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八幡瓦の伝統文化 鬼面瓦展(近江八幡市)

 かわらミュージアムで企画展「鬼面瓦展」が開かれている。

↑写真:滋賀報知新聞より

 「八幡瓦」の伝統文化や製造技術を伝える「かわらミュージアム」には、江戸時代から昭和まで屋根瓦の産地として隆盛を極めた貴重な八幡瓦が収蔵保存されている。
今回の企画展では、社寺や大きな民家の棟屋根などに飾り付けられた鬼面瓦にスポットを当て、伝統工芸品としての創造性や製造技術、職人が作品に託した想いなど、鬼面瓦の魅力を紹介している。

企画展「鬼面瓦展」
開催日時: 9月5日まで。09:00~17:00(入館は16:30)。月曜日休館(8月9日開館、翌10日休館)
開催場所: かわらミュージアム(近江八幡市多賀町738−2)
入館料: 一般300円、小中生200円。

鬼面瓦づくり体験教室
開催日時: 8月7日(土)10:00~、13:30~の2回
参加費: 千円(粘土代、焼成費用含む)。
定員各回12人(先着順)。
問い合わせ・参加申し込み: かわらミュージアム(TEL 0748―33―8567)

かわらミュージアムHP
https://www.city.omihachiman.lg.jp/soshiki/kanko/4/2/1044.html

豊かな表情で悪を祓うー職人の創造性と匠の技
 「鬼面瓦」は、厄よけや魔除けの置物として制作され、据え付ける屋根の位置により鋭い視線や面の向きに変化が付けられ、地上からの鑑賞に配慮された表情や形が見受けられる。
鬼面瓦の職人は、鬼師とも呼ばれ、作品の大きさや奇抜さ、造形を競い合い、八幡瓦の発展に大きな役割を果たしてきた。

 会場には、文化財価値のある江戸時代の重厚なつくりの鬼面瓦23点と同ミュージアムの工房で制作された装飾用の鬼面瓦100点が並べられている。中には、鬼師として知られた市井金六が1820年に制作した大きな「願故寺山門棟鬼瓦」や1794年、垣内平兵衛と久田佐兵衛作の「降鬼」など、現代では作られなくなった大きな鬼面瓦がある。
 
 「鬼面瓦」は、恐ろしい顔の表情で睨み付けて災いや難を追いやるとの言い伝えから、悪が近寄らないよう主に屋根棟の両端に取り付けられ、平穏な日々が続くことが祈願されてきた。
今回の展示では、険しい表情の鬼面によりコロナ禍が退散するよう願いが込められている。

<滋賀報知新聞より>
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