
同じように作った日本酒を2013年にも発売し、国内だけでなく、香港やイタリアなど海外にも出荷して好評だったという。
今回は草津市の田渕農場に米づくりを依頼。
今回は草津市の田渕農場に米づくりを依頼。
久保教授が代表理事を務める一般社団法人「SOFIX農業推進機構」(草津市)の土壌肥沃(ひよく)度診断の精度も上がり、馬ふんに加えて牛ふんや米ぬかも使いながら、窒素やリン酸、カリウムのバランスが取れた、科学的に良質と証明された堆肥を使った水田で栽培した。
小西酒造の15代目小西新右衛門社長は「しっかりした厚みのある味わい。コメの特徴を、前回とは比べものにならないくらい引き出せた。競走馬という話題性もある」とアピールする。久保教授も「非常にいい酒に仕上がった」と語った。
「勝利馬(しょうりうま)」は、小西酒造が運営する「長寿蔵オンラインショップ」で6月1日から予約を始めた。出荷は6月7日から。720mlで3850円。
「長寿蔵オンラインショップ」
https://choujugura.com/SHOP/01361.html
小西酒造
伊丹市東有岡2丁目13
http://www.konishi.co.jp/index.php
<中日新聞より>
小西酒造の15代目小西新右衛門社長は「しっかりした厚みのある味わい。コメの特徴を、前回とは比べものにならないくらい引き出せた。競走馬という話題性もある」とアピールする。久保教授も「非常にいい酒に仕上がった」と語った。
「勝利馬(しょうりうま)」は、小西酒造が運営する「長寿蔵オンラインショップ」で6月1日から予約を始めた。出荷は6月7日から。720mlで3850円。
「長寿蔵オンラインショップ」
https://choujugura.com/SHOP/01361.html
小西酒造
伊丹市東有岡2丁目13
http://www.konishi.co.jp/index.php
<中日新聞より>